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女性問題抱えるレッドブルF1代表、現職続投でチーム分裂の引き金に? フェルスタッペン父「彼は被害者ぶっている」

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女性問題抱えるレッドブルF1代表、現職続投でチーム分裂の引き金に? フェルスタッペン父「彼は被害者ぶっている」

 F1の2024年シーズンがバーレーンで幕を開け、レッドブル・レーシングがワンツーフィニッシュを達成した。その裏で影を落としているのが、チーム代表であるクリスチャン・ホーナーの女性従業員への不適切行為疑惑だ。

 3度のF1世界チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンの父であり元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは、ホーナーが代表に留まり続けることでチームが“分裂”する可能性があるとして、事態の完全解決を求めた。

■FIA会長、新展開を迎えた”ホーナー代表問題”はF1にとって「ネガティブ」と判断。しかしFIAとして独自調査する可能性については否定

 この冬、チームを所有するレッドブル社は女性従業員からの申し立てを受けて、独自の調査を開始。長きにわたるホーナー代表の行動に関する調査はシーズン開幕前の2月28日(水)に終了し、レッドブル社は申し立てを却下してホーナー代表の潔白を証明した。

 ただ、そのわずか24時間後、匿名アドレスからチーム代表やメディアなどF1関係者にEメールが送信され、問題の中心となっている疑惑の証拠らしきモノがばら撒かれた。ホーナー代表を失墜させようとする動きが見られる中、ホーナー代表は当然疑惑を否定している。

 開幕戦から圧勝とコース上では好調さを見せるレッドブル・レーシングだが、チーム周辺に緊張感が漂っているのは明らかであり、ヨス・フェルスタッペンはホーナー代表の退陣を求めている。

 ヨス・フェルスタッペンはイギリスのタブロイド紙Daily Mailに対して次のように語った。

「彼がポジションに留まっている間、ここ(チーム)には緊張感が漂っている」

「チームがバラバラになる危険性がある。今のままではいけない。いずれ爆発してしまう。問題を引き起こしているのは彼なのに、被害者ぶっている」

 強い口調でホーナー代表の非難するヨス・フェルスタッペンのコメントは、4回目のF1世界タイトル獲得に向けて闘志を燃やすマックス・フェルスタッペンとその陣営がチーム内で大きな影響力を持っていることを物語っている。

 バーレーンGPの週末、マックス・フェルスタッペンはホーナー代表に対する見解を何度も質問され、慎重に言葉を選んで発言してきた。

 開催2日目の夜、ホーナー代表を信頼しているかと尋ねられたマックス・フェルスタッペンは次のように答えた。

「いいか、クリスチャンがチーム内でどのように機能しているかという点で、彼は素晴らしいチーム代表だ。だからパフォーマンス面では疑う余地はない。僕が考えるのはそれだけだ」

「クリスチャンとはよく話をするし、もちろん、この週末を通して彼はチームのために全力を尽くしている。彼はパフォーマンスのためここにいる。多分、少し気が散ったとは思うけどね」

「でもさっきも言ったように、僕らはパフォーマンス面だけに集中している。そうやってみんなで協力し合っているんだ」

 ホーナー代表の疑惑を巡っては、その座から引きずり下ろそうという水面下の駆け引きにヨス・フェルスタッペンが関与しているという噂もある。しかし当の本人はそれを否定している。

「それは筋が通らない」とヨス・フェルスタッペンは言う。

「マックスがここで上手くいっているのに、なぜ私がそんなことをするんだ?」

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