ベントレーはアウディ傘下へ
text:Piers Ward(ピアーズ・ワード)
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translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
フォルクスワーゲン・グループの取締役会は、ヘルベルト・ディースCEOの電動化改革を支持することを表明した。同時に、今回の発表では、ランボルギーニとドゥカティがグループ内に残ることも確認された。
一方のブガッティは、EVメーカーのリマックへの売却の可能性があるとされているが、その報道についてはまだ何も語られていない。
グループ再編により、ベントレーは2021年3月1日からアウディの傘下に入ることになる。ベントレーは電動化への転換を進めており、アウディのアルテミス計画がその重要な側面を担っている。
取締役会の発表に先立ち、ディースは2023年以降の契約を延長し、Together 2025+戦略を推進するために、事実上の信任投票を強行していた。
ディースの契約に関する発表はなかったが、フォルクスワーゲンは新CFO(最高財務責任者)にアルノ・アントゥリッツを起用するなど、ディースの人事案を受け入れている。
さらに、同社の声明によると、「取締役会は、特に電動モビリティとデジタル化を中心としたTogether 2025+戦略を全面的に支援することを全会一致で決議した」とのこと。
コスト削減の一環として、今後2年間で材料費を7%削減することも発表されている。調達部門と部品部門の分離が決定し、ヴォルフスブルクの本社は電動モデル生産拠点のハブとなる。
これにより、フォルクスワーゲンのフラッグシップEVはヴォルフスブルクの本社で生産されることになる。どのようなクルマになるのかは語られていないが、開発・生産はアウディのアルテミス計画の原則に近いものとなり、研究開発段階での効率化が期待されている。
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