現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ボクらのヤングタイマー列伝:第37回『いすゞ・ピアッツァ・ネロ』超絶レア‼ 3代目ジェミニをベースにした2代目ピアッツァのネロ

ここから本文です

ボクらのヤングタイマー列伝:第37回『いすゞ・ピアッツァ・ネロ』超絶レア‼ 3代目ジェミニをベースにした2代目ピアッツァのネロ

掲載 6
ボクらのヤングタイマー列伝:第37回『いすゞ・ピアッツァ・ネロ』超絶レア‼ 3代目ジェミニをベースにした2代目ピアッツァのネロ

遠藤イヅルが自身のイラストともに1980年代以降の趣味車、いわゆる"ヤングタイマー"なクルマを振り返るという『ボクらのヤングタイマー列伝』です。今回は『カー・マガジン・ウィークエンド・ミーティング』会場からベスト・ヤングタイマーを選んでイラスト化する恒例企画で、2代目いすゞ・ピアッツァ・ネロを描きましたヨ!!

ボクらのヤングタイマー列伝第36回『ランボルギーニ・ジャルパ』の記事はコチラから

【1968年式トライアンフ・ヴィテス6コンバーチブル2.0】4人乗りのオープンで小粒なボディに直6搭載、レアな要素が詰まった”役物”ヴィテス

3代目いすゞ・ジェミニをベースにした2代目ピアッツァのネロ!

今回はすっかり恒例となりました、3月30日(土)に開催された『カー・マガジン・ウィークエンド・ミーティング2019春 in 大磯』ご来場車からのチョイスです。イベントごとにイラスト化してきましたのでご記憶かと思います。毎回、並み居る珍車希少車を差し置いて"非直球モデル"を選んでいますが、今回の我々が『ベスト・ヤングタイマー』に選んだのは、2代目『いすゞ・ピアッツァ・ネロ』!

初代いすゞ・ピアッツァといえばジウジアーロ・デザインの名車……ですが、2代目となると途端に"?"となってしまうかも。それもそのはず、3代目ジェミニをベースに生まれた2代目ピアッツァは、1991年に登場するも、いすゞの乗用車部門撤退によって2年ほどで製造を終えてしまい、日本国内での登録台数がとても少ないモデルなのです。しかも、このクルマは『ネロ』。そう、ヤナセで販売していたピアッツァなのです。2代目ネロとなれば、そのレア度は当時から相当なもの(涙)。おまけにこのえんじ色……ネロにこんな色があったんだ! いやもう、スゴイ。完全にノックアウトです!!

ところで、当時GMと密接な関係を持っていたいすゞのクルマは、北米GMにとって重要な小型車でした。そのため3代目ジェミニ・クーペは顔を変えてGMの『ジオ』ブランドで『ストーム』としても販売されていました。そしてこのストームをベースに北米いすゞ向けに作られたのが『インパルス』で、2代目ピアッツァはインパルスの日本版となります。ちなみにGMカナダのブランド『アスナ』では『サンファイア』としても販売されていました。国をまたいだ兄弟車の世界は奥が深いですねえ……。とにもかくにも2代目ピアッツァは、GMグループではちゃんとした役割が与えられていたクルマだったのですね。

今回のオーナーは群馬県からお越しのKさん。1993年に一目惚れして衝動買いして以来の新車ワンオーナーカー(!)です。実は2011年、Kさんの家庭のご事情で家にあったネロと軽トラのどちらかを残さねばならなくなり、結局軽トラを残すことに。その際ナンバーが一度切れてしまい、廃車の危機にあったそうですが、2年後には無事路上復帰を果たしています。ちなみにいすゞが乗用車を撤退していることもあり、パーツ類は「徹底的にない」そうで、維持は大変とのこと。兄弟車の3代目ジェミニでさえパーツがないんですって!(驚)。そのため基本的に手直しや汎用品の流用、加工で凌いでいるそうで、ご苦労が偲ばれます。しかしKさんは今後もネロを頑張って乗り続けるとのこと。心から応援したいと思います!

こんな記事も読まれています

カーメイト、新型ワイドリアビューミラー発売…ホンダ WR-V などに対応
カーメイト、新型ワイドリアビューミラー発売…ホンダ WR-V などに対応
レスポンス
ミック・シューマッハー、来季F1復帰の可能性はあるのか?「それが僕の目標だけど……僕がコントロールできることじゃない」
ミック・シューマッハー、来季F1復帰の可能性はあるのか?「それが僕の目標だけど……僕がコントロールできることじゃない」
motorsport.com 日本版
神奈中の赤い「連節バス」ついに横浜へ登場 箱根駅伝ルート経由で駅 団地結ぶ
神奈中の赤い「連節バス」ついに横浜へ登場 箱根駅伝ルート経由で駅 団地結ぶ
乗りものニュース
エンジン車が生き残れる夢の燃料【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
エンジン車が生き残れる夢の燃料【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
グーネット
便利な「ベンリイ号」に見るホンダのチャレンジ精神! 1955年にアールズフォーク採用!?
便利な「ベンリイ号」に見るホンダのチャレンジ精神! 1955年にアールズフォーク採用!?
バイクのニュース
雨のル・マンを制したポルシェのリエツ「前にも似たような状況を戦った」自身5度目のGTクラス勝利
雨のル・マンを制したポルシェのリエツ「前にも似たような状況を戦った」自身5度目のGTクラス勝利
AUTOSPORT web
【ホンダ CB650R/CBR650R E-Clutch 試乗】“小さなおじさん”が入ってる!? ガツンと来ない「電光石火の変速」に驚いた…西村直人
【ホンダ CB650R/CBR650R E-Clutch 試乗】“小さなおじさん”が入ってる!? ガツンと来ない「電光石火の変速」に驚いた…西村直人
レスポンス
ロレンソ VS ペドロサのボクシング対決、ガチで実施! 6月20日に激烈ライバル同士の”再戦”が実現
ロレンソ VS ペドロサのボクシング対決、ガチで実施! 6月20日に激烈ライバル同士の”再戦”が実現
motorsport.com 日本版
フィアット『パンダ』がファミリー拡大、『グランデパンダ』発表…新型コンパクトSUV
フィアット『パンダ』がファミリー拡大、『グランデパンダ』発表…新型コンパクトSUV
レスポンス
タフな仕立てのメルセデス・ベンツ「Eクラス」はマルチな才能が魅力的! 街乗りからアウトドアまで活躍!! 新型「オールテレイン」の真価とは
タフな仕立てのメルセデス・ベンツ「Eクラス」はマルチな才能が魅力的! 街乗りからアウトドアまで活躍!! 新型「オールテレイン」の真価とは
VAGUE
エンジンは「トヨタ」製!? マツダ新型「“斬新”SUV」発表へ! めちゃカッコイイ「CX-50 HV」米中登場に「日本でも欲しい」の声も
エンジンは「トヨタ」製!? マツダ新型「“斬新”SUV」発表へ! めちゃカッコイイ「CX-50 HV」米中登場に「日本でも欲しい」の声も
くるまのニュース
ロールス・ロイスのマスコットを最初に車両に掲げた「モンタグ」とはどんな人物?「スピリット・オブ・エクスタシー」のモデルとの公言できない関係とは
ロールス・ロイスのマスコットを最初に車両に掲げた「モンタグ」とはどんな人物?「スピリット・オブ・エクスタシー」のモデルとの公言できない関係とは
Auto Messe Web
ハイパワー競争に合わせて200psまで動力性能アップ!スタイリングも洗練【GTmemories12  A183Aスタリオン ダイジェスト(2)】
ハイパワー競争に合わせて200psまで動力性能アップ!スタイリングも洗練【GTmemories12 A183Aスタリオン ダイジェスト(2)】
Webモーターマガジン
【MotoGP】ジョアン・ミルとホンダ、2026年までの契約延長で合意か。今季も大苦戦中……復活に賭けた?
【MotoGP】ジョアン・ミルとホンダ、2026年までの契約延長で合意か。今季も大苦戦中……復活に賭けた?
motorsport.com 日本版
メルセデスマイバッハ、『S580』特別仕様を発表…専用のツートーンペイントやホイール
メルセデスマイバッハ、『S580』特別仕様を発表…専用のツートーンペイントやホイール
レスポンス
アメリカンマッスルまでEV化かよ……でもじつはローパワーFFなんて世代もあった「ダッジ・チャージャー」の歴史を振り返る
アメリカンマッスルまでEV化かよ……でもじつはローパワーFFなんて世代もあった「ダッジ・チャージャー」の歴史を振り返る
WEB CARTOP
新生9X8はまだやれる……! プジョー、“勝負にならなかった”ル・マン終えても「マシンの方向性は良いと確信」
新生9X8はまだやれる……! プジョー、“勝負にならなかった”ル・マン終えても「マシンの方向性は良いと確信」
motorsport.com 日本版
パジェロ 復活! 次世代SUVの詳細…ベストカーグラフィカ
パジェロ 復活! 次世代SUVの詳細…ベストカーグラフィカ
レスポンス

みんなのコメント

6件
  • この2代目ピアッツァには後にmuウィザードとかに載る2.5リッターのV6が載るはずだったが、フロントヘビーに過ぎるということなのか撤回され、ジェミニ用の1.6リッターのストロークを延ばした1.8リッターに落ち着いた。とは言え、1.6リッターのPA-NEROのサイドウィンドウにも「PIAZZA」のステッカーが貼られており、本当にこの2代目ネロが当初からヤナセでも売られるはずのモデルだったのかどうかは怪しいところではある。



  • 中古だけど乗ってました。
    ニシボリックサスペンションがね…いや、確かに曲がるけどフィーリングがね、フロントは曲がりたがらないのをリアステアで何とか曲げてるといった感じでした。
    エンジンは7000回転でリミッター作動するので、何の為のスポーツエンジンなんだろうと思った。
    この後購入したNBロードスター最終型と比べるのもどうかと思うけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

189.9234.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

148.8228.0万円

中古車を検索
ピアッツァの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

189.9234.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

148.8228.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村