ホンダは2018年6月26日、サステナビリティ(持続可能性)に関する考え方や、非財務領域の重要課題に基づく活動および取り組みをまとめた「SUSTAINABILITY REPORT 2018(サステナビリティレポート2018)」を発行した。
サステナビリティレポート2018では、より分かりやすいレポートが目指されている。そのためまず最初に行なわれたのが構成の見直しで、これにはIIRCのフレームワークが参考にされた。IIRCは、GRIを母体として、機関投資家、企業、会計専門家、NGOなどで構成される国際的な連合組織だ。
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具体的な項目については、「編集方針」「トップメッセージ」「Hondaフィロソフィー」「Hondaの概要」「戦略」「ガバナンス」「パフォーマンス報告(環境・安全・品質・人材・サプライチェーン)」「資料」という8項目に変更された。
ホンダは社会とともに持続的な成長を続けていくための次の方向性として、「2030年ビジョン」を示している。その実現に向けての、中長期戦略を推し進めるトップによる決意、ビジョンを実現するための重要課題の特定と具体的な取り組みの説明、昨年度の取り組み結果である財務情報などといった、ホンダの企業活動がこのレポートではまとめて紹介される。
また、これまで準拠していた報告に関する国際基準の「GRI G4」が「GRIスタンダード」に改定されたことに合わせ、GRIスタンダードの「包括(Comprehensive)」オプションに準拠させたのも、今年のレポートの変更点のひとつだ。その中で定められている索引の記述方法である「GRI内容索引(Content Index)」については、昨年に引き続きGRIが検証し正確性も証明されている。
ホンダは、今後もサステナビリティレポートを通じて、Hondaグループの企業活動における社会へのさまざまな関わりについてステークホルダーに報告。そのご意見をこれからのサステナビリティ経営に繋げることで、企業価値を高めるよう努力していくという。そして、持続可能な社会の実現に貢献していくことによって、「存在を期待される企業」を目指すことになる。
サステナビリティレポート2018は、日本語版トップページ、英語版トップページから読むことができる。
サステナビリティレポート2018(日本語版)
サステナビリティレポート2018(英語版)
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