現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ジャガーが新ブランドを具現化したデザインコンセプトモデル「TYPE 00」を公開

ここから本文です

ジャガーが新ブランドを具現化したデザインコンセプトモデル「TYPE 00」を公開

掲載 1
ジャガーが新ブランドを具現化したデザインコンセプトモデル「TYPE 00」を公開

変革を進めているジャガーは、新しいブランドアイデンティティのデビューに続き、独創的で予想外、かつドラマチックなジャガーを具現化したDESIGN VISION CONCEPT「TYPE 00(タイプ ゼロゼロ)」を世界初公開した。この「TYPE 00」は、ジャガーのクリエイティブな哲学「Exuberant Modernism(活気あふれるモダニズム)」を体現している。

6日間にわたり南フロリダがアートの中心地となるマイアミ・アートウィークでデビューした「TYPE 00」は、創業者ウィリアム・ライオンズ卿の信念「Copy Nothing」まで立ち戻るものであり、さらに今後の展開を示唆するものとなる。

アウディが国内で100基目となるデスティネーションチャージャーを稼働、2024年末までに300か所設置へ

■JLR最高経営責任者(CEO) エイドリアン・マーデル氏のコメント

「人々を魅了するJAGUARの魔法のような力は私にとってとても大切でかけがえのないものです。ヘリテージや、芸術性、そしてエモーショナルな魅力をもち、比類のないオリジナルのブリティッシュ・ラグジュアリー・ブランドでした。それこそが私たちが目指すJAGUARであり、『E-TYPE』のようなアイコニックなモデルと同じような感動を生み出したいと思っております。私たちの変革の旅は、『Copy Nothing』というJAGUAR本来の信念に導かれてスタートを切りましたが、その結果はすばらしいものになると確信しています」

■JAGUAR担当マネージング・ディレクター ロードン・グローバー氏のコメント

「私たちはブランドのDNAに忠実でありながら、未来を見据えて際立った個性を備え、大胆でクリエイティブな新しいJAGUARのキャラクターを創造したのです」

「TYPE 00」を世界初公開

「TYPE 00」は、ジャガーの新たなクリエイティブな哲学「Exuberant Modernism(活気あふれるモダニズム)」を体現したモデル。名称に使用している「TYPE」は、ブランドの起源ともいえる、「E-TYPE」といったモデル名に由来し、ひとつ目のゼロは、排出ガスゼロを意味し、ふたつ目のゼロは、新生ジャガーにとってのゼロ号車両であることを表している。

そして先見性のあるデザインは、EVの常識を覆すものであり、長いボンネット、流れるようなルーフライン、23インチのアロイホイール、ファストバックのプロファイル、ボートテールなどが、洗練されたモダンなサーフェスを備えたドラマチックなシルエットを生み出している。このデザインは、独自の専用アーキテクチャであるJEA(Jaguar Electrical Architecture)によって実現した。

■チーフ・クリエイティブ・オフィサー プロフェッサー・ジェリー・マクガバンOBE氏のコメント

「『TYPE 00』は、JAGUARの新しいクリエイティブな哲学をピュアに表現したものであり、際立った存在感を放ちます。これは、勇敢で制約のない創造的思考と揺るぎない決意の結果と言えます。私たちが最初に具現化し、これまでに見たことのないような外観をもち、新しいJAGUARファミリーの礎石となるでしょう。まさに、最高レベルの芸術作品を目指したビジョンなのです」

ジャガーの精神を継承

この「TYPE 00」は、ジャガーブランドの精神とエッセンスを最大限に再現した、新世代ジャガーの序章となるもので、デザインとエンジニアリングの両方を白紙の状態からスタートさせた。そして「TYPE 00」のドラマチックなデザインを実現するために、全く新しい独自のアーキテクチャである、JEAをゼロから開発した。

この専用テクノロジープラットフォームによって、魅力的なドライビングエクスペリエンス、卓越したハンドリング、そして模範的かつ快適な乗り心地を実現。最新の電動化テクノロジーと驚異的なデザインにより、ますます均質化が進むEV市場において、将来のジャガーは際立つ存在になることを目指す。

最初のプロダクションモデルは4ドアGTで、2025年後半に発表予定となっている。1回の充電で、WLTPモードで770km(478マイル)、 EPAモードで692km(430マイル)の最大航続距離、さらにわずか15分で最大321km(200マイル)分の急速充電を実現することをターゲットにしている(メーカー推定値)。

ドラマチックなエクステリア

自信に満ちた新しいフロントマスクは、垂直なフラッシュサーフェスと、その中央に配した新しいジャガーのデバイスマークを組み合わせたデザインを採用している。特徴的で精緻なフロントライトシグネチャーが車両のコーナーを強調し、幅広さと安定感をもたらす。

サイドは大胆なプロポーションが特徴で、車体の両側には手仕上げの真鍮インゴットにレーザーエッチングしたジャガーの「leaper(リーパー)」が描かれている。このインゴットは格納式となっており、必要に応じてリアビューカメラが出現。充電ポートやフロントエアインテークと同様に、必要な時までは隠れた状態になっている。

さらにリアにも大胆な演出が施されている。ガラスのないテールゲートと、ボディと調和したパノラミックガラスルーフが、まるで彫刻のようで、リアエレベーションは独特な水平のStrikethrough(ストライクスルー)グラフィックを採用している。ドラマチックなフルワイドテールライトを隠すことで、「TYPE 00」のパワフルさとスケールを強調している。

ジャガーは、1961年のジュネーブモーターショーで2台の「E-TYPE」を発表した時と同じように、「TYPE 00」も対照的な2台のDESIGN VISION CONCEPTを披露した。ひとつは、「サテンロードンローズ」という色を纏ったモデルで、マイアミのアイコニックなアールデコ建築のパステルカラーにちなんで「マイアミピンク」と呼んでいる。これは、真鍮が経年変化し独特なローズカラーになることからインスピレーションを得ている。もうひとつは「インセプションシルバーブルー」のエクステリアカラー。「ロンドンブルー」と呼ぶこのカラーは、1960年代のオパールセントシルバーブルーに着想を得たもので、ジャガーのルーツである英国のイメージを反映している。

■ジャガー担当チーフ・エクステリア・デザイナー コンスタンチノ・セギ・ジラベルト氏のコメント

「ジャガーは特別なものであり、平凡な存在であってはなりません。新しいジャガーを初めて目にするときに、今までにないような驚きを感じさせるものであるべきです。『TYPE 00』は、過去のすばらしいジャガーと同様に注目を集めるでしょう。ドラマチックな存在感を放ち、英国のクリエイティビティとオリジナリティを反映した独自の精神を表現しています。まさに、アートを称え、『Exuberant Modernism』の神髄を具現化したものになっています。」

魅力的なインテリア

ドラマチックなバタフライドアと「パンタグラフ」テールゲートを開けると、エクステリアと同様の豊かなプロポーションを誇るモダンなインテリアが現れる。荘厳な室内には、手仕上げの3本の真鍮のラインがフロントからリアに沿って配置され、中央には長さ3.2mの真鍮の支柱があり、フローティングインストルメントパネルを分割する。

そして落ち着きのあるトラバーチンストーンは、フローティングシートと中央の支柱を支える台座としての役割を担う。また、インテリアの豊かなレイヤード色調のインスピレーションともなっており、織り込まれたテキスタイルが、クラフトマンシップを感じさせる。手織りの糸からインスピレーションを得た、触り心地の良いウール混紡素材が、2つのシート、サウンドバー、床材を包み込んでいる。

さらに「TYPE 00」は、感覚を刺激する。ボディと調和したガラスルーフは、インテリア素材の繊細な模様を映し出し、テクスチャに命を吹き込んで、一日を通してその特徴を変化させる。

ジャガーのデザインチームは、インテリアをより魅力的にする新しい方法を模索した。乗員は、独自のプリズムケースを使用することで、気分に合わせて室内をカスタマイズできる。この機能の目的は、乗員が車両と関わることで、カスタマイズとパーソナライゼーションの概念を拡張させることだった。プリズムケースは、ボディサイドにある精巧な電動ドアを備えたボックスのなかに収納されおり、真鍮、トラバーチン、アラバスターの3つの天然素材のトーテムが入っている。

センターコンソール内にトーテムのひとつを配置すると、インテリアの雰囲気を調整することができる。アンビエントライトや独自のサウンドスケープ、カスタマイズされたスクリーングラフィックまで、すべてが選択したトーテム素材の特性を反映したものになる。ビスポークの香りが素材と相互作用することで、これまでにないパーソナライゼーションが実現する。

そしてディスプレイスクリーンにも、感覚を刺激する豊かでアーティスティックなアプローチを採用している。光と影を使って立体的なオブジェクトを表現する「キアロスクーロ」という独創的な技法を使ってアニメーションを作成した。



関連情報:https://www.jaguar.co.jp/copy-nothing/

構成/土屋嘉久

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

0-100km/hの加速は2.9秒!メルセデスAMGのSLにPHEVモデル「SL63 S E PERFORMANCE」が登場
0-100km/hの加速は2.9秒!メルセデスAMGのSLにPHEVモデル「SL63 S E PERFORMANCE」が登場
@DIME
「なんじゃこりゃ~」なデザインで当時は酷評! だがいま見ると「イケてね?」なフォード 012Cのオモシロコンセプト
「なんじゃこりゃ~」なデザインで当時は酷評! だがいま見ると「イケてね?」なフォード 012Cのオモシロコンセプト
WEB CARTOP
2億円超えのイタリアンハイパーカーがついに現る! デ・トマソがクラシックカーの美学と革新技術を融合させた新型「P72」の量産モデルを発表
2億円超えのイタリアンハイパーカーがついに現る! デ・トマソがクラシックカーの美学と革新技術を融合させた新型「P72」の量産モデルを発表
VAGUE
日産がビームスとコラボした特別仕様車「ビームスエディション」6モデルを発売
日産がビームスとコラボした特別仕様車「ビームスエディション」6モデルを発売
@DIME
フィアットがアクティブ系MPV「ドブロ」の内外装デザインを一新
フィアットがアクティブ系MPV「ドブロ」の内外装デザインを一新
@DIME
お値段6000万円!ブガッティ「トゥールビヨン」のV16エンジンを再現したJACOB&COのラグジュアリーウォッチ
お値段6000万円!ブガッティ「トゥールビヨン」のV16エンジンを再現したJACOB&COのラグジュアリーウォッチ
@DIME
「デジタルデトックス」な楽しさ フォルクスワーゲン・ゴルフ Mk1へ試乗 50周年を祝う
「デジタルデトックス」な楽しさ フォルクスワーゲン・ゴルフ Mk1へ試乗 50周年を祝う
AUTOCAR JAPAN
【今年の新型車一覧】2025年に登場するニューモデル51台を画像とともに一挙に紹介!
【今年の新型車一覧】2025年に登場するニューモデル51台を画像とともに一挙に紹介!
AutoBild Japan
スパイダーからワンボックスまで! フィアット850 シリーズ(1) リアエンジンなイタリアの大衆車
スパイダーからワンボックスまで! フィアット850 シリーズ(1) リアエンジンなイタリアの大衆車
AUTOCAR JAPAN
全長4m切り! マツダ「小さな高級車 ベリーサ」が凄かった! “5ナンバークラス”超えの「上質内装」×オシャレデザインがカッコイイ! プレミアムコンパクト先駆けのモデルとは
全長4m切り! マツダ「小さな高級車 ベリーサ」が凄かった! “5ナンバークラス”超えの「上質内装」×オシャレデザインがカッコイイ! プレミアムコンパクト先駆けのモデルとは
くるまのニュース
マツダ「ロータリースポーツ」登場!? 美しすぎる「アイコニックSP」市販化に前進! リトラライトで「RX-7」想起のコンセプトカーに期待! デザインに込められた意味とは
マツダ「ロータリースポーツ」登場!? 美しすぎる「アイコニックSP」市販化に前進! リトラライトで「RX-7」想起のコンセプトカーに期待! デザインに込められた意味とは
くるまのニュース
日産「次期型シルビア!?」と言われたコンセプトモデル!  全長3.7m級ボディ&斬新“ツルツル顔”採用! 凄いバランス&スポーティな“画期的パワトレ搭載”の「エスフロー」とは
日産「次期型シルビア!?」と言われたコンセプトモデル! 全長3.7m級ボディ&斬新“ツルツル顔”採用! 凄いバランス&スポーティな“画期的パワトレ搭載”の「エスフロー」とは
くるまのニュース
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】今こそマークIIよりも強い個性を主張していた高級FRツーリングワゴン[ブリット]が欲しい!!!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】今こそマークIIよりも強い個性を主張していた高級FRツーリングワゴン[ブリット]が欲しい!!!
ベストカーWeb
Pro Shop インストール・レビュー BMW X1(オーナー・小向拓匡さん) by ingraph 後編
Pro Shop インストール・レビュー BMW X1(オーナー・小向拓匡さん) by ingraph 後編
レスポンス
80年代バブル当時、六本木界隈で存在感抜群だったアルピナ「B9 3.5/1」が1000万円オーバーで落札! ヤングタイマー人気で今後の価格に要注目
80年代バブル当時、六本木界隈で存在感抜群だったアルピナ「B9 3.5/1」が1000万円オーバーで落札! ヤングタイマー人気で今後の価格に要注目
Auto Messe Web
歴代アコードで一番デザインがいいのはどれ? デザインのプロが「三代目」を推すワケ
歴代アコードで一番デザインがいいのはどれ? デザインのプロが「三代目」を推すワケ
WEB CARTOP
【ニューパンダファミリー登場!】80年代のパンダ4×4へのオマージュ?新型「フィアット グランデ パンダ」発売開始!すべての情報をお届け!
【ニューパンダファミリー登場!】80年代のパンダ4×4へのオマージュ?新型「フィアット グランデ パンダ」発売開始!すべての情報をお届け!
AutoBild Japan
【デートカーが帰ってくる】「ホンダ プレリュード」が20年以上の時を経て復活!最新情報の全て!
【デートカーが帰ってくる】「ホンダ プレリュード」が20年以上の時を経て復活!最新情報の全て!
AutoBild Japan

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1850.03258.0万円

中古車を検索
GTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1850.03258.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村