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【2024年版】トヨタ シエンタVSトヨタ プリウスを徹底比較
シエンタとプリウスは、トヨタから販売されている人気車種です。どちらも長い歴史をもち、初代に対してリスペクトを感じられる一貫したテーマ性を持ちます。
【2024年版】トヨタ シエンタVSトヨタ ヤリスクロスを徹底比較
なお、シエンタは5ナンバーミニバンで、プリウスは3ナンバーサイズのハイブリッドカーです。車選びでミニバンとハイブリッドで迷っている方は、最適な車を見極めるためにも、両車種をベースに比較検討するとよいでしょう。
当記事では、シエンタとプリウスの性能を比較します。
トヨタ シエンタのプロフィール
トヨタから販売されるシエンタは、同メーカー内で最小サイズのコンパクトさを持つ5ナンバーミニバンです。ファミリー層をターゲットとした快適機能が充実しており、多彩なシートアレンジや広々とした空間設計など、家族に優しい思想が組み入れられています。
トヨタのミニバンにはほかにもヴェルファイアやアルファードなど多数のラインナップも存在しますが、シエンタはミニバンのなかでもリーズナブルな価格帯で、デザインもシンプル。「忙しいお母さん」をメインターゲットとした設計でほかの車種と差別化されています。
なお、数年前までは5ナンバーミニバンとしてノアやヴォクシーも存在していましたが、これらの車種はモデルチェンジとともに5ナンバーではなくなりました。現状、ミニバンジャンルで5ナンバーなのは、シエンタだけです。
コンパクトボディを活かした低燃費性能と小回りが利く最小回転半径5.0mにより、ミニバンが苦手とする細路地や入り組んだ道でも、スムーズに走行できます。
先代モデルとの比較
シエンタは現行モデルが3代目にあたり、その歴史は2003年から始まっています。
初代シエンタは後部座席に両側スライドドアを搭載した車種として注目を集め、当時からファミリー層を中心に指示を獲得しました。シエンタのファミリーユースを想定した構造は、初代から受け継がれているものだとわかります。
2代目シエンタの販売開始は2015年。フルモデルチェンジが12年ぶりなこともあり、先進的な空間設計やパワースライドドアのスマートロック機能・リヤシートリマインダーなど便利な機能が多数採用されました。また、安全装備にトヨタの予防安全パッケージ「Toyota safety Sense」が搭載されたのも、2代目シエンタからです。
数々のマイナーチェンジを経た2022年8月、現行の3代目シエンタにバトンタッチしました。
トヨタ プリウスのプロフィール
プリウスはトヨタの代表車種ともいえるハイブリッドエンジン搭載車です。高い燃費性能と未来的な流線型のフォルムを持ちます。
ハイブリッド車のご先祖ともいえる存在で、発売当初は世間からは「世界初の量産ハイブリッドカー」とも呼ばれていました。高効率のハイブリッドエンジンによる際だった燃費性能の高さや走行の静粛性により、現在に至るまで数多くのドライバーを虜にしています。
現行の5代目プリウスには、高剛性を追求した第2世代TNGAプラットフォームが採用。パワートレインは改良された1.8Lハイブリッドシステムと2.0Lハイブリッドシステムのほか、新たに長距離のEV走行を可能にする「2.0Lプラグインハイブリッドシステム」のモデルが登場しました。
運転席は走る楽しさを追求できるよう、8ウェイパワースポーティシートや先進的フードレスメーターなど、近未来を感じさせる最新技術が多数搭載されています。
ボディデザインもシンプルなものからシャープでスタイリッシュなものに変わり、スポーツ車を彷彿とさせるような仕上がりに進化しました。
先代モデルとの比較
初代のプリウスは、1997年に販売開始された世界初の量産型ハイブリッドカーです。1997年当時から最高燃費28.0km/Lの破格な燃費性能を誇り、ガソリン代の節約の大きく貢献できる車として高い人気を獲得しました。
2代目プリウスの登場は2003年。初代のコンセプトを踏襲しつつ、ハイブリッドエンジンのブラッシュアップや空力性能に注力したボディデザインなど、時代を少し先取りしたような先進設計がなされました。燃費性能は初代から大幅にアップした35.5km/Lを実現しています。
2009年に発売された3代目プリウスでは、エンジンの排気量を1.5Lから1.8Lに変更し、出力を向上。平坦な道だけでなく坂道や悪路でもパワーが落ちにくいよう、あらゆるシーンで使えるモデルに進化しました。
4代目は2015年に登場し、従来よりもスポーティな走りに寄せた改良が施されています。最高燃費は40km/L台を超え、ボディデザインは重心を下げて安定性を向上。「攻めのモデルチェンジ」として若年層の人気も獲得したそうです。
その後、2023年1月に現行の5代目にバトンタッチしました。
グレードと価格の比較
ここではシエンタとプリウスのグレード展開や価格を比較します。具体的なラインナップは下記の通りです。
シエンタのグレード
ハイブリッド車メーカー希望小売価格HYBRID Z(2WD)(7人乗り)3,036,600円(税込)HYBRID Z(E-Four)(7人乗り)3,234,600円(税込)HYBRID Z(2WD)(5人乗り)2,996,600円(税込)HYBRID Z(E-Four)(5人乗り)3,194,600円(税込)HYBRID G(2WD)(7人乗り)2,727,500円(税込)HYBRID G(E-Four)(7人乗り)2,925,500円(税込)HYBRID G(2WD)(5人乗り)2,687,500円(税込)HYBRID G(E-Four)(5人乗り)2,885,500円(税込)HYBRID X(2WD)(7人乗り)2,430,000円(税込)HYBRID X(E-Four)(7人乗り)2,628,000円(税込)HYBRID X(2WD)(5人乗り)2,390,000円(税込)HYBRID X(E-Four)(5人乗り)2,588,000円(税込)シエンタのグレード
ガソリン車メーカー希望小売価格Z(2WD)(7人乗り)2,686,600円(税込)Z(2WD)(5人乗り)2,646,600円(税込)G(2WD)(7人乗り)2,377,500円(税込)G(2WD)(5人乗り)2,337,500円(税込)X(2WD)(7人乗り)2,035,200円(税込)X(2WD)(5人乗り)1,995,200円(税込)プリウスのグレード
プラグインハイブリッド車メーカー小売希望価格Z(2WD)4,600,000円(税込)プリウスのグレード
ハイブリッド車メーカー小売希望価格Z(E-Four)3,920,000円(税込)Z(2WD)3,700,000円(税込)G(E-Four)3,420,000円(税込)G(2WD)3,200,000円(税込)車両価格は全体的にシエンタのほうがリーズナブルです。プリウスは高性能のハイブリッドエンジンを売りにした車種なため、車両価格は同ジャンルでも比較的高めに設定されています。
コストパフォーマンスを重視するならシエンタのほうがうえです。"
外観とボディサイズの比較
ここではシエンタとプリウスのボディサイズを比較します。
具体的なサイズは下記の通りです。
シエンタ全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,695~1,715mmプリウス全長4,600mm×全幅1,780mm×全高1,420~1,430mmシエンタは5ナンバー、プリウスは3ナンバーの規格です。住宅密集地にお住まいでコンパクトさを求めるなら、シエンタのほうが使い勝手がよいといえるでしょう。
なお、機械式立体駐車場の一部では車高制限が1,550mmの場所が存在するため、シエンタに関しては利用できない可能性があります。
室内の広さを比較
ここではシエンタとプリウスの室内サイズを比較します。
具体的なサイズは下記の通りです。
シエンタ室内長2,030~2,545mm×室内幅1,530mm×室内高1,300mmプリウス室内長1,840mm×室内幅1,500mm×室内高1,130~1,135mm居住性はミニバンであるシエンタのほうがうえです。5人乗りモデルでもプリウスより空間が広いため、空間のゆとりを重視するならシエンタのほうがよいでしょう。
燃費性能の比較
ここではシエンタとプリウスの燃費性能を比較します。
具体的な数値は下記の通りです。
シエンタのグレード
ハイブリッド車WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードHYBRID Z(2WD)7人乗り28.2km/L27.1km/L29.8km/L27.6km/LHYBRID Z(E-Four)7人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/LHYBRID Z(2WD)5人乗り28.4km/L27.5km/L30.2km/L27.8km/LHYBRID Z(E-Four)5人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/LHYBRID G(2WD)7人乗り28.2km/L27.1km/L29.8km/L27.6km/LHYBRID G(E-Four)7人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/LHYBRID G(2WD)5人乗り28.4km/L27.5km/L30.2km/L27.8km/LHYBRID G(E-Four)5人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/LHYBRID X(2WD)7人乗り28.5km/L27.5km/L30.3km/L27.9km/LHYBRID X(E-Four)7人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/LHYBRID X(2WD)5人乗り28.8km/L27.9km/L30.7km/L28.1km/LHYBRID X (E-Four)5人乗り25.3km/L25.5km/L26.2km/L24.7km/Lシエンタのグレード
ガソリン車WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードZ(2WD)7人乗り18.3km/L14.1km/L19.1km/L20.3km/LZ(2WD)5人乗り18.4km/L14.2km/L19.2km/L20.5km/LG(2WD)7人乗り18.3km/L14.1km/L19.1km/L20.3km/LG(2WD)5人乗り18.4km/L14.2km/L19.2km/L20.5km/LX(2WD)7人乗り18.3km/L14.1km/L19.1km/L20.3km/LX(2WD)5人乗り18.4km/L14.2km/L19.2km/L20.5km/Lプリウスのグレード
プラグインハイブリッド車WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードZ(2WD)26.0km/L23.7km/L28.7km/L25.5km/Lプリウスのグレード
ハイブリッド車WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードZ(2WD)28.6km/L26.0km/L31.1km/L28.2km/LZ(E-Four)26.7km/L23.4km/L29.3km/L26.8km/LG(2WD)32.6km/L29.9km/L37.3km/L31.2km/LG(E-Four)30.7km/L27.6km/L34.9km/L29.8km/L最高値はプリウス「G」の32.6km/Lです。プラグインハイブリッドモデルは26.0km/Lとシエンタの最高値28.8km/Lを下回りますが、こちらは電動モーター単独のEV走行ができる分、総合的な燃費性能はさらに高いといえるでしょう。
燃費重視で選ぶなら、電動モーターの性能に定評のあるプリウスがうえです。
動力性能の比較
こちらではシエンタとプリウスの動力性能を見ていきましょう。
両車種のスペックは下記の通りです。
シエンタのグレードエンジン種類総排気量最大出力ハイブリッド車全グレード直列3気筒1.490L67kW(91PS)/5,500r.p.mガソリン車全グレード直列3気筒1.490L88kW(120PS)/6,600r.p.mプリウスエンジン種類総排気量最大出力2.0Lプラグインハイブリッド車直列4気筒1.986L111kW(151PS)/6,000r.p.m2.0Lハイブリッド車直列4気筒1.986L112kW(152PS)/6,000r.p.m1.8Lハイブリッド車直列4気筒1.797L72kW(98PS)/5,200r.p.m現行のプリウスはスポーティな走りを追求されたモデルなため、2.0Lモデルの出力が優秀です。坂道や雪道の走行でもスムーズな走りを求めるならプリウスのほうがよいでしょう。
タイヤサイズの比較
ここではシエンタとプリウスのタイヤサイズを比較します。
各タイヤサイズは下記の通りです。
シエンタ185/65R15プリウス195/50R19・195/60R17(メーカーオプション)タイヤサイズはプリウスのほうが2インチ~4インチほど大きめです。タイヤが大きいほどずっしりと安定した走行ができるため、揺れや振動に強い車を求めるならプリウスがよいでしょう。
安全装備の比較
シエンタとプリウスには、どちらにもトヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」により、事故予測や運転支援を自動で行ってくれます。
事故が起こった際に、一昔前の車ではケガを防止する機能が備わっていましたが最新の車は事故自体の防止機能が備わっているのが主流です。そして、それらを搭載したToyota Safety Senseの機能が多いモデルは安全性が非常に高いといえるでしょう。
搭載されている機能は全車で共通しているわけではなく、車種やグレードによって異なります。
シエンタには以下の機能が備わっています。
・プリクラッシュセーフティ
・レーントレーシングアシスト+レーンディパーチャーアラート
・停止保持機能付きレーダークルーズコントロール(HYBRID Zのみ)
・レーダークルーズコントロール(HYBRID Z以外)
・アダプティブハイビームシステム(HYBRID Z / Zのみ)
・オートマチックハイビーム(HYBRID Z / Z以外)
・ロードサインアシスト
・ドライバー異常時対応システム(HYBRID Zのみ)
・プロアクティブドライビングアシスト
・発進遅れ告知機能
一方、プリウスに搭載されている機能は以下の通りです。
・プリクラッシュセーフティ
・緊急時操舵支援+フロントクロストラフィックアラート+レーンチェンジアシスト(Zのみ)
・レーントレーシングアシスト+レーンディパーチャーアラート
・レーダークルーズコントロール
・アダプティブハイビームシステム(プラグインハイブリッドモデルのみ)
・オートマチックハイビーム(プラグインハイブリッドモデル以外)
・ロードサインアシスト
・ドライバー異常時対応システム
・プロアクティブドライビングアシスト
・発進遅れ告知機能
一部の機能に違いはありますが、搭載されている機能数や充実度では、両車とも同レベルといえるでしょう。ただし、どちらも上級グレードにしか搭載されないものがあるため、安全性を求めるなら車種よりグレードで選ぶのをおすすめします。
ラゲッジスペースの比較
ここではシエンタとプリウスのラゲッジスペースを比較します。
具体的なサイズは下記の通りです。
シエンタ奥行990~1,525mm×幅1,265mm×高さ1,055~1,105m
荷室容量:約-Lプリウス奥行-mm×幅-mm×高さ-m
荷室容量:最大410L前述した室内空間の広さを考慮すると、収納力はミニバンであるシエンタのほうがうえといえるでしょう。
後席を倒して収納力を上げる機能はシエンタとプリウス両方に備わっているため、どちらでも長尺の荷物を収納できます。しかし、シエンタはラゲッジの高さがプリウスの2倍ほどあり、自転車を収納できるほどのスペースを確保できる点が強みです。
おすすめグレードの選び方
ここからは、シエンタとプリウスのおすすめグレードを「価格・走行性能・装備」の3つの観点で紹介します。
車選びで車種が決まった際、次に迷うのがグレードです。どのモデルを選ぶかで性能や快適性が大きく異なる場合があるため、自分の好み・予算・用途に合ったグレードを選ぶ必要があります。
どのような点に違いがあるのかを把握したうえで、最適なグレードを選択しましょう。
価格重視
車を価格重視で選ぶ場合、シエンタは5人乗りガソリン車のX(2WD)、プリウスは「G」がおすすめです。
シエンタのXはミニバンにもかかわらず車両価格が200万円を下回るコストパフォーマンスが魅力。軽自動車レベルの価格帯で5人~7人乗りのミニバンが買えるため、予算が厳しい場合も比較的簡単に入手できます。
プリウスのGは、高性能のハイブリッドエンジンを搭載しながら価格が税込320万円と、3ナンバーサイズのなかでも良好なコストパフォーマンスを誇ります。低燃費なため購入後のガソリン代の節約にも効果的です。
走り重視
走行性能を重視する場合、シエンタはハイブリッドエンジン搭載のグレードを、プリウスなら「Z(2.0L プラグインハイブリッド車 )」がおすすめです。
シエンタのハイブリッドモデルは、ハイブリッドエンジンによる出力の補正に加え、信号の多い都市部の走行でもストレスの少ないレスポンスの早さを発揮します。音に敏感な小さなお子様でも安心して寝られるため、快適性に優れた走り心地を体感できるでしょう。
プリウスのプラグインハイブリッド車は、EV走行による高い静粛性が魅力です。出力と加速性能にも優れるため、快適かつスポーティな走りを実現してくれます。
装備重視
車を装備や高級感重視で選ぶのなら、シエンタは「Z」、プリウスならプラグインハイブリッドを含めた「Z」がおすすめです。
シエンタのZは、金属調塗装の特別感のあるフロントグリルが備わっており、ヘッドランプはオートレベリング機能付きBi-Beam LEDに変更。ホイールはダークグレーメタリック×シルバーメタリック塗装に変更されています。各パーツにダークカラーの加飾が施されるため、ほかのグレードよりも高級感があるでしょう。
また、ワンタッチ式スイッチ付デュアルパワースライドドアはフロア側面から足で操作できるハンズフリー仕様に。小さなお子様や荷物で両手が塞がっていても操作できるため、買い物帰りのお母さんにとって便利な機能です。ファミリーユースを想定したシエンタならではの機能が搭載されたグレードといえるでしょう。
プリウスのZグレードは、リヤバンパーロアやフロントロアグリルを始めとした各パーツに、艶ありブラック・金属調シルバー塗装が施されています。もともとスタイリッシュなデザインのプリウスですが、Zグレードだと高級車を彷彿とさせるような光沢感を楽しめます。
また、Zグレードのみオプションで手動サンシェード付パノラマルーフを追加でき、クリアな視界と開放感のある空間を実現。フロントドアガラスにはスーパーUVカット&IRカット機能が備わっており、夏場の日焼け防止にも効果的です。
※本記事は、2024年6月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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みんなのコメント
シエンタvsプリウスてwwww
マイバッハとアルトを比較する記事も可能だな