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今「背がちょい低め」がジワジワきてる! ちょうどいい新旧「スライドドア」軽3台+1

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今「背がちょい低め」がジワジワきてる! ちょうどいい新旧「スライドドア」軽3台+1

「セミトールワゴン+スライドドア」が今ブームの兆し?

 近年の軽自動車のトレンドと言えばスライドドアを装備したトールワゴン系です。しかし、先日スズキから販売された新型モデル「ワゴンRスマイル」はスライドドアを備えつつも、全高1695mmというちょっと低めの高さが話題となりました。低めのスライドドア軽と聞くと新しいコンセントを持ったモデルと感じますが、実は低めのスライドドア軽は他にもあるのです。今回はそんなスライドドア軽をピックアップしてご紹介。

ライバルはムーヴキャンバス! スライドドア採用のお洒落トールワゴン「スズキ・ワゴンRスマイル」を深掘り

ダイハツ・ムーヴキャンバス

 1993年に登場したワゴンRに対抗するような形で、1995年にダイハツの軽トールワゴンとしてムーヴはデビュー。以降ワゴンRと同じように、ダイハツ軽自動車の看板モデルとしてラインアップされ続けています。しかし、派生の車種名を用いたスライドドアモデルはダイハツの方が先に登場させました。それが2016年に登場したムーヴキャンバスです。 女性をターゲットに企画されたムーヴキャンバスは、丸みを帯びたデザインにキュートなツートーンカラーが用意され、可愛らしい見た目となっているのが大きな個性と言えます。

 また、充実した収納スペースや運転支援システムが用意され、多くの人が使いやすいモデルとなっています。全高1700mm以下の軽自動車では初めて両側スライドドアを採用したモデルでもあり、近年流行となりつつある「少し背が低めの両側スライドドア軽」というジャンルを開拓したモデルなのです。

 かつてスズキがワゴンRで作った軽トールワゴンというトレンドに影響を受けムーヴを作ったダイハツ。20年の時を経てムーヴという名を冠したモデルで作ったトレンドに影響を受けるスズキという、因縁の関係とも見て取れます。

三菱eKワゴン

 近年の三菱の軽自動車と言えばeKシリーズです。「良い軽」をもじった日本人らしいネーミングは親しみやすさ抜群の響きと言えます。eKシリーズ第一段は2001年に登場したeKワゴン。以降三菱はさまざまなeKシリーズを展開してきました。

 今でこそ三菱のスライドドア軽と言えばeKスペースですが、それよりも前となる2006年に三菱は2代目eKワゴンでスライドドアを採用していました。

 2代目eKワゴンはリヤドアにインナーレール式電動スライドドアを採用(左側)。

 これにより軽自動車という限られた寸法の中で530mmという大きな開口幅を実現していました。また、このインナーレール式スライドドアは一見すると普通のヒンジドアに見えるのも大きな特徴。2代目eKワゴンは1550mmという立体駐車場対応全高ながら、電動スライドドアを装備している唯一無二の存在でもあります。

番外編:スズキ・アルトスライドスリム

 最後に紹介するのは1988年に登場した3代目アルトにラインアップされていたスライドスリム。3ドアハッチバックボディのサイドドア(両側)をスライドドアにしたモデルであるため、現在のスライドドアを装備した軽とはちょっとコンセプトが異なるモデルです。

 とは言え、狭い場所での乗り降りを楽にという目的は一緒です。その目的が見えてくるポイントとしてはスライドドアだけでなく、運転席は乗り降りの際に回転させることが可能となっていることが挙げられます。このような乗降性への取り組みは女性ユーザーの声などを取り入れた結果でしょう。当時の軽自動車はもちろん、国内市場で販売されていたモデルの中でも抜群の乗降性だったことは想像に難くありません。

 回転シートはトヨタヤリスなど、近年オプションなどで設定されているモデルもあり、スライドドアの普及は言わずもがなという状況です。1988年にその2つを装備して登場したスライドスリムは時代を先取りしたモデルと言えます。

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みんなのコメント

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  • ムーヴキャンパスはたしかにおしゃれ。
    スズキで言うところのラパンみたいに。
    ただ、センターメーターは好みが分かれる。
  • N-WGNターボが、丁度良かったです、適度な高さの荷物も乗るので。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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