現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 鈴鹿で重要なのは空力効率! フェラーリは新フロアを投入、アルファタウリはリヤウイングを調整

ここから本文です

鈴鹿で重要なのは空力効率! フェラーリは新フロアを投入、アルファタウリはリヤウイングを調整

掲載 1
鈴鹿で重要なのは空力効率! フェラーリは新フロアを投入、アルファタウリはリヤウイングを調整

 シンガポールGPで今季のF1初勝利を挙げたフェラーリは、日本GPでフロアをアップデート。さらなる成功を追い求めている。

 高速コーナーと低速コーナーがバランスよく配合されている鈴鹿サーキットは、F1マシンが最もF1らしく走るとも評されるコースであり、ダウンフォースと空気抵抗(ドラッグ)のバランス、つまり空力効率が重要となるサーキットだ。

■角田裕毅、F1日本GP初日を終えて大型アップデートの効果に疑問符「フィーリングは悪くないけど……」

 それだけにフェラーリを含め、ダウンフォースを維持しながらもドラッグを削減するなど、空力効率の改善を目指したアップデートを投入しているチームが多い。

 フェラーリによると、フロントフロアフェンス、フロアエッジ、ミッドフロア、ディフューザーサイドウォールが修正されており、再設計されたサイドポンツーンのアンダーカットと連動し、荷重の配分や損失のマネジメント改善を目指している。

 また、「これはマシンの効率向上にもつながる」とチームは説明している。

 フェラーリは今回フロアに手を加えるだけでなく、イギリスGPで使用したのと同じ低ドラッグのビームウイング構成とリヤウイングのメインプレーンセッティングを採用している。

マクラーレンMCL60のリヤウイング

 ドラッグの低減を目指しているのはフェラーリだけでない。マクラーレンも新しいビームウイングを日本に持ち込んでいる。

 アッパーとロワエレメントの形状を変更したことで、荷重とドラッグが軽減され、鈴鹿サーキットのニーズに適している。

 マクラーレンはまた、サイドポンツーンに開口部を追加し、局所的な気流を改善、さらに冷却性能も高めている。

アルファタウリAT04のリヤウイング

 アルファタウリは、シンガポールGPに持ち込んだ大幅なアップグレードパッケージをベースに、今週末の日本GPに向けてさらなる変更を加えた。

 リヤウイングのエンドプレート接合部に手を加え、パッケージ全体の効率を向上させたのだ。

 また繰り返し行なわれるという実験の一環として、アウトボードミラーステムから3つのターニングベーンを取り除いた。この変更はドラッグを減らすだけでなく、フロントタイヤが生むアウトウォッシュのコントロールにも影響する。

メルセデスW14のリヤウイングエンドプレート

 メルセデスはリヤウイングに小さな変更を加え、リヤエンドプレートの外側にウイング形状の起伏を追加した。

 メルセデスは公式発表の中で、「この羽根は小さな渦を発生させ、それによって局所的なダウンフォースとドラッグをわずかに発生させる」と説明している。

 アストンマーチンは、鈴鹿サーキットの冷却要件に適した小型のフロントブレーキダクトを導入した。

こんな記事も読まれています

ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
グーネット
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
グーネット
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
AUTOCAR JAPAN
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
グーネット
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
グーネット
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
グーネット
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
AUTOSPORT web
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
くるまのニュース
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
AUTOCAR JAPAN
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
Auto Messe Web
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
AUTOSPORT web
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
AUTOCAR JAPAN
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
レスポンス
復活するIGTC鈴鹿が『1000km』&控えめなエントリー目標である理由「長距離に慣れているチームがほとんどない」
復活するIGTC鈴鹿が『1000km』&控えめなエントリー目標である理由「長距離に慣れているチームがほとんどない」
AUTOSPORT web
新型「4WDスポーツ車」初公開! レトロな「丸目」に超ハイパワー「V型8気筒エンジン」搭載! “日本専用”の特別なベントレーに衝撃の声!
新型「4WDスポーツ車」初公開! レトロな「丸目」に超ハイパワー「V型8気筒エンジン」搭載! “日本専用”の特別なベントレーに衝撃の声!
くるまのニュース
デコトラの命ともいえる電飾! LEDが台頭するもいまだ電球派もいる理由とは?
デコトラの命ともいえる電飾! LEDが台頭するもいまだ電球派もいる理由とは?
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol42. 石野真子さん(後編)
愛車の履歴書──Vol42. 石野真子さん(後編)
GQ JAPAN
イクリプスがカーナビ「AVN」のLSシリーズ2024年モデルを発売
イクリプスがカーナビ「AVN」のLSシリーズ2024年モデルを発売
レスポンス

みんなのコメント

1件
  • コクピット両脇 サイドポッド下から上に抜ける、Sダクトは要るか?
    無い方が、アンダーカットの流速が上がり さらにドラッグも減りそうだし、そのスペース分クーラントを寄せるか 燃料タンクの配置に余裕が出来る
    来期にも在るかどうか
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村