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【試乗】使い勝手はガチすぎないのに悪路走破はガチ! 改良したスバルXVがアウトドア派にちょうどいいの極み

掲載 更新 8
【試乗】使い勝手はガチすぎないのに悪路走破はガチ! 改良したスバルXVがアウトドア派にちょうどいいの極み

 この記事をまとめると

■スバルXVが年次改良を受けてアプライドFとなった

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■改良のトピックは全シートでシートヒーターを選択できるようになったこと

■XV誕生10周年を記念した特別仕様車「Advance Style Edition」が設定された

 もはや円熟期へと突入したXVの年次改良はシートヒーターのみ

 スバルXVの年次改良モデルが登場した。XVは2017年5月に登場しており、今回のモデルはアプライドFとなる。

 年次改良のポイントは、ファブリックシートでもフロントシートヒーターの組み合わせが可能になったことだ(2.0e-S EyesightおよびAdvanceは標準装備。その他の2リッターモデルはメーカー装着オプション。1.6リッターモデルは革シートセットオプションのみとなる)。かつてはパワーシートを選んでもシートヒーターが付かない状況だったのが改善された形だ。

 また、2.0e-L Eyesightにアイサイトセイフティ+(運転支援&視界拡張)付きのパワーシートレス仕様を追加。さらに1.6リッターモデルのラピスブルー・パールを廃し、サファイヤブルー・パールを追加している。

 このように、装備の見直しが行われたことがトピックではあるが、今回はさらに特別仕様車を追加したところもポイントのひとつだ。それがAdvance Style Editionである。これはXV誕生10周年を記念したモデルで、グレーメタリックをアクセントに用いた洗練された装いがポイントの一台。

 シルバーが主体だったアクセントに対してトーンを落としたことで、落ち着いた雰囲気に仕上がっている。ホイールも、Smart Editionダークグレーメタリックと同じかと思いきや、ダークガンメタリックを採用するなど、トーンの落とし方はもう一段濃い目になっている。

 一方、インテリアにはイエローのステッチを与えてアクティブさを演出したこともスパイスが効いている。

 装備としてはローマウントタイプのルーフレール、アイサイトセイフティ+が標準装備となる。価格は295万9000円。Advenceよりも安い設定になるのは、パワーシート、シートヒーターをオプションとしたからだ。

 ちなみに今年の6月から加わったSmart Editionについても継続販売される。

 これは2.0e-Lがベースとなるお買い得モデルで、オレンジステッチではなくシルバーステッチとしたこと、そしてLEDヘッドライトを標準装備としたところがポイント。価格は270万6000円となる。

 悪路も急勾配もワインディングも苦もなく走り抜けるXV

 今回はそんなXVを、千葉県鴨川市にあるSUBARU里山スタジオという場所で撮影&試乗した。千葉県立嶺岡山系自然公園内にあるその場所は、東京ドーム2個分の広さがあり、ナンバーなしの車両でも走行可能な林道が存在する一方、キャンプや展望エリアを備えるなど、SUV系のクルマを体感するにはもってこいの環境が整っている。

 もちろん、周辺の一般道には市街地やワインディング路なども多く存在し、あらゆるシーンを試すことが可能だ。

 新型XVに乗ってまずは林道をゆっくりと走ってみる。ここはクルマのすれ違いが不可能なかなり狭いアップダウンもある場所なのだが、XVが持つ適度なサイズ感があり、そんなタイトな場面もスイスイと駆け抜けて行くことが可能だった。

 全幅1800mmと決してコンパクトとは言えないが、アップライトに座ることができ周囲を目視しやすいコクピットによって、見切りはしやすい。それでも足りない時にはステアリングに備わるviewボタンを押せば、即座に左脇の状況も把握でき、枝や岩場をかわすことも容易。

 急勾配ではX-modeが役立ち、特に下り坂ではヒルディセントコントロールによって恐怖感なくゆっくりと下れたことが好感触。ストロークたっぷりの車高は、荒れた路面を見事に吸収し、クルマの底部を一切擦ることがなかったことも嬉しい。

 こうした悪路走破性があるクルマの場合、一般道に出ると舗装路で揺らぎが心配されるところだが、ワインディングを走ってみてもロール&ピッチは適度に抑え込まれており、運転のしやすさを十分に確保していた。これならオールマイティに愉しむことができそうだ。

 SUVブームであり大きなクルマが増えてきたが、それはリアルなアウトドアに出掛けようとすると、ちょっと扱いにくかったりする場合がある。XVはそんな窮屈なシーンであっても一切気を遣うことなく使えるところが良かった。

 最近のアウトドア用品は非常に考えられており、たとえば今回体感したテントサウナはリュックサックひとつ分にまでコンパクトに纏めることが可能だという。

 こうしたものを上手く使い、ルーフキャリアなどの用品で自転車を積載できるように補って行けば、クルマ自体はそれほど大きくなくても良いのかなとも思えてくる。

 何が何でも大きくて高いクルマばかりが良いわけではない。工夫次第でアウトドアライフはいくらでも広がって行きそうな気がしてきた。

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みんなのコメント

8件
  • コスパ良いよね
    デザインも好きだし、惜しいのは燃費くらい?
  • XVの全長が4885ミリもあったか?アウトバックの全長かと…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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