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【試乗】新型 ジープ グランドチェロキーL|パレルモレザーシートとエアスプリングの組み合わせが素晴らしく、遠くへと出かけたくなる

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【試乗】新型 ジープ グランドチェロキーL|パレルモレザーシートとエアスプリングの組み合わせが素晴らしく、遠くへと出かけたくなる

日本に根付いた歴史ある5代目モデル

本稿は、新型ジープ グランドチェロキーLの試乗レポートであるが、その前に少し歴史をさかのぼってみたい。

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読者の皆さんは、ジープ チェロキーという名はご存じだろうか。日本ではよく根付いた車名である。

ジープというモデルは日本に深く浸透しており、バブル期に日本に導入されたチェロキーは、一時期ホンダのディーラーで扱うほど人気があった。

だからこそ、ここまで根付いたモデルになったのだろう。

そして、今回試乗する新型「グランドチェロキーL」は、そもそもチェロキーの後継モデルとして1993年より作られ、今回試乗する最新モデルは5代目となる。

「Limited」と「Summit Reserve」、2つのグレードを乗り比べたので、その際のインプレッションをお伝えしていこう。

コンフォートなツーリングが似合うLimited

最初に試乗するのはLimitedである。

初めにエクステリアをチェックしていこう。

事前にカタログでチェックはしていたが、実車を目の前にすると、先代以上に堂々とした雰囲気と迫力を感じる。

逆スラントのフロントグリルは、ジープのアイデンティティであるセブンスロットグリルで構成されており、特に印象的だ。

そしてこのグリル、よく見ると状況に応じて開閉し、空力にも寄与するシャッター機構が装着されている。

ハイトがあるフロントノーズは力強さを表し、シンプルなフォルムも持続させながらリアへと流れるデザインで、小細工なしのマッスルさが伝わってくる。

フェンダーアーチの樹脂も、大げさな加飾を避けているようで本物感がある。

そして、このボディを支えるのが、 “FCAジョルジオプラットフォーム”と呼ばれる骨格だ。

アルファロメオ ジュリアやマセラティのSUVもこれを使用しており、コストをかけたプレミアム性の高いプラットフォームと言っていいだろう。

車内に乗り込むと、質の高いインテリアが迎え入れてくれ、所有する喜びを感じることができるはずだ。

シートへ座る。私のような小柄な体格の人には、もてあますようなシートの感触だ。非常にタフであり、簡単にはへたらないように思えるが、日本人には少々硬めかもしれない。

電子デバイスを多用したコックピットには、プレミアムモデルらしい装備がしっかりと装着される。

搭載されるエンジンは、3.6LのV型6気筒ユニットで、静粛性は申し分ない。

扱いやすさを身上としたユニットのようだが、秀でているというよりも、8速ATとのマッチングを優先したドライバビリティで、コンフォートなツーリングが得意そうだ。

一般道では優雅に流してみたが、インテリアの色がタンで明るく上品なことも相まって、落ち着いてドライブすることができる。

カーブでは思った以上にスタビリティが高く、大きさの割に安定している。

続けて高速道路に入り、一気に加速してみる。さすがに2トンを超えるボディのため、ゆったりとした加速であるのは否めない。

Limitedは少々ダンピングの抑えが足らない感じだが、高速道路でオートモードを使いゆったりと走るのが似合うだろう。

エアスプリングの効果が絶大なSummit Reserve

続いてもう1台試乗する。こちらは先に乗ったLimitedに比べ、およそ200万円ほど高価なSummit Reserveだ。

ホイールの大きさが、Limited は18インチだがSummit Reserveは21インチと大径なため、すぐに違いがわかる。

この手のモデルは、ホイールが大きいとプレミアム感が倍増する見栄えとなる。

車内に入ると、本木目とセンタークラスターのコントラストが目に入る。アメリカではなく、ヨーロッパの雰囲気を感じる装いだ。

インテリアにリアルマテリアルを使い、質の高さを向上させている。

特に「パレルモレザーシート」は、より優しい感触で、走る前から価格の違いを一瞬で感じられる。

エンジンはLimitedに搭載されるものと同様だ。しかし、始動させると幾分静かに感じ、走り出した瞬間、やはり気のせいではないことがわかった。

そして、このSummit Reserveは何といっても「エアスプリング」が搭載されている。

路面からの追従性がよく収まりも良いため、100mも走れば効果が絶大であることが十分理解できる。

Limitedの金属スプリング仕様と比較すると、より安定感があって包容力がある。高速道路でのハーシュネスも、しっかり収めていてすこぶる良い。

また、シートとエアスプリングのマッチングも良く、乗り心地のよさに貢献している。Limitedとの価格差も納得だ。

Mclntosh製プレミアムサウンドシステムは桁違いにクリアな音を奏で、とても心地よい。気持ちがファラウェイへと誘われる……。そんな気分を味わえるモデルであった。

文/松本英雄、写真/尾形和美【試乗車 諸元・スペック表】●リミテッド 4WD型式7BA-WL36L最小回転半径6.3m駆動方式4WD全長×全幅×全高5.2m×1.98m×1.82mドア数5ホイールベース3.09mミッション8AT前トレッド/後トレッド1.67m/1.67mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量2170kgシート列数3最大積載量-kg乗車定員7名車両総重量2555kgミッション位置フロア最低地上高-mマニュアルモード◯標準色ブライトホワイトクリアコート、バルティックグレーメタリッククリアコートオプション色ダイアモンドブラッククリスタルパールC、ヴェルヴェットレッドパールコート掲載コメント-型式7BA-WL36L駆動方式4WDドア数5ミッション8ATAI-SHIFT-4WS-標準色ブライトホワイトクリアコート、バルティックグレーメタリッククリアコートオプション色ダイアモンドブラッククリスタルパールC、ヴェルヴェットレッドパールコートシート列数3乗車定員7名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径6.3m全長×全幅×全高5.2m×1.98m×1.82mホイールベース3.09m前トレッド/後トレッド1.67m/1.67m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量2170kg最大積載量-kg車両総重量2555kg最低地上高-m掲載用コメント-エンジン型式G環境対策エンジン-種類V型6気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器-燃料タンク容量87リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量3604cc燃費(WLTCモード)-燃費基準達成-最高出力286ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm344(35.1)/4000エンジン型式G種類V型6気筒DOHC過給器-可変気筒装置-総排気量3604cc最高出力286ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm344(35.1)/4000環境対策エンジン-使用燃料ハイオク燃料タンク容量87リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)-km/L燃費基準達成-●サミット リザーブ 4WD型式7BA-WL36LA最小回転半径6.3m駆動方式4WD全長×全幅×全高5.2m×1.98m×1.8mドア数5ホイールベース3.09mミッション8AT前トレッド/後トレッド1.67m/1.67mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量2250kgシート列数3最大積載量-kg乗車定員6名車両総重量2580kgミッション位置フロア最低地上高-mマニュアルモード◯標準色ブライトホワイトクリアコート、バルティックグレーメタリッククリアコートオプション色ダイアモンドブラッククリスタルパールC、ヴェルヴェットレッドパールコート掲載コメント-型式7BA-WL36LA駆動方式4WDドア数5ミッション8ATAI-SHIFT-4WS-標準色ブライトホワイトクリアコート、バルティックグレーメタリッククリアコートオプション色ダイアモンドブラッククリスタルパールC、ヴェルヴェットレッドパールコートシート列数3乗車定員6名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径6.3m全長×全幅×全高5.2m×1.98m×1.8mホイールベース3.09m前トレッド/後トレッド1.67m/1.67m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量2250kg最大積載量-kg車両総重量2580kg最低地上高-m掲載用コメント-エンジン型式G環境対策エンジン-種類V型6気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器-燃料タンク容量87リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量3604cc燃費(WLTCモード)-燃費基準達成-最高出力286ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm344(35.1)/4000エンジン型式G種類V型6気筒DOHC過給器-可変気筒装置-総排気量3604cc最高出力286ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm344(35.1)/4000環境対策エンジン-使用燃料ハイオク燃料タンク容量87リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)-km/L燃費基準達成-

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みんなのコメント

4件
  • とにかくデカいんだよ。
    早く2列を出してくれ。
  • 5m超えだと区間整備された臨海地帯なら平気だろうけど、キャンプ場までの細い田舎道とかだと走りにくそうだな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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