レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、F1オーストリアGPで優勝を果たした。これによりレッドブルとホンダは、パートナーシップを始めて9戦目で”初勝利”を成し遂げた。続くイギリスGPでもフェルスタッペンは表彰台争いに絡む速さを見せたものの、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の追突によってその望みは断たれた。
フェルスタッペンはイギリスGPの予選で、パワーユニット(PU)にターボラグの問題が起きなければポールポジション争いができたと考えていた。しかし調査の結果、フェルスタッペンのスロットル操作が速いことが、ターボラグの原因であるとされた。
■レッドブル・ホンダのターボラグ問題、原因はフェルスタッペンの”脚さばき”?
ただこの兆候は、レッドブル側のシャシーが向上したことによって生まれたものでもある。ホンダのF1テクニカルディレクターである田辺豊治は、シルバーストンでのペースの速さに驚いたといい、レッドブル・ホンダのパッケージが、独走中のメルセデスからそれほど離れていないと言っても過言ではないと語った。
「我々はどのコーナー、どのストレートでスピードがあって、タイムを稼いでいるのか理解する必要があります」と田辺はmotorsport.comに語った。
「そして何が正しくて何が間違っているのか、過去7、8レースでは何が足りなかったのかを分析していきます」
「これまでのレースと比較して、(メルセデスやフェラーリとの)ギャップは縮まったように思います。それはレースだけでなく、予選もです。ただその理由はまだ見つかっていません」
フェルスタッペンが優勝したオーストリアGPでは、メルセデスが冷却系の問題により苦戦していたということもあり、ホンダはそれに甘んじることなく、いわゆる“予選モード”の向上に焦点を当てて取り組んでいる。
レッドブルはルノーPUを搭載していた時代から、パワー重視のサーキットでは強さを発揮できていなかった。しかしながら新パートナーであるホンダは、シーズンを通して進歩を続けており、最新型のスペック3は、僅かではあるもののパワー面での向上も成し遂げている。
「昨年ニュースペックを投入した最初のレースと比べて、出発点としては悪くないと思います」
田辺はそう付け加えた。
「我々は昨年から多くのことを学んだということです。そしてキャリブレーション(データとパフォーマンスの調整・較正)の質は当初より高くなっています。ただレース後に学ぶべきことはまだたくさんあります」
「パフォーマンスを向上させるべき分野で、少し学習を進めることができました。フランス、オーストリア、イギリスでは、改善が見られました」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?