■気になるボディサイズはどう違う?
近年、SUVの人気が続いています。国内市場では、とくにボディサイズが小さく扱い易いコンパクトSUVが売れ筋モデルです。そのなかで、好調な販売台数を誇るのがトヨタ「C-HR」とホンダ「ヴェゼル」。そして、そのライバル車として比較されるのがマツダ「CX-3」です。
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この3台にはどのような特徴があるのでしょうか。
C-HRは、トヨタのSUVラインナップにおいて一番小さなモデルです。2016年12月から発売され、当時は奇抜なデザインなどが話題となります。
大きな特徴としては、C-HRはスタイルを優先した都会派SUVという点で、FFモデルの1550mmに抑えた全高は、都心部のマンションなどの機械式立体駐車場の全高規制値に収まる寸法です。
2013年12月に登場したヴェゼルは、当初SUVジャンルで新車販売トップを誇っていた人気モデルです。C-HR登場以降はトップを明け渡していましたが、2019年上半期の新車販売台数ではC-HRと僅か1000台の差をつけ、SUVトップに返り咲きました。
ヴェゼルは、広い室内を利してファミリーカーとしても使える利便性、ユーティリティの高さが、堅実なユーザーに支持され、ロングセラーモデルとなっています。また、C-HRと比べると4WD車の設定数も多く積雪地域のユーザーを取り込んでいるモデルです。
なお、C-HRとヴェゼルは排気量は異なりますが、ともにガソリン車とハイブリッド車の設定があります。
一方のCX-3は、2015年2月に発売されました。その後、マツダのSUVラインナップはミドルサイズSUVの「CX-5」と3列シートSUVの「CX-8」と、SUVラインナップを拡充していきます。また、今回の3台でもっともコンパクトなボディとなり、ガソリン車とディーゼル車を設定しているのが特徴です。
では、コンパクトSUVを選ぶにあたって気になるボディサイズには、どのような違いがあるのでしょうか。
リアドアハンドルを隠すデザインとして、2ドアクーペにも見える斬新なエクステリアが自慢のC-HR。ボディサイズは、全長4360mm×全幅1795mm×全高1550-1565mm、ホイールベース2640mmです。
SUVとしては全高を抑えたフォルムで、最低地上高は140mm(FF車)、155mm(4WD車)と、ごく一般的なセダンと同等の地上高です。デザインを優先したことで室内は狭く、室内長1800mm×室内幅1455mm×室内高1210mmで、後席の頭上空間に余裕はありません。
ヴェゼルもリアドアハンドルを隠したデザインを採用したSUVです。ボディサイズは、全長4330-4340mm×全幅1770-1790mm×全高1605mm、ホイールベース2610mmで、最低地上高は185mm(FF車)、170mm(4WD車)となっています。
室内寸法は3台のなかでもっとも広く、室内長1930mm×室内幅1485mm×室内高1265mmとなっており、長さ・高さ共に余裕が感じられます。
CX-3のボディサイズは、全長4275mm×全幅1765mm×全高1550mm、ホイールベース2570mm、最低地上高は全車160mmを確保。短いボディながら、室内長1810mm×室内幅1435mm×室内高1210mmと、ボディサイズがもっとも大きいC-HRを凌駕する室内寸法を得ています。
■異なるパワートレイン、細かく何が違う?
C-HR、ヴェゼル、CX-3を比べて、違いが大きい点として、パワートレインがあります。
C-HRは、1.2リッターガソリンターボエンジン(116馬力)と、1.8リッターガソリンエンジン(98馬力/142Nm)+モーター(72馬力/163Nm)のハイブリッドの2種です。
カタログ燃費(JC08モード)はガソリン車が15.4km/Lから16.4km/L。ハイブリッド車は、30.2km/Lとなっています。
駆動方式に4WDを採用するのは、ガソリンターボ搭載車「G-T」「S-T」の2グレード。このラインアップから考えるに、トヨタ流マーケティングではC-HRの4WD車は補完的なグレードのようで、主力モデルはFFのハイブリッド車だといえます。
ヴェゼルは発売当初、1.5リッターガソリンエンジン(132馬力)+モーター(29.5馬力)のハイブリッドと、1.5リッターガソリンエンジン(131馬力)の2種類をラインナップしていましたが、2019年1月には1.5リッターガソリンターボエンジン仕様(172馬力/220Nm)が追加されて現在は全3種類です。
カタログ燃費(JC08モード)はガソリン車(ターボ仕様含む)が17.6km/Lから21.2km/L。ハイブリッド車は、27km/Lとなっています。
一方、CX-3は発売当初1.5リッターディーゼルターボエンジンのみでの展開でした。その後、2017年6月には2リッターガソリンエンジン(現在150馬力)と1.8リッターディーゼルターボエンジン(116馬力)の2種が追加されたことにともない、1.5リッターディーゼルターボエンジンを廃止しました。
CX-3のカタログ燃費は、ほかの2台と違いWLTCモード表記です。ガソリン車では、15.2km/Lから16.2km/L。ディーゼル車は、19.0km/Lから23.2km/Lです。
また、CX-3はグレードにより異なりますが、6速MTをラインアップしていることもほかの2台と違う部分です。
※ ※ ※
国内市場には、CX-3と同社のミドルサイズSUV「CX-5」の間を担う「CX-30」の登場も噂されています。
また、日産の欧州部門では2019年9月3日にコンパクトSUVの「ジューク」の新型モデルを発表しました。日本への導入は未定ですが、今後のコンパクトSUVジャンルが盛り上がることは間違いなさそうです。
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