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バレンティーノ・ロッシ、BMWのLMDhマシンのテスト参加へ。WEC/IMSA参戦実現に一歩近づく

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バレンティーノ・ロッシ、BMWのLMDhマシンのテスト参加へ。WEC/IMSA参戦実現に一歩近づく

 BMWは、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスで7度世界チャンピオンに輝いたバレンティーノ・ロッシが、2023年後半に行なわれるBMWのLMDhマシン『MハイブリッドV8』のテストに参加する予定だと明かした。

 BMWは2022年のクリスマスを前に、ロッシが四輪レースへの転向2年目となる2023年にファクトリーGT3ドライバーのラインナップに加わることを発表。今回のLMDhテストは、そのニュースに続くモノだ。

■43歳ロッシの挑戦は続く。GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ参戦継続も「いつかはル・マン24時間……」

 LMDhレギュレーションは、2023年からFIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)のGTPクラスに初導入。統一規格としてそれぞれの最高峰クラスで参戦が可能なため、BMWを始め、ポルシェやキャデラックなどがLMDhマシンを登場させている。

 BMW・Mモータースポーツのアンドレアス・ルースは、次のように語っている。

「GTPのような良いマシンを彼に経験させる計画もある」

「GT3は既に良いマシンだけど、GTPは確実にレベルが違うよ」

 ただルースは、BMWがIMSAでLMDhプログラムを開始するにあたり、ロッシがすぐにLMDhマシンのステアリングを握る可能性を否定している。

「今年中に実現するとしたら、間違いなく今年の後半になる」とルースは説明する。

「現時点では、我々はみんな、(IMSA初年度に向けて)最高の準備をするために、ベストを尽くして準備するべきモノが残っていると思う」

 BMWは2023年にIMSAでの参戦を開始したのち、2024年からはWECでもLMDhでの参戦を開始する。なお、ロッシが将来的にWECとIMSAのどちらでの参戦を希望しているかについて、ルースは言及しなかった。

 ロッシは2023年、アウディからBMWへ鞍替えを行なったWRTチームからGTワールドチャンレンジ・ヨーロッパの耐久カップとスプリントカップに参戦。スプリントカップではマキシム・マルタンと、耐久カップではアウグスト・ファルフスとBMWの『M4 GT3』の1台をシェアする予定だ。

 またWRTチームは、2月のバサースト12時間レースからインターコンチネンタルGTチャレンジでGT3プログラムを開始。ロッシもマルタンやファルフスと共に参戦する予定だ。

「バレンティーノの当初の目標は、GT3プログラムのドライバーラインナップに馴染むことだ」

「彼はこのようなマシン(LMDhのようなプロトタイプマシン)に乗ったことがないから、まずは彼に乗ってもらい、マシンとの相性やフィーリングを確認することになる」

「テストが行なわれ、そこから(MハイブリッドV8でレースをするという)次のステップの可能性があるかないかが分かるはずだ」

 ロッシはWECに組み込まれているル・マン24時間レースへの参戦を希望しているが、2023年に実現するとは思っていないとも語っていた。そのため、彼はその野望を実現するためのスケジュールを明かしておらず、ルースも将来的に何が可能かを予想するのは「時期尚早だ」と示唆している。

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