■本当に次期型LFEといえる存在なのか?
レクサスブランドを語るうえで欠かせない存在といえるのが「LFA」です。
最近では、レクサスが新たに公開した「エレクトリファイドスポーツ」がLFAのDNAを継承する存在と明かされたことから「次期型LFA」や「LFA2」といわれていますが、実際にはどのような共通点、違いがあるのでしょうか。
【画像】LFAより速い! ガチで美しいレクサス「新型プレミアムスポーツ」 そのデザインは本当にスゴイ! 実車を見る!(39枚)
レクサスはブランドビジョンとして「Lexus Electrified(レクサス エレクトリファイド)」を掲げています。
これにより2030年までに全カテゴリーでBEVをフルラインナップ、欧州、北米、中国でBEV100%、グローバルで100万台の販売を目指すと宣言。さらに2035年にはグローバルでBEV100%を達成すると宣言しました。
この宣言は、2021年12月14日に日本でおこなわれた「バッテリーEV(BEV)に関する説明会」でのものですが、同時に世界初公開されたエレクトリファイドスポーツには大きな注目が集まったのです。
それは、この説明会の際にトヨタの豊田社長は次のように明言していました。
「LFAの開発を通じて作り込んだ走りの味、いわば“レクサス秘伝のたれ”。それを継承する次世代のスポーツカーをBEVで開発いたします」
この発言と共に世界初公開されたエレクトリファイドスポーツは、大胆なプロポーションと低い車高を備えることでラグジュアリーブランドとしてレクサスの未来を象徴する存在だといいます。
さらにボディは、シルバーとブラックで引き締まった印象を与えており、ボンネットにはエアダクトやボンネットピンのようなものが見られます。
フロントフェイスは、細長いヘッドライトに流れに沿った造形美のグリルを採用され、青いブレーキキャリパーがアクセントになっていました。
リアコンビネーションランプも独創的なデザインを採用しており、360度どの角度から見てもその美しさは健在です。
パワートレインの詳細は明らかになっていないものの、走行性能として、0-100km/h加速を2秒台前半となりLFAの3.6秒をしのぐ加速性能を実現。さらに全固体電池の採用を視野に入れ一充電航続距離は700kmを予定しています。
一方のLFAとは、2010年から2012年にかけて500台限定で生産されたレクサスブランドのプレミアムスポーツを示す「F」の頂点に立つモデルで、価格は約3750万円でした。
デザインは、レクサスのデザイン・フィロソフィ「L-finesse」に基づき、乗員を中心に配置した独自のFRプロポーションとCFRP(カーボン繊維強化樹脂)キャビンの特性を活かしたエアロダイナミクスをボディ全体で表現しています。
フロントのフレームにアルミ素材を活用することで、FR駆動のスポーツカーでありながら、前後重量配分48:52というMR駆動のモデルのような重量配分により、輸入車のスーパーカー顔負けのハンドリング性能やコーナリング性能を実現。
さらにボディの高剛性化とカーボン製の車体骨格などにより車両重量1480kgと軽量化したこと、さらには小型化・軽量化した4.8リッターV型10気筒エンジンなどさまざまな要素により最高出力560馬力、最大トルク48.9kgm誇ります。
※ ※ ※
このようなレクサスのプレミアムスポーツを進化させたエレクトリファイドスポーツは前述の日本での世界初公開の後、世界各国でもお披露目されてきました。
2022年6月にはイギリス「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて欧州初公開。同年8月には米国「モントレー・カー・ウィーク2022」にて北米初披露となっています。
なお、エレクトリファイドスポーツのデザインは、カリフォルニアにあるレクサスの「キャルティデザインスタジオ」が担当しています。
日本と欧州、北米での違いは、日本で世界初公開されたときは赤いブレーキキャリパーを装着していましたが、欧州や北米では青いブレーキキャリパーに変更されており、各国のスポーティさやEVに対する関心などを考慮して変更されたと見られます。
エレクトリファイドスポーツへの反響は「レクサスはLFAよりも優れたものを作ろうとしているのか! 見た目も素晴らしく、エレガンスとラグジュアリーの点で他のスーパーカーよりも優れていると確信しています」、「新しいLFAとして将来が楽しみ」、「これは素晴らしい」と称賛する声が見られました。
一方で「どれだけの価格になるのか」「コンセプトから市販になったも同じデザインなのか、心配」などを心配する声も出ていたようです。
前述のように「次期型LFA」や「LFA2」などと呼ばれエレクトリファイドスポーツですが、そのデザイン性の高さや目標スペックで見る限り、正当な後継モデルといえるかもしれません。
実際に市販される際にはどのようなデザイン、そしてスペックでお披露目されるのか、世界中が期待しています。
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みんなのコメント
小学3年くらいから国語を習い直してこい。