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生き残りをかけた正常進化!? 異なるジャンルから変化した異色のクロスオーバーSUV3選

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生き残りをかけた正常進化!? 異なるジャンルから変化した異色のクロスオーバーSUV3選

■セダン人気の低迷と、SUV人気の高まりによる流れ

 2020年11月11日、日本を代表する高級パーソナルセダン トヨタ「クラウン」が生産を終了するのではという衝撃的なニュースが報じられました。

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 しかも、国産セダンの代名詞的存在として65年間、15代の歴史を経てきたクラウンが2022年、SUVとして生まれ変わるというのです。

 そんな、元々は異なるジャンルだったクルマから登場したクロスオーバーSUVには、いったいどんなクルマがあるのでしょうか。3車種をピックアップして紹介します。

●日産「スカイライン クロスオーバー」

 現在、日産のスポーティセダンのイメージが強い「スカイライン」。そんなスカイラインの名をSUVに冠したのが、「スカイライン クロスオーバー」です。

 2006年に発売された12代目スカイラインの派生車として、2009年に登場したスカイライン クロスオーバーは、スカイラインの意匠をイメージさせるフロントフェイスに、クーペスタイルを融合させたワゴンモデルとなっています。

 パワーユニットは330馬力を誇る3.7リッターV型6気筒エンジンが搭載され、駆動方式はFRと4WDシステム「アテーサE-TS」が設定されました。

 ラグジュアリークーペとSUVを融合させた外観が採用されたスカイライン クロスオーバーでしたが、ベースモデルは海外市場に投入されていたインフィニティ「EX37」。本来はスカイラインとは名ばかりの、別のクルマです。

 高級感のあるSUVとして発売されたスカイライン クロスオーバーでしたが販売は好調とはいえず、2016年に一代限りで生産を終了しています。

●トヨタ「カローラクロス」

 2020年7月に海外向けモデルとして発表されたトヨタ新型「カローラクロス」は、「COROLLA MEETS SUV」をキーワードに、ユーザーの期待を超える「車格感(力強さを感じさせる外観)」と「ユーティリティ(使い勝手の良さ)」の両立を目指して開発されたSUVです。

 カローラシリーズをはじめ、「プリウス」や「C-HR」と同じTNGAプラットフォーム(GA-C)が採用され、カローラクロス独自の新型トーションビームサスペンションによる安定したフラットな走りと、快適な乗り心地や静粛性を実現しています。

 ボディサイズは全長4460mm×全幅1825mm×全高1620mm。内装は、見晴らしの良い空間と、充分なヘッドクリアランスが確保され、後席ドアの開口部が広くなっていることで乗降性も良く、荷室はクラストップレベルの487リッターを実現しています。

 パワートレインには、1.8リッターガソリンと1.8リッターガソリン+モーターのハイブリッド仕様がラインナップされました。

 2020年11月現在、タイを皮切りに導入国を拡大する予定としていますが、日本への導入は発表されおらず、今後の動向が注目される新型SUVの1台です。

●三菱「エクリプスクロス」

 三菱「エクリプスクロス」は、三菱のグローバル戦略車として開発されたミドルクラスSUVです。

 この車名の元になったのは、1989年にアメリカで生産・販売した高性能でスタイリッシュな3ドアクーペ「エクリプス」で、日本にも1990年に左ハンドルのまま輸入・販売されたモデルです。

 そんなエクリプスは、4代目までクーペボディのモデルのまま継続販売されていましたが、2012年に生産を終了。

 2017年にクーペスタイルのクロスオーバーSUVに生まれ変わり、グローバルで発売されました。

 その後、2018年3月には日本でも販売を開始。いまでは、世界約100の国や地域で販売されています。

 スタイリッシュなクーペフォルムとダイナミックなSUVの機動力を融合したクロスオーバーSUVとして大好評。

 前後左右のタイヤの動きの違いや滑り出しを感知して安定した走行をクルマ自身が作り出してくれる、三菱独自のフルタイム4WDシステムS-AWCが搭載されており、ラフロードでもオンロード並みの乗り心地を実現してくれます。

 さらに、2020年12月のモデルチェンジで、ディーゼルモデルが廃止され、新たにPHEV(プラグインハイブリッド)モデルを追加。先進性や機能性、静粛性を併せ持つあらたな選択肢として、人気を博しています。

※ ※ ※

 現在トヨタが日本で販売するSUVモデルは、「ライズ」、「ヤリスクロス」、「C-HR」、「RAV4」、「ハリアー」、「ランドクルーザープラド」、「ランドクルーザー」の7車種で、どのモデルも高い人気を誇ります。

 セダンモデル人気低迷の影響で、長い歴史を持つセダンとしてのクラウンが生産終了となるニュースは、ショッキングではありましたが、ブランドとしてのクラウンを残すという意味では、最良の選択なのかもしれません。

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みんなのコメント

2件
  • デザインも作りも良かったのにスカイライン=GT-Rのイメージが
    強すぎてクロスオーバーとしてユーザーに受け入れられなかった
    気の毒な車。
    今見てもそんなに悪くないけどハリアーには勝てないな。
  • スカイラインクロスオーバーを「本来はスカイラインとは名ばかりの、別のクルマです。」ってなに?スカイラインのセダン、クーペも同じく名ばかりの別のクルマって言っちゃうの?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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