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スーパーGT開幕戦岡山のエントリーリスト&参加条件公開。GT300王者スバルらに前年より厳しい性能調整

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スーパーGT開幕戦岡山のエントリーリスト&参加条件公開。GT300王者スバルらに前年より厳しい性能調整

 2022年スーパーGTの開幕がいよいよ目前まで迫ってきた。スーパーGTを主催するGTアソシエイションはそれに先立ち、岡山国際サーキットで開催される開幕戦のエントリーリスト、参加条件などを公開した。

 エントリーリストを見ていくと、GT500クラスに関しては年間エントリーリスト通り。GT300クラスに関しては年間エントリーとわずかに相違がある。

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 244号車HACHI-ICHI GR Supra GTでエントリーしているMax Racingは、チーム代表の急逝に伴い欠場。第2戦から参戦するとしている。9号車PACIFIC hololive NAC Ferrariは、木村武史に代わって横溝直輝がステアリングを握る。木村の欠場は同週末に行なわれるヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)に出場するためと見られるが、同じくELMSにエントリーしているアウグスト・ファルフスは7号車Studie BMW M4のドライバーとして名を連ねている。

 また今回発表された参加条件ではGT300クラスにおける各車の性能調整の値が示されているが、昨年の最終戦富士と比べていくつかの変更が見られる。

 まず、昨季8戦中5勝、5ポールポジションを記録したGT300車両(かつてのJAF-GT車両)は、軒並み昨年以上に強い調整がかけられている。ディフェンディングチャンピオンである61号車SUBARU BRZ R&D SPORTは、過給圧レシオが前年よりも低く設定されており、昨年3勝を挙げたスープラも、エアリストリクター径が29.67mmから29.08mmに絞られている。今季から新規投入されるGR86もスープラと同様の性能調整となっている。

 また今季唯一のGT300マザーシャシー車両となった86 MCは、昨年50~70kgだったBoP重量が100kgとなっている。

 一方のFIA-GT3車両は、今季8車種が参戦。それぞれBoP重量やエアリストリクター径に微調整がなされているが、昨年と比べて著しく性能を抑えられた車両はない印象だ。これらの性能調整により、GT300クラスの勢力図がどうなっていくかにも注目だ。

 なお昨年の岡山戦同様、GT300クラスの各車両には通常のBoP重量に加えて“特別BoP重量”が課されており、車重は他のレースよりも重くなる形だ。GT500クラスの車両については今回、燃料流量リストリクター90.2kg/hの装着が義務付けられている。

■スーパーGT開幕戦岡山:エントリーリスト

■GT500クラス

車番/チーム/車両名/ドライバー/タイヤ
3/NDDP RACING/CRAFTSPORTS MOTUL Z/千代勝正、高星明誠/ミシュラン
8/ARTA/ARTA NSX-GT/野尻智紀、福住仁嶺/ブリヂストン
12/TEAM IMPUL/カルソニック IMPUL Z/平峰一貴、ベルトラン・バゲット/ブリヂストン
14/TGR TEAM ENEOS ROOKIE/ENEOS X PRIME GR Supra/大嶋和也、山下健太/ブリヂストン
16/TEAM Red Bull MUGEN/Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT/笹原右京、大湯都史樹/ダンロップ
17/Astemo REAL RACING/Astemo NSX-GT/塚越広大、松下信治/ブリヂストン
19/TGR TEAM WedsSport BANDOH/WedsSport ADVAN GR Supra/国本雄資、阪口晴南/ヨコハマ
23/NISMO/MOTUL AUTECH Z/松田次生、ロニー・クインタレッリ/ミシュラン
24/KONDO RACING/リアライズコーポレーション ADVAN Z/佐々木大樹、平手晃平/ヨコハマ
36/TGR TEAM au TOM'S/au TOM'S GR Supra/坪井翔、ジュリアーノ・アレジ/ブリヂストン
37/TGR TEAM KeePer TOM'S/KeePer TOM'S GR Supra/サッシャ・フェネストラズ、宮田莉朋/ブリヂストン
38/TGR TEAM ZENT CERUMO/ZENT CERUMO GR Supra/立川祐路、石浦宏明/ブリヂストン
39/TGR TEAM SARD/DENSO KOBELCO SARD GR Supra/関口雄飛、中山雄一/ブリヂストン
64/Modulo Nakajima Racing/Modulo NSX-GT/伊沢拓也、大津弘樹/ダンロップ
100/TEAM KUNIMITSU/STANLEY NSX-GT/山本尚貴、牧野任祐/ブリヂストン

■GT300クラス

車番/チーム/車両名/ドライバー/タイヤ
2/muta Racing INGING/muta Racing GR86 GT/加藤寛規、堤優威/ブリヂストン
4/GOODSMILE RACING & TeamUKYO/グッドスマイル 初音ミク AMG/谷口信輝、片岡龍也/ヨコハマ
5/TEAM MACH/マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号/冨林勇佑、平木玲次/ヨコハマ
6/MOTOYAMA Racing w/ Team LeMans/Team LeMans Audi R8 LMS/本山哲、片山義章/ヨコハマ
7/BMW Team Studie x CSL/Studie BMW M4/荒聖治、アウグスト・ファルフス/ミシュラン
9/PACIFIC CARGUY Racing/PACIFIC Hololive NAC Ferrari/ケイ・コッツォリーノ、横溝直輝/ヨコハマ
10/GAINER/TANAX GAINER GT-R/富田竜一郎、大草りき/ダンロップ
11/GAINER/GAINER TANAX GT-R/安田裕信、石川京侍/ダンロップ
18/TEAM UPGARAGE/UPGARAGE NSX GT3/小林崇志、太田格之進/ヨコハマ
20/SHADE RACING/シェイドレーシング GR86 GT/平中克幸、清水英志郎/ダンロップ
22/R'Qs MOTOR SPORTS/アールキューズ AMG GT3/和田久、城内政樹/ヨコハマ
25/HOPPY team TSUCHIYA/HOPPY Schatz GR Supra/松井孝允、野中誠太/ヨコハマ
30/apr/apr GR86 GT/永井宏明、織戸学/ヨコハマ
31/apr/apr GR SPORT PRIUS GT/嵯峨宏紀、中山友貴/ブリヂストン
34/BUSOU Drago CORSE/BUSOU raffinee GT-R/柳田真孝、井出有治/ダンロップ
48/NILZZ Racing/植毛ケーズフロンティア GT-R/井田太陽、田中優暉/ヨコハマ
50/Arnage Racing/Arnage MC86/加納政樹、阪口良平/ヨコハマ
52/埼玉トヨペット Green Brave/埼玉トヨペットGB GR Supra GT/吉田広樹、川合孝汰/ブリヂストン
55/ARTA/ARTA NSX GT3/武藤英紀、木村偉織/ブリヂストン
56/KONDO RACING/リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R/藤波清斗、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/ヨコハマ
60/LM corsa/SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT/吉本大樹、河野駿佑/ダンロップ
61/R&D SPORT/SUBARU BRZ R&D SPORT/井口卓人、山内英輝/ダンロップ
65/K2 R&D LEON RACING/LEON PYRAMID AMG/蒲生尚弥、篠原拓朗/ブリヂストン
87/JLOC/Bamboo Airways ランボルギーニ GT3/松浦孝亮、坂口夏月/ヨコハマ
88/JLOC/Weibo Primez ランボルギーニ GT3/小暮卓史、元嶋佑弥/ヨコハマ
96/K-tunes Racing/K-tunes RC F GT3/新田守男、高木真一/ダンロップ
360/TOMEI SPORTS/RUNUP RIVAUX GT-R/青木孝行、田中篤/ヨコハマ

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