現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 絵描き屋の独り言「カーイラスト旅日記」vol.9:皆野サンデーミーティング

ここから本文です

絵描き屋の独り言「カーイラスト旅日記」vol.9:皆野サンデーミーティング

掲載
絵描き屋の独り言「カーイラスト旅日記」vol.9:皆野サンデーミーティング

去る6月13日、絵描き屋こときもだは、埼玉県は秩父にある皆野町を訪れ、とあるホテル「いこいの村美の山ヘリテイジ」にて開催された皆野サンデーミーティングにお邪魔しておりました。主催は奥村氏というカメラマンの方です。カー雑誌等を中心に活躍され、ご存知の人も少なくないかと思われます。

祝100周年!シトロエン・センテナリー・ギャザリングで仏車のエスプリを振り返ろう!

■移住した土地でイベント開催を実現

奥村氏がかねてより行いたかったイベントとして開催されたのが「皆野サンデーミーティング」です。奥村氏はこちらの皆野町にガレージを設け、東京の自宅と2拠点生活をはじめて4年目。そうしたことも縁となり、この4月より総務省の取り組みである「地域おこし協力隊」としても活動しております。皆野町を活性化する地域おこし活動のひとつとして、そうした構想を練ってきました。



皆野町の地域おこしの一環として関係各所と密接に連絡を取り、折よく会場であるホテルとの打ち合わせの中で、支配人の方も「この種のイベントを開催してみたい」との考えていたことを知ります。こうして心強い協力者を得たことで今回のイベント開催にこぎつけたのです。



今回はプレイベントとして主催者、関係者からの声掛けにて集まっていただいた80台近くのヒストリックカーが集合。奥村氏が中心となっていることもあり、英国車を中心にイタ車、フランス車などのラテン車やドイツ車、国産車といったクルマが秩父の山中に集まりました。




 



開催準備期間中から絵描き屋こときもだは参加しており、車両が会場の駐車場に入るまで基本はお手伝いを担当。皆野町の観光案内や協賛企業のパンフレット等を渡す役目や検温等を行っておりました。イベントともなると、まとめて数台の車両が来ることも少なくありません。



しかしこのイベントは入場前に各車両撮影会が途中にあり、そこで一度停止してから入って来ます。参加車両を必ず撮影するというカメラマン・奥村氏ならではの企画ではないでしょうか。ゲートがほとんど混みあわないいうイベントしては珍しいパターンではないかと思われます。



■会場は広大なリゾート地「美の山ヘリテイジ」

会場となった美の山ヘリテイジは標高417メートルからの秩父連山を望むロケーションにあり山野に囲まれた広大なリゾート地です。2名から多人数まで、宿泊プランはもちろん日帰りのプランまで用意のあるリゾートとなっています。すぐ足元にはRVパークもあり、キャンパーでも車中泊が楽しめるように電源等の用意も充実しています。




 
奥村氏も当日はオースチンのキャンパーで参加されており、気温が許せば車中泊もありだったかなあと話されていました。



■今日の1台


本日の1台は、やはり英国車でいきたいと思い選ばせていただいたジャガーMKIIです。「スモールジャガー」こと2.4(MkIIの登場によりMKIとも呼ばれる)の後継として1959年に世に送り出されました。ウィンドウ周りが一新され、3.8Lエンジンを搭載したMkIIは、スターリング・モスといった著名なレーサーのドライブにより名を馳せていったのです。



参加された車両は当時モノのエアコン(この場合はクーラー)を装備、オリジナルのコンディションを維持するように乗られている車体でした。



■町と力を合わせて目指すイベントの未来とは

近年地方で行われるイベントの多くが午前中で終了することが多くなってきました。



「皆野サンデーミーティング」も例外ではなく、昼食を済ませたあたりからちらほらと車両が動き出していました。それでもまだその時間多くの参加者が、この山中のクラシックカーイベントを楽しんでいるようでした。



これからも「皆野サンデーミーティング」を定期的に開催し、ヒストリックカー好きと地域の方々との交流ができるイベントにして行きたいと奥村氏は話します。



今回はプレイベントということで、次回はさらに勢いのあるイベントとなっているのではないでしょうか。今後の成長を楽しみにしながら絵描きは秩父山中を後にして次の旅へと向かいます。



[ライター・撮影/きもだ こよし] 
 

関連タグ

こんな記事も読まれています

VWのキャンピングカー、『カリフォルニア』新型発表…PHEVを初設定
VWのキャンピングカー、『カリフォルニア』新型発表…PHEVを初設定
レスポンス
ようやく過去のモノにできる……F1初優勝ノリス担当マクラーレンエンジニア、雨で勝利落とした2021年ロシアGPの“呪縛”から開放
ようやく過去のモノにできる……F1初優勝ノリス担当マクラーレンエンジニア、雨で勝利落とした2021年ロシアGPの“呪縛”から開放
motorsport.com 日本版
いすゞ新型「FRマシン」発表! 斬新“スポーティ顔”採用&MT設定あり! オシャ内装もカッコイイ「D-MAX」豪に登場
いすゞ新型「FRマシン」発表! 斬新“スポーティ顔”採用&MT設定あり! オシャ内装もカッコイイ「D-MAX」豪に登場
くるまのニュース
なぜ好調? マツダ「過去最高」売上達成 鍵を握るラージ商品群、待望の次期型CX-5はいかに
なぜ好調? マツダ「過去最高」売上達成 鍵を握るラージ商品群、待望の次期型CX-5はいかに
AUTOCAR JAPAN
三菱自動車、タイ石油公社とEV関連で協業検討 タイの電動車ビジネス拡大へ
三菱自動車、タイ石油公社とEV関連で協業検討 タイの電動車ビジネス拡大へ
日刊自動車新聞
メルセデスベンツ『Gクラス』新型に完全電動車が登場[詳細写真]
メルセデスベンツ『Gクラス』新型に完全電動車が登場[詳細写真]
レスポンス
どっちが優先? 信号の無い十字路で迷いがち! 何があれば優先道路なの? 見分けるポイントとは
どっちが優先? 信号の無い十字路で迷いがち! 何があれば優先道路なの? 見分けるポイントとは
くるまのニュース
ライダーもお世話になってる「道の駅」! そもそもなんのために作られたのか?
ライダーもお世話になってる「道の駅」! そもそもなんのために作られたのか?
バイクのニュース
超絶人気のエアロメーカー「KUHL」が軽にも挑戦! カスタムモデルにサブスクで乗れる「サブスク改!」も開始して超イケイケ状態だった
超絶人気のエアロメーカー「KUHL」が軽にも挑戦! カスタムモデルにサブスクで乗れる「サブスク改!」も開始して超イケイケ状態だった
WEB CARTOP
マツダが2車種の新型電動車を北京モーターショー2024で初公開
マツダが2車種の新型電動車を北京モーターショー2024で初公開
カー・アンド・ドライバー
【ホンダ フリード 新型】「クロスター」はSUV風のタフなデザインに進化!2列シート仕様で魅力倍増?
【ホンダ フリード 新型】「クロスター」はSUV風のタフなデザインに進化!2列シート仕様で魅力倍増?
レスポンス
驚異的な加速力! AMG史上最速モデルが欧州で受注開始 新型メルセデスAMG「GT63 SEパフォーマンス クーペ」の気になる価格とは
驚異的な加速力! AMG史上最速モデルが欧州で受注開始 新型メルセデスAMG「GT63 SEパフォーマンス クーペ」の気になる価格とは
VAGUE
840万円超え! 全長4m切り「爆速コンパクトカー」出現! 5速MT&4WD搭載の「伝説級モデル」がスゴい… 鮮烈レッドの“激レア車”がベルギーで落札
840万円超え! 全長4m切り「爆速コンパクトカー」出現! 5速MT&4WD搭載の「伝説級モデル」がスゴい… 鮮烈レッドの“激レア車”がベルギーで落札
くるまのニュース
NEWカラーが3色登場!スズキが「V-STROM 1050」の新型モデルを発売
NEWカラーが3色登場!スズキが「V-STROM 1050」の新型モデルを発売
バイクのニュース
バスのBEV化が急激に進むタイで生き残る激安の「赤バス」! 「アジア感」たっぷりのエアコンレスの古いバスは消滅の危機
バスのBEV化が急激に進むタイで生き残る激安の「赤バス」! 「アジア感」たっぷりのエアコンレスの古いバスは消滅の危機
WEB CARTOP
日産が4車種の新エネルギー車のコンセプトカーを北京モーターショー2024で披露
日産が4車種の新エネルギー車のコンセプトカーを北京モーターショー2024で披露
カー・アンド・ドライバー
「ミニ JCW マキシチューナー」これぞまさに本来のミニ クーパーのドライビングの楽しさだ!
「ミニ JCW マキシチューナー」これぞまさに本来のミニ クーパーのドライビングの楽しさだ!
AutoBild Japan
新型「フェアレディZ」「ロードスター」が絶賛されればされるほど、スポーツカーの“落日”が浮き彫りになる皮肉現実
新型「フェアレディZ」「ロードスター」が絶賛されればされるほど、スポーツカーの“落日”が浮き彫りになる皮肉現実
Merkmal

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

390.0450.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.099.0万円

中古車を検索
80 (セダン)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

390.0450.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.099.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村