新型コロナウイルスの影響によりレースが開催できない期間を利用してフォーミュラEが現役ドライバーによるオンライン・バーチャルレース「ABB FORMULA-E RACE AT HOME CHALLENGE in support of unicef」の第5戦が開催。日産・e.ダムスのオリバー・ローランドがバーチャルレース初勝利を飾った。
今回の舞台となったのはベルリンのテンペルホーフ空港に作られた特設コース。前回のレースまでを振り返ると、マキシミリアン・ギュンター(BMW i・アンドレッティ)が開幕2連勝を飾ったが、第3戦と第4戦はパスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)が2連勝をマークし、シリーズランキングで逆転するという展開になっていた。
■モルタラ、前戦PPの勢い活かせるか:FEバーチャルレース第5戦ベルリンコース解説
この第5戦でもふたりのランキング首位争いに注目が集まったが、予選では“伏兵”が速さを見せた。全24台を4つのグループに分けて行なわれた予選。その第1グループに登場したダニエル・アプト(アウディ)が1分09秒376をマークしトップに躍り出たのだ。第2グループ以降も各車が果敢にタイムアタックを行なうが、誰もアプトのタイムを上回るものはいなかった。
このままアプトがポールポジションを獲得するかと思われたが、最終グループに登場したストフェル・バンドーン(メルセデスEQ)が1分09秒120を記録し、バーチャルレースで3度目となるポールポジションを奪った。0.256秒差で敗れたアプトは2番手、ローランドが3番手に続き、ランキングトップ争いをするウェーレインが4番手、ギュンターが5番手となった。
15周で争われる決勝レース。これまでポールポジションを獲得しながらもターン1でアクシデントを起こし勝機を失っていたバンドーンだが、今回はきっちりとスタートダッシュを決めトップを死守した。一方、後方ではマー・チンホワとオリバー・ターベイ(いずれもNIO)が発端となるアクシデントが発生し、若干の混乱がみられた。
トップを死守したバンドーンだったがターン5でアプト、ローランドの先行を許し3番手に後退した。
一方、ランキング首位奪還のためには何としても上位でフィニッシュしたかったギュンターだったが、今回も不運に見舞われた。2周目のターン9でエドワルド・モルタラ(ベンチュリ)に抜かれた際にウォールにヒットしスピン。これで8番手まで後退してしまった。
これまでバーチャルレースでは良いところがなかったアプトだが、今回は序盤から安定した走りを披露。5周目を終えた段階でもトップを快走していたが、そこに迫ってきたのがバンドーンだった。2周目にローランドを抜き返すと徐々にアプトとの差を詰めていたバンドーンは6周目のターン9でインから抜いてトップに返り咲いた。
これに対しアプトも積極的に応戦し7周目のターン5でオーバーテイクに成功したのだが、2台がワイドラインになったところにローランドが飛び込み、一気にトップに浮上。2番手にアプト、3番手にバンドーンというオーダーになった。
バンドーンは8周目のターン1で2番手に浮上し、トップを猛追。残り3周になって、ローランドの0.3秒後方につけた。初勝利がかかるローランドはタイヤが消耗しているのか各コーナーでマシンがスライドするシーンが何度も見られたが、隙を見せない走りを徹底。そのまま最後までポジションを守り抜き、バーチャルレースで悲願の初優勝を飾った。2位にはバンドーン、3位にアプトが入った。
このバーチャルレースでは時折上位に顔を出す走りを見せていたローランドだが、不運に見舞われることが多く結果に繋がらなかった。しかし今回はついに優勝。レース終盤はバンドーンとの緊迫したマッチレースになったこともあってか、フィニッシュラインを通過する瞬間に力強くガッツポーズしていたのが印象的だった。
これによりドライバーズランキングは、4位に入ったウェーレインが獲得ポイントを82に伸ばし首位を堅持。今回大きくポイントを稼いだバンドーンがランキング2位に浮上し、ウェーレインとの差を4ポイントとしている。ギュンターは71ポイントとなりランキング3位に後退した。
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