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トヨタのSUVは選び放題!? ランクルからライズまでの異なる特徴とは

■全6モデルをそろえるトヨタのSUVはどこがどう違う?

 2019年のトヨタのSUVは、「RAV4」の復活や「ライズ」といったブランニューモデルの登場により、ラインナップがより充実したものになりました。

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 大は「ランドクルーザー」から小は「ライズ」まで、SUVだけで全6車種がそろい、他社のSUVラインナップよりも多いモデル数を有しています。

 トヨタのSUVは、どのモデルも高い人気を誇り、販売台数も好調です。2019年1月から12月のランキング(日本自動車販売協会連合統計)では、「C-HR」が15位、RAV4が16位と、それぞれ20位以内にランクイン。

 また、デビューから6年が過ぎている「ハリアー」が25位、高額な「ランドクルーザー(プラド含む)」が31位というのは大健闘といえるでしょう。

 さらに、2019年11月に登場した新型ライズは、同統計上では11月と12月の2か月しか販売期間がなかったものの、全体では40位にランクインし、2020年には確実に上位に入ってくることが予想されます。

 一方で、これから購入しようする人にとっては、トヨタのSUVのなかでもどれを選ぶか迷ってしまいがちです。そこで今回は、そんなトヨタの乗用車登録SUVを一気に紹介します。

●トヨタ「ランドクルーザー」(200系)

 圧倒的な強靭さと走破性の高さから「陸の王者」とも呼ばれ、世界中で愛されている大型オフローダーがランドクルーザーです。

 2007年に登場した現行モデルは、全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mmの堂々たるボディサイズ。搭載されるエンジンは圧巻の4.6リッターV8で、最新のモデルでは318馬力ものパワーを誇ります。

 自慢のオフロード性能を支える堅牢なラダーフレームのボディ構造や、悪路での接地性を重視した車軸式リアサスペンションを採用するのは従来通りです。

 新たにマルチテレインセレクトと呼ばれるトラクションやブレーキを最適に制御する4WDシステムを搭載し、凹凸の激しいオフロードや滑りやすい路面での走破性を向上させています。

 ヘビーデューティなクルマとは思えない高級感のある内外装や、走行時の静粛性が高いのも魅力で、高級セダンの代わりにランドクルーザーを選ぶというユーザーも意外に多いそうです。

●トヨタ「ランドクルーザープラド」

 大と小の2種類がラインナップされるランドクルーザーシリーズにおいて、小にあたるのがランドクルーザープラドです。

 小といっても、全長4825mm×全幅1885mm×全高1835mm、車重も2トンを超え、あくまでも200系ランドクルーザーと比べれば小さいというだけで、昨今の国産SUVと比較すれば、十分に大きい部類に入ります。

 現行型は4代目にあたり、登場は2009年。初代プラドがランドクルーザー初の乗用車登録モデルだったこともあり、プラドはヘビーデューティではなくライトデューティといわれることがあります。

 しかし、フレーム構造+車軸式リアサス、マルチテレインセレクトの採用や、上級グレードに設定される足回りの制御システムなど、ほとんど200系と同等。悪路走破性は決してランドクルーザーの名に恥じるものではありません。

 搭載されるエンジンは2.7リッターガソリンと2.8リッターディーゼルがあり、最新のモデルではどちらにも6速ATが組み合わされています。

 燃費性能は前者が9.0km/L(JC08)、後者が11.2km/Lから11.8km/L(JC08)で、6.7km/Lから6.9km/L(JC08)の200系と比べると常識的な数値です。

 ランドクルーザーの走破性は欲しいけど、大きすぎるボディや燃費性能、あるいは大排気量の自動車税が気になるという向きには、プラドはまたとない選択肢ではないでしょうか。

●トヨタ「ハリアー」

 海外ではレクサス「RX」の名称で販売されていたハリアーは、世界的な流行になったラグジュアリーSUVの先駆け的な存在です。

 セダンの「カムリ」のプラットフォームを利用することで、SUVらしい力強さとセダンの洗練された乗り心地を両立しています。

 2代目までとは異なり、3代目となる現行モデルはRXとは独立した車種として2013年にデビューしました。

 日本では販売されなかった4代目のRAV4とコンポーネンツを共有し、ボディも全長4725mm×全幅1835mm×全高1690mmと先代モデルよりダウンサイジングしています。

 搭載されるエンジンは、2リッター自然吸気と同ターボのガソリンエンジンに、2.5リッター+モーターのハイブリッドの合計3種。

 ガソリン車は2WD(FF)と4WDが選べ、ハイブリッド車はモーターで後輪を駆動する電気式4WDシステムのみの設定です。

 4WDといっても道なき道を走るのではなく、基本的には雨天などの滑りやすい路面での走行安定性を重視したタイプです。

 最低地上高が高いので多少の凹凸は走れますが、本格的な悪路を走ることはなく、どちらかといえば普段の快適性を望む層に人気のクルマだといえます。

■ミドルサイズからコンパクトサイズのSUVも個性派モデルが勢ぞろい

●トヨタ「RAV4」

 SUVという言葉がなく、オフロード向けの4WD車がクロカンと呼ばれていた時代に、当時の主流であった大きく無骨なスタイリングとは正反対のコンパクトでポップなデザインをまとい登場したRAV4。

 主要コンポーネンツを乗用車から流用する現代のSUVのはしりで、軽量で乗り心地に優れるモノコック構造を採用しています。

 斬新なスタイリングとコンセプトが受け入れられ一躍人気車になりましたが、モデルチェンジを重ねるごとに特徴が薄れ、4代目モデルはついに海外専売車になりました。

 しかし、5代目モデルで日本での販売が復活。スマートなデザインのSUVが増えるなか、かつてのポップなデザインとは逆に無骨なスタイリングとし、全長4610mm×全幅1865mm×全高1690mmもの立派なサイズで2019年に再登場を果たしました。

 3代目以降拡大された排気量も初代と同じ2リッターエンジンに回帰し、現代のクルマらしくハイブリッド車も設定。

 4WDシステムが3つ用意されていることが特徴で、アウトドアの趣味も存分に楽しめる欲張りなクルマです。

●トヨタ「C-HR」

 2016年に発売された新型クロスオーバーSUVのC-HRは、大胆なスタイリングに、意のままに走れる運動性能、そしてクラストップレベルの燃費性能を武器に、SUVとして初めて販売台数ランキングトップの座に君臨した大ヒットモデルです。

 全長4385(4390)mm×全幅1795mm×全高1550(1565)mmのグラマラスなボディに搭載されるエンジンは、1.2リッターターボと1.8リッターハイブリッドという2本立てで、前者は2WD(FF)と4WDの設定がありますが、後者は2WD(FF)のみ。

 販売の中心となるハイブリッド車に4WDを設定していないことから分かるように、悪路云々よりオンロードでの軽快な走りを重視しています。

 特筆すべきは、300万円以下という価格帯のSUVながら安全対策や運転支援、コネクティッドサービスといった先進の機能が全車標準で充実していることです。

 これらは週末の行楽に限らず普段使いから真価を発揮する機能ゆえ、自家用車で通勤するなど走行距離が多めのドライバーにもってこいのクルマといえそうです。

 2019年12月には、1.2リッターターボモデルに待望の6速MTが追加されました。

●トヨタ「ライズ」

 ライズは、トヨタのコンパクトSUVとして2019年に登場。数ある現行トヨタSUVのなかで唯一の5ナンバーサイズで全長は4mを切りますが、先に登場したRAV4に通ずるスタイリングにより、サイズを越えた力強さを感じさせます。

 全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmのコンパクトボディとは思えない居住空間の広さも美点のひとつで、4人乗車でも窮屈さはありません。

 それでいながらラゲッジも369リッター+床下収納80リッター(FF車)と大容量で、6対4で分割可倒するリアシートを倒せば最大で1440mmもの奥行を確保できます。

 1リッターターボエンジンは、CVTとの相性も良く低回転から活発に走らせることができます。低速で扱いやすいパワートレインと取り回しに優れたコンパクトボディは街乗り最強の組み合わせで、普段使いのクルマに最適といえるでしょう。

 なお、ライズはダイハツ「ロッキー」と兄弟車で、ダイハツからOEM供給を受けるモデルです。

※ ※ ※

 ひと口にSUVといっても、それぞれ特徴があり、得意なことが違います。サイズはもちろんですが、自身の使用目的や行動パターンをよく考えれば、おのずと最適解が見えてくるものです。

 そして、トヨタの豊富なSUVラインナップなら、ニーズに応えるクルマがきっとあるはずです。

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