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知らなきゃ損! 白煙を出しながらクルマが滑っていくドリフトの祭典「D1グランプリ」がグッとくるぜ!

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知らなきゃ損! 白煙を出しながらクルマが滑っていくドリフトの祭典「D1グランプリ」がグッとくるぜ!

 モータースポーツと言えば、コースを周回し順位を決めるレースや、時計とにらめっこしながら競い合う「速さ」を追求したものが一般的だ。他方、こうしたモータースポーツの速さとは一線を画したところで競い合う、走りの美しさや迫力を点数化して競い合う、美のモータースポーツを紹介していこう。

文/佐々木亘、写真/ベストカーWeb編集部

知らなきゃ損! 白煙を出しながらクルマが滑っていくドリフトの祭典「D1グランプリ」がグッとくるぜ!

■ドリフトの美しさを競うD1

速さではなく美しさを競うドリフトがあるのは中々に変態だ

 2000年に全日本ドリフト選手権という名称でスタートとし、翌年にはD1グランプリと名称を変える。D1の「D」は言わずもがな、ドリフト(Drift)のDだ。

 ドリフト走行について簡単に説明しておこう。ドリフト走行とは、意図的にクルマを横滑りさせてコントロールする走行技術だ。D1以外でも、ラリーやジムカーナといった速く走るための技術としてお目にかかることもある。

 クルマをステアリング・アクセル・ブレーキ・サイドブレーキの操作によってハーフスピン状態へ持っていき、アクセル・ステアリング等の操作で、滑っている状態を維持させていく。

 カウンターステアがあたり、白煙を出しながらクルマが滑っていく様子は、D1グランプリでしか見られない。

 速さではなく美しさを競うドリフトは、日本が最も盛んな国だ。世界最高峰のドリフト技術を日本で見ることができる。

 2023年は5会場で合計10ラウンドの戦いが繰り広げられた。来春から、2024年のシーズンが始まっていく。是非一度、会場へ足を運んでもらいたい。

■D1はクルマによるフィギュアスケート

 2000年から2012年までのシーズンは、審査員による主観採点を採用していたD1グランプリ。ドリフトキング土屋圭市さんの、面白いリアクションと解説の付いた採点方法は筆者も大好きだった。

 しかしD1がさらに競技性を高めるため、2013年シーズンからは「D1オリジナルスコアリングシステム(通称:DOSS=ドス)」が採用される。

 DOSSは、マシンの速度やドリフト時の角度、安定性や振り返しの鋭さを数値化した。ドライバーは、得点に繋がるようなよりスムーズで繊細なドライビングを要求されるようになる。

 タイヤスモークが巻き起こり、特に2台が同時に走る追走(ついそう)では双方のクルマの動きが見えにくい部分が過去にはあったが、DOSSの採用により、「どこで・何が起きている」のかが明確になった。

 高度な技術が得点化され、わかりやすく順位が決まるD1は、クルマによるフィギュアスケートと言えるだろう。

■男女・新旧車入り乱れての攻防が面白い

新旧車入り乱れて走るのは、レースとは違った枠組みだからこそ実現出来た夢の光景だ!!

 D1グランプリはハイパフォーマンスカーが勝てるという単純な競技ではない。クルマとドライバーが一緒になって、ドリフトという作品を作っていくものだ。

 そのため、ドライバーの年齢や性別も様々であり、戦うクルマもバラエティーに富んでいる。GR86が出てきたと思えば、AE86の姿も。新旧86による追走バトルが起きるかもしれない。

 他にもS15型シルビアやR34型GTR、FD3S型RX-7にチェイサーやマークIIといった懐かしいクルマが数多く登場する。昭和から平成のスポーツモデルがバンバン登場してくるのは、30代後半から50代にぶっ刺さること間違いなしだ。

 YouTubeでは2023年シーズンの模様や、過去シーズンの模様も配信中。筆者のおすすめは2004年~2006年シーズンだ。D1ドライバーによる熱い戦いを見てほしい。

 来年1月13日と14日には、東京オートサロンの会場でD1キックオフドリフトが行われるようだ。生でD1の迫力ある走りを見ることのできるチャンスとなる。オートサロンへ足を運ぶ人は、こちらもチェックしてもらいたい。

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みんなのコメント

6件
  • ken********
    バイクのに比べたら4輪は難易度低くて煙多いだけのモノ
    バイクはバイクで排気音だけで華がなくてつまらないw
  • dec********
    知らなきゃ損とか頭悪すぎ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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