本来、ND型ロードスターはこうあるべきだった!?
純正プラス70馬力のパワーで軽快感を大幅アップ
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現行スポーツモデルとして、その軽快な乗り味が高い評価を受けているNDロードスター。しかし、エンジンのパワー不足を指摘する声が多いのも事実。そこで立ち上がったのが、千葉県のカーメイキングレヴューだ。
キット設定の無い車種の過給機チューニングを得意としている同社は、独自にND5RC&NDERC用のボルトオンGTスーパーチャージャーシステムを開発。1.5L仕様で203ps&27.3kgm、2.0L仕様で233ps&33.7kgmを実測で狙える、車検対応のドーピングキットを苦心の末に作り上げたのである。
キットの核を担うのは、増幅装置にトルク感応式トラクションドライブを採用したHKS謹製のGT2スーパーチャージャーだ。目標出力に応じて数種類のサイズが用意されているが、レヴューが選んだのは2.0Lクラスに最適なGTS7040L。腰下の強度を懸念してリストリクターで47φまでコンプレッサー入口を絞ってパワーを制限している。
重要なエンジンマネージメントは、1.5Lも2.0LもECU-TEKが担う。なお、スーパーチャージャー化に伴って必要になるプラスαの要素は、バッテリーの小型化(19サイズ)とプラグの熱価を上げることくらい。燃料系はポンプもインジェクターもノーマルのままで対応できるようにセットアップされている。
インタークーラーは既製品でちょうど良いサイズが無かったため、こちらもコアから吟味してオリジナル製作。純正バンパーにジャストフィットするサイズだ。
増大したパワーに合わせて足回りも強化。サスペンションには、ストリートからサーキットまで幅広く対応するオリジナル車高調(F8kg/mm R6kg/mm)をセットし、アーム類はリニアに足を動かすことを目的にフルピロ化済みだ。ホイールはグラムライツの57トランセンド(8.5J×17)を通しで装着する。
室内には、トラストのシリウス(60φメーター)が取り付けられているくらいでノーマル然とした印象だ。軽量化も一切行なっておらず、車重はスーパーチャージャー分をプラスしてちょうど1000キロくらいだろうとのこと。
気になるキット価格は1.5L用が69万8000円、2.0L用が79万8000円。そこにROMチューン(圧力センサー付きで12万5000円)や取り付け工賃(15万円)などが加わると、トータルは100万円辺りとなる。
実際にこのチューンド(1.5L)を峠で試乗したレーシングドライバーの佐藤公哉選手は「乗っていて本当に楽しい! 最初からこうだったら良いのに(笑) お気に入りの1台になりました」と絶賛。ND型ロードスターを覚醒させるスーパーチャージャーシステム、パワー志向にオーナーには要チェックと言えるだろう。
●取材協力:カーメイキングレヴュー 千葉県袖ヶ浦市長浦580-74 TEL:0438-60-3133
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みんなのコメント
少なくとも、あたしじゃ無理。ノーマルで手一杯(ていうか、多分ノーマルでも使い切れない)。
味わえる人がうらやましいっす。
内心はパワーが欲しい…笑