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ホンダが2代目「NSX」の集大成となるスーパースポーツモデル「Type S」を発表

掲載 更新 3
ホンダが2代目「NSX」の集大成となるスーパースポーツモデル「Type S」を発表

ホンダは、スーパースポーツモデル「NSX Type S」を発表した。このNSX Type Sは、これまでNSXを支えてくれたファンへの感謝を込めた特別なモデルとして、2021年8月3日に世界初公開。全世界で350台の販売を予定している。日本国内においては9月2日(木)にNSX PERFORMANCE DEALER※にてご購入のお申込みを開始し、2022年7月に30台限定で発売予定。
※一部のNSX PERFORMANCE DEALERでは、購入の受付ができない場合や車両販売についても取り扱いが無い場合がある

2016年8月に発表した2代目NSXは、卓越した動的性能を持ちながらも、誰もが快適に操れることを目指し、「人間中心のスーパースポーツ」という初代モデルが提案したコンセプトを継承。Honda独自の電動化技術である3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」の採用により、エンジンだけでは達成することが難しい、高いレベルのレスポンスとハンドリング性能を実現した新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXperience)を提案したモデル。

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NSX Type Sは、2代目NSXの集大成とすべく、これまでのNSXを超えるパフォーマンスとデザインを追求した。ダイナミクス性能では、Type Sが目指す加速性能やコーナリング性能、そして、空力・冷却性能などを徹底的に突き詰め、「ドライバーとクルマとの一体感」と「操る喜び」を提供する。デザインでは、Type Sとしての空力や冷却性能など、機能的進化を実現する新デザインとした。

加えて、限定となる新色マットカラーや、特別感を演出する専用パーツ、Type S専用ロゴの設定など、スーパースポーツとしての存在感と魅力にさらなる磨きをかけた。

ドライバーとクルマとの一体感を高め、全速・全域でSuper Carを体感

卓越した動的性能を持ちながらも、「誰もが快適に操ることができる人間中心のスーパースポーツ」という初代モデルからのコンセプトを継承しつつ、2代目NSXのダイナミクス性能をさらに引き上げることで、フラッグシップスーパースポーツとしての高いパフォーマンスを追求した。

<進化したパワートレーン>

2代目NSXに搭載したSPORT HYBRID SH-AWDは、ミッドシップにレイアウトした3.5L V型6気筒ツインターボエンジンに、クランクシャフトと直結したダイレクトドライブモーターと9速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)、前輪の左右を独立した2つのモーターで駆動するTMU(ツインモーターユニット)を組み合わせ、四輪の駆動力を電動で制御するシステムを搭載したハイブリッドシステム。TMUは、プラスのトルク(駆動力)のみならず、マイナスのトルク(減速力)も自在に制御する高度なトルクベクタリングにより、全速度域での高いライントレース性を実現している。

Type Sでは、エンジンの燃焼効率の向上、高耐熱材ターボの採用による過給圧アップ、冷却性能向上などにより、エンジンのさらなる出力向上を実現。さらにIPU(インテリジェントパワーユニット)のバッテリー出力と使用可能容量を拡大し、システム全体の出力・トルクも大幅に向上させた。また、運転時の高揚感やドライバーとクルマとの一体感をさらに高めるため、エンジンサウンドのチューニングや、減速時などで瞬時に適切なギアにシフトダウンできるパドルホールド・ダウンシフトをHondaとして初採用した。

<ボディー・シャシー>

2代目NSXでは、高剛性の押出成形アルミ材を中心とした複数素材によるスペースフレームを採用し、軽量で剛性の高いボディーを開発。さらにオールアルミニウム製の独立懸架前後サスペンションとアクティブ・ダンパー・システムを採用し、さまざまなシーンにおいて軽快なハンドリングと高速安定性の両立を実現している。

Type Sでは、フロントタイヤ19インチ、リアタイヤ20インチのグリップ性能の高い専用タイヤを採用するとともに、新デザインの専用鍛造アルミホイールによるワイドトレッド化で、サーキット走行時の限界性能とコントロール性をさらに高めた。

<さらに進化した「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」>

2代目NSXの魅力の1つである、走行シーンに応じて最適な4つの走行モードが選択可能な「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」は、Type S専用にアクティブ・ダンパー・システム、EPS(電動パワーステアリング)の各制御や、「SPORT HYBRID SH-AWD」の駆動配分制御の見直しを行なった。

Quietモードにおいては、EVドライブの加速性能向上と、EV走行領域を拡大した。Sport/Sport+モードでは、全輪の駆動制御や姿勢制御を最適化することで、コーナーのターンインから立ち上がりまで、ドライバーのイメージに限りなく忠実なライントレース性や、加速時の高いレスポンス性を実現している。また、Trackモードでは、サーキットでのハイパフォーマンス走行における高いコントロール性や、エンジンサウンドの一体感を向上させるなど、すべてのシーンにおいてNSX Type Sならではの「操る喜び」を具現化した。

Type Sとしてのパフォーマンスを実現するために生まれたデザイン

「パフォーマンス・デザイン」をコンセプトに、NSX Type Sが目指す高いパフォーマンスを実現させるための機能と、存在感のあるデザインを高次元で両立させた。

<エクステリア>



今までのワイド&ローなスタイリングをより際立たせるアグレッシブな造形とした。前後バンパーは新デザインを採用し、エアロダイナミクス性能の大幅な向上を追求。空力と冷却を高次元で両立させるトータル・エアフロー・マネジメントのさらなる向上を目指し、デザイナーとレース経験のある技術者が最先端のシミュレーションや風洞実験、走行試験を何度も重ねて作り上げた。

また、限定新色でHonda初のマットカラーとなる「カーボンマットグレー・メタリック」を含め、スーパースポーツとしての魅力を高める全10色のカラーラインアップを用意。

<インテリア>

Type Sとしての存在感を主張するカラーコーディネートとし、精巧さを表現している。シートはカラーバリエーションを一新するとともに、ヘッドレストにはNSXロゴの刺繍を施した。さらに、グローブボックスにはType S専用ロゴを施して所有する喜びを高めた。

■「NSX Type S」メーカー希望小売価格

※価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う費用は含まれない
※価格はメーカー希望小売価格(消費税10%込み)で参考価格。
※自動車リサイクル法の施行によりリサイクル料金が別途必要。

関連情報:https://www.honda.co.jp/NSX/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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みんなのコメント

3件
  • スーパーカーとも言わないし、ちょっと微妙だったよね。短命なのもわかる。
    ランボルギーニから権利買い取って作ったR8と同じ運命。各々歴史に幕を下ろしましたね。
  • 最初からこれくらい特別な所有欲を満たしそうなスペックや外観で発売されてればセレブにもう少し買って貰えたのに。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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