9月8日から10日にかけて、静岡県の富士スピードウェイにおいて、WEC世界耐久選手権の2023年第6戦『富士6時間レース』が開催され、地元戦となったTOYOTA GAZOO Racing7号車トヨタGR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が優勝。第1戦セブリング、第3戦スパ、第5戦モンツァに次ぐ、今季4勝目を挙げた。
2位には僚友の8号車GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)が入り、トヨタは最終戦を待たずにマニュファクチャラーズタイトルを手に入れた。
「とりあえず『転がしてた』わけじゃない」富士を“読み切った”トヨタ小林可夢偉の勝負勘【WEC第6戦レビュー】
ドライバー選手権では、首位8号車の3人に対して7号車陣営がポイント差を詰める結果となった。
迎える最終戦・バーレーン8時間レースは、通常の1.5倍ポイントが与えられる長距離戦となっており、数字上はランキング3~4位のフェラーリ499Pの2台を含めた4台でタイトルを争うことになる。
富士では、今季デビューしたポルシェ963が2度目の表彰台を獲得。この結果、マニュファクチャラー選手権でポルシェはキャデラックを逆転し、3位に立っている。
LMP2クラスではランキング首位のチームWRT41号車陣営が優勝し、ポイントリードを拡大してバーレーンへ。すでに前戦モンツァでタイトルが決まっているLMGTEアマクラスでは、今回優勝したAFコルセ54号車陣営が、ランキングでも急浮上を果たしており、最終戦では選手権2位争いが白熱しそうな様相だ。
次戦、最終第7戦バーレーンは、11月4日土曜日に決勝レースが行われる。
■2023年FIAハイパーカー世界耐久ドライバー選手権(トップ5)
Pos.DriverPoints1B.ハートレー/平川亮/S.ブエミ1332J-M.ロペス/小林可夢偉/M.コンウェイ1183A.ピエール・グイディ/A.ジョビナッツィ/J.カラド1024A.フォコ/M.モリーナ/N.ニールセン975A.リン/E.バンバー/R.ウエストブルック72
■2023年FIAハイパーカー世界耐久マニュファクチャラー選手権
Pos.ManufacturerPoints1トヨタ1782フェラーリ1383ポルシェ814キャデラック765プジョー586グリッケンハウス367ヴァンウォール8
■2023年FIAエンデュランス・トロフィーLMP2ドライバー(トップ5)
Pos.DriverPoints1L.デレトラズ/R.クビサ/R.アンドラーデ1352A.コスタ/F.シェーラー/J.スミエコウスキー1023F.ルビン/P.ハンソン1014J.ピアソン/O.ジャービス855F.アルバカーキ75
■2023年FIAエンデュランス・トロフィーLMP2チーム(トップ5)
Pos.TeamPoints1チームWRT(#41)1352インターユーロポル・コンペティション1023ユナイテッド・オートスポーツ(#22)1014ユナイテッド・オートスポーツ(#23)855アルピーヌ・エルフ・チーム(#36)74
■2023年FIAエンデュランス・トロフィーLMGTEアマ・ドライバー(トップ5)
Pos.DriverPoints1B.キーティング/N.キャツバーグ/N.バローネ1642M.ガッティン/R.フレイ/S.ボビー793D.リゴン/F.カステラッチ/T.フロー734C.リード/J.アンドラウアー/M.ペデルセン685A.アル・ハーティ/C.イーストウッド/M.ディナン65
■2023年FIAエンデュランス・トロフィーLMGTEアマ・チーム(トップ5)
Pos.TeamPoints1コルベット・レーシング1642アイアン・デイムス793AFコルセ(#54)734デンプシー・プロトン・レーシング685ORT・バイ・TF65
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