現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 650ccって「ちょうどいい」からおすすめなの? いいえ! スズキ『SV650』は、そういう大型バイクじゃありません!【SUZUKI SV650/試乗レビュー(1) おさらい編】

ここから本文です

650ccって「ちょうどいい」からおすすめなの? いいえ! スズキ『SV650』は、そういう大型バイクじゃありません!【SUZUKI SV650/試乗レビュー(1) おさらい編】

掲載 更新 12
650ccって「ちょうどいい」からおすすめなの? いいえ! スズキ『SV650』は、そういう大型バイクじゃありません!【SUZUKI SV650/試乗レビュー(1) おさらい編】

650cc/ミドルクラスの大型バイクは乗りやすくって『ちょうどいい』ってよく言われます。だけど改めて乗ったスズキの『SV650』は、そういう理由で選ぶバイクに思えないのです……

バイクは『消極的な理由』で選ぶものじゃない
昨今の大型バイクは『とんでもない性能』を備えていることがザラになってきております。

ホンダ「GB350 S」誕生! スタンダードモデルのGB350とともに詳細発表

ひと昔前は1000ccクラスの大型バイクでも(自主規制もあったので)100馬力とかでしたが、今や100馬力なんて当たり前。なんなら200馬力級も珍しくなくなってきました。

そういう流れの中で、逆に見直されたのが650cc~800ccくらいの中間排気量。いわゆるミドルクラス。

スズキ『SV650』も、このミドルクラスに該当するバイクです。

で、よく言われるのが『ミドルクラスはパワーもサイズも適度で乗りやすい』っていうこと。背伸びしないとか、身の丈に合ったバイク選び、みたいな。

それはまぁ、間違ってはいないんですが……私(北岡)としてはちょっと引っかかる部分もあります。

だってバイクって、そういう消極的な理由で選ぶもの? 自分のお金を出して、意を決して買うんですよ?

SV650は『これがいい!』ってポジティブに選ぶ大型バイク
少なくとも、スズキのミドルクラスはそういう基準じゃないと思う。

先に『GSX-S750』の記事を書きましたけれど、あれなんて完全に真逆すぎです。

でも排気量は750ccだから、無理やりでも枠に押し込むならミドルクラスなんですけどね(笑)

【GSX-S750】の記事はこちら

もうひとつ言っておくとスズキ『Vストローム650/XT』も、ミドルクラスの一般的な解釈から大きく脱線してしまっているバイクです。

ミドルクラスは車体もコンパクトで……なんて言われますが、Vストローム650ったらリッターバイク並みにデカいし(笑)

まぁ、それより驚くべきは、快適さまでリッタークラスのアドベンチャーバイクに匹敵するところなんですけどね。

【Vストローム650XT】の記事はこちら

そんなミドルクラスのバイクを作るスズキにおいて、SV650だけが『ちょうどいい』だけで終わるはずがない。

もちろんSV650は、GSX-S750のような戦うバイクでは無いですし、Vストローム650XTみたいな超ロングツアラーでもない。

ぶっちゃけ、かなりフレンドリーなキャラクターなのも事実です。

うちのスタッフの西野なんて、スズキのバイクラインアップの中で最も好きなのがこのバイクで、奥只見の酷道352号線に挑む謎チャレンジにあたって、迷わずSV650を選んでました。

【SV650/酷道ツーリング紀行】はこちら

彼(西野)は生粋のツーリング派でスポーティな走りにはそれほど興味がありません。

その人物をして『10m走っただけで“いいバイク”だとわかる』と言わしめるのがSV650です。

私としても、まったくもって賛成。

大型バイク初心者の人にも、最高によきパートナーとなってくれる1台だと自信を持って推奨できます。

ただ、私は知っているんです……

スズキ『SV650』には裏の顔がある
SV650は超万能です。

650ccのパワーは400ccと比べれば、圧倒的に『速い』と言えるレベルにあるし、スズキ車らしく低~中速の力強さも備えているので扱いやすさも申し分なし。

それこそ西野が言うように『1台で通勤からツーリングまで何でもこなす』ことができる貴重な大型バイクでしょう。

【関連記事】

だけど個人的にはSV650っていうバイクは、けっこう激しい二面性を持っていると思っているんです。

オモテとウラ、とでも言いましょうか……

2021年モデルのニューカラーがあまりにもカッコよかったので、改めて乗ってみたところ、それに新たに気づきました。

ですから今回はそのSV650の『オモテの顔』と『ウラの顔』についてお伝えしてみようかと!

まずはわかりやすく『オモテの顔』から。

どうしてSV650は、こんなにもフレンドリーなのか?を続編にて紐解いてみようかと思います。

NEXT▶▶▶SV650の『オモテの顔』は優しさに溢れている
続きはこちら!

【2021モデルのカラーはこちら】

スズキファンのためのWEBサイト!

関連タグ

こんな記事も読まれています

えー日本橋だけじゃないの! 首都高都心環状線がルートまで変わるなんて知らんかったぞ!
えー日本橋だけじゃないの! 首都高都心環状線がルートまで変わるなんて知らんかったぞ!
ベストカーWeb
実は思ったより[軽微]じゃない!! ナメちゃいけない4つの交通違反行為
実は思ったより[軽微]じゃない!! ナメちゃいけない4つの交通違反行為
ベストカーWeb
日本の基幹産業である「自動車」に政府も社会も冷たすぎる【短期集中連載:最終回 クルマ界はどこへ向かうのか】
日本の基幹産業である「自動車」に政府も社会も冷たすぎる【短期集中連載:最終回 クルマ界はどこへ向かうのか】
ベストカーWeb
「ひと目惚れ」注意 アルパインスタイル「Cal’s Motor」が横浜・港南台バーズに 5/10~12に展示
「ひと目惚れ」注意 アルパインスタイル「Cal’s Motor」が横浜・港南台バーズに 5/10~12に展示
AUTOCAR JAPAN
眩しすぎだぜどうにかしろ! 夜間の点灯は[ハイビーム]が基本ってマジか! ロービームだと捕まるってほんと?
眩しすぎだぜどうにかしろ! 夜間の点灯は[ハイビーム]が基本ってマジか! ロービームだと捕まるってほんと?
ベストカーWeb
カリフォルニア「最初の街」かつ「最後の街」のニードルスは、警官のノリの軽さも西海岸スタイルでした【ルート66旅_51】
カリフォルニア「最初の街」かつ「最後の街」のニードルスは、警官のノリの軽さも西海岸スタイルでした【ルート66旅_51】
Auto Messe Web
ポルシェが両クラスで最速。ロッテラー組6号車、初日に続きFP3でもトップタイム/WECスパ
ポルシェが両クラスで最速。ロッテラー組6号車、初日に続きFP3でもトップタイム/WECスパ
AUTOSPORT web
最後尾から大逆転! キャシディが今季2勝目をマーク|フォーミュラE第9戦ベルリンE-Prix
最後尾から大逆転! キャシディが今季2勝目をマーク|フォーミュラE第9戦ベルリンE-Prix
motorsport.com 日本版
期待どおり!「熟成」ワゴン 新型フォルクスワーゲン・パサートへ試乗 巨大モニターは必要?
期待どおり!「熟成」ワゴン 新型フォルクスワーゲン・パサートへ試乗 巨大モニターは必要?
AUTOCAR JAPAN
マルティン、完璧ポール・トゥ・ウィンでスプリント3勝目! 驚異11ポジションアップでマルケス2位|MotoGPフランスGP
マルティン、完璧ポール・トゥ・ウィンでスプリント3勝目! 驚異11ポジションアップでマルケス2位|MotoGPフランスGP
motorsport.com 日本版
キック・ザウバー離脱の可能性高まるボッタスに、ウイリアムズとハースが関心
キック・ザウバー離脱の可能性高まるボッタスに、ウイリアムズとハースが関心
AUTOSPORT web
トヨタ新型「ハリアー」!? めちゃ”精悍デザイン”で超カッコよく!? ワイド&ローな大胆予想したCG「2025 VENZA」に反響も
トヨタ新型「ハリアー」!? めちゃ”精悍デザイン”で超カッコよく!? ワイド&ローな大胆予想したCG「2025 VENZA」に反響も
くるまのニュース
国産旧車からBMW「1シリーズ」に乗り換え…5ドア2シーターで「憧れていたシルキー6で最速のE87を目指したいです」
国産旧車からBMW「1シリーズ」に乗り換え…5ドア2シーターで「憧れていたシルキー6で最速のE87を目指したいです」
Auto Messe Web
5月18・19日にFIMトライアル世界選手権がモビリティリゾートもてぎで開幕。Enjoy Hondaなどイベントも盛りだくさん
5月18・19日にFIMトライアル世界選手権がモビリティリゾートもてぎで開幕。Enjoy Hondaなどイベントも盛りだくさん
AUTOSPORT web
【オンライン150台限定発売】 アウディA1スポーツバック・アーバン・シック・エディション
【オンライン150台限定発売】 アウディA1スポーツバック・アーバン・シック・エディション
AUTOCAR JAPAN
Moto2フランス予選|アロン・カネットがポールポジション獲得。小椋は不完全燃焼17番手
Moto2フランス予選|アロン・カネットがポールポジション獲得。小椋は不完全燃焼17番手
motorsport.com 日本版
出力大幅アップ! ブリッツから『ジムニー』MT用・専用ECU付きボルトオンターボシステムが登場
出力大幅アップ! ブリッツから『ジムニー』MT用・専用ECU付きボルトオンターボシステムが登場
レスポンス
トーヨータイヤが小型EVトラック専用スタッドレスタイヤ『NANOENERGY M951 EV』を発表
トーヨータイヤが小型EVトラック専用スタッドレスタイヤ『NANOENERGY M951 EV』を発表
レスポンス

みんなのコメント

12件
  • 続きはどちら?
  • グラディウの650に12年ほど乗っていますが、ちょうど良いですね。
    扱い易いサイズ、好燃費、そこそこ軽い。
    そこそこ速い。
    私にとって、「ちょうど良い」は消極的ではない。
    コレじゃなきゃダメと言う意味です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村