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アルファードが「無理…」という人に薦めたい上級ミニバン5選

掲載 更新 218
アルファードが「無理…」という人に薦めたい上級ミニバン5選

 飛ぶ鳥を落とす勢いで売れている、トヨタアルファード。2021年1月の登録車ランキングでは、1位ヤリス(18,516台)、2位ルーミー(10,939台)に続いて3位(10,011台)を達成。

 新型車でもない高額ミニバンが、これほど上位にランクインするとは驚きだ。街のいたるところで、アルファードを見かけるし、もはや「上級ミニバン≒アルファード」といっても言い過ぎではない(!?)くらいだ。

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 しかし、なかには「アルファードのオラついた雰囲気は無理」というかたや、「人とは違うミニバンがいい」というかたもおられるであろう。そこで今回は、「アルファードはちょっと避けたい」という方にお勧めしたい上級ミニバンを5台、ご紹介しよう。

このオラついた顔は、好き嫌いが大きく分かれるところ また「人と違うものがいい」というかたもおられるであろう

文:吉川賢一
写真:NISSAN、メルセデスベンツ、VW、BMW、シトロエン、トヨタ

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日産 エルグランド

 かつては、国産上級ミニバンの雄であった日産エルグランド。3代目となる現行モデルが登場したのは2010年5月なので、既に10年目を越えたモデルではあるが、2020年10月のマイナーチェンジでフロントマスクを一新し、今どきの精悍な顔つきへと生まれ変わっている。

元祖上級ミニバンのエルグランド あまり見かけないだけに新鮮に感じる いつかアルファードに逆襲してほしい

 インテリアも、10インチの大型ナビディスプレイや、フロントシートの模様をキルティングパターンへ変更、後席にもシートバック中折れ機能を備えたキャプテンシートを採用し、360度セーフティアシストを標準装備するなど、今どきの仕様へとアップデートされており、ベースの古さは感じられない。

 全高が低くぐっと踏ん張ったようなワイド&ロースタイルで、3.5リッターV6エンジンもしくは、2.5リッターの直4エンジンを選択可能。2021年1月の販売台数は410台と、アルファードの5%ほどしかない販売台数だが、逆に、レアキャラであることも、エルグランドの魅力のひとつだ。

7人乗り仕様のシートレイアウト 2列目は快適機能を満載したキャプテンシートを採用  なお3席で同時に使用できるオットマンがある

10インチの大型ナビディスプレイは、インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)の画面が映る

日産 エルグランド350 Highway STAR Premium Urban CHROME 2WD
ボディサイズ4965×1850×1815mm
ホイールベース3025mm
最小回転半径5.7m
乗車定員7名
排気量3498cc、V型6気筒ガソリンエンジン
最高出力206[280]/6400(kW[PS]/rpm)
最大トルク344[35.1]/4400(N・m[kgf・m]/rpm)
エクストロニックCVT-M6
WLTCモード11.4km/L
販売価格526万3500円

メルセデスベンツ Vクラス

 全幅1930mmのワイドなボディで、アルファードとはまた違った迫力のある、メルセデスベンツVクラス。インテリアも、メルセデス流の豪華絢爛さをもち、所有欲も満たされる。

厳ついフェイスに大きなボディ アルファードも真っ青の風格だ

 「ハイ、メルセデス」でお馴染みの、対話型インフォテインメントシステムMBUXも搭載。エンジンは2.2リッター直4ディーゼルターボの後輪駆動のみで、WLTCモード燃費は11.4km/L。

 3つ用意されているグレードは、全長が異なり、全長が245mm伸びた「アバンギャルドロング」と、465mm伸びた「アバンギャルドエクストラロング(受注生産)」がある。

(右から)標準仕様、245ミリ伸びたロング、465ミリ伸びたエクストラロング(受注生産)モデルの3通りある

 そのほか、ポップアップルーフ仕様の「V 220 d マルコポーロ ホライゾン(957万円)」も用意されている。快適な寝心地のベッドが5人分確保できるほか、カーテンや収納式のセンターテーブル(取り外し可能)など、充実装備がプラスされている。こんなに贅沢でカッコよいキャンピングカーはほかにない。

V 220 d マルコポーロ ホライゾンはポップアップルーフを備えており、キャンピングカーとしても対応できる

メルセデスベンツV 220d AVANTGARDE
ボディサイズ4905×1930×1930mm
ホイールベース3200mm
最小回転半径5.6m
乗車定員7名
排気量2142cc、直列4気筒ディーゼルターボ
最高出力120[163]/3800(kW[PS]/rpm)
最大トルク380[38.7]/1400-2400(N・m[kgf・m]/rpm)
7速AT
WLTCモード11.4km/L
販売価格789万円 

フォルクスワーゲン シャラン

 フォルクスワーゲンのラインアップの中で最も大きなミニバンである、シャラン。全幅は1910mmもあり、アルファード(1850mm)よりも60mmも車幅が広いので、近くで見るとかなりデカく感じる。傾斜の大きなフロントウィンドウと低いノーズによって、一見すると、日本で絶滅仕掛けているMPV風だ。

 エンジンは2.0リッター直4ディーゼルターボのTDIと、1.4リッター直列4気筒ガソリンターボのTSIの2種類。1.9トンあるシャランだが、1.4リッターでも不自由なく加速できるのには驚く。ただ、余裕を持った高速走行をしたいのであれば、燃費が良く、よりパワフルなディーゼルターボのTDIがおすすめだ。

 アダプティブクルーズコントロール(ACC)やレーンキープアシストシステム(Lane Assist)といった運転支援システムも当然備えており、全席独立型の3列シートを採用、多人数で遠出をしたい、といったシーンに適しているクルマだ。

両側スライドドア採用で、ミニバンとしての機能には申し分ない もちろん、フォルクスワーゲンとしての走りも期待できる

全席独立型の3列シートを採用 大きな開口幅の両側スライドドアを備えている

2列目と3列目を折りたたむと、最大2297リットルのフラットなスペースを作ることができる さらに助手席を倒せば、2950mmまでの長い荷物も積み込める

フォルクスワーゲン シャラン TDI Highline
ボディサイズ4855×1910×1765mm
ホイールベース2920mm
最小回転半径5.8m
乗車定員7名
排気量1968cc、直列4気筒ディーゼルターボ
最高出力130[177]/3500-4000(kW[PS]/rpm)
最大トルク380[38.8]/1750-3250(N・m[kgf・m]/rpm)
6速DSG
WLTCモード14.0km/L
販売価格540万5000円

シトロエン グランドC4

 グランドC4は、シトロエンのラインアップの中で最も上級に位置する7人乗りミニバンだ。シトロエンにはこの下に、1.5リッターディーゼルのベルランゴ(317万円~)もある。

 シトロエンの強みは、やはりデザイン。シャープだが、どこか可愛らしさも感じるフロントフェイスは、フランス人ならではの感性だろう。ボディやウィンドウのラインも美しい。ちなみに、筆者もシトロエン(DS3スポーツシック)を所有しており、シトロエンファンのひとりだ。

厳つい顔ばかりのミニバンのなかでキャラが際立つ シトロエングランドC4

 オシャレ度はミニバン界ナンバーワンのシトロエン グランドC4 もちろん、便利機能も充実している

 計器類はセンターメーターに表示され、ダッシュボード最上段にある12インチのパノラミックスクリーンには、スピードメーター、タコメーター、トリップコンピューター表示に加え、360度ビジョンなどの走行情報も表示される。ナビゲーションは中央の7インチモニタに表示される。

 アダプティブクルーズコントロール(約30~180km/hの速度域で作動)やレーンキープアシストといった運転支援システムや、ハンズフリー電動テールゲートといった便利機能も備える。おしゃれな上級ミニバンが欲しい、というかたにはもってこいのクルマだ。

スピードメーターやタコメーターなどは、センターにある12インチパノラミックスクリーンに表示される 下部の7インチタッチスクリーンはナビゲーション

2列目シートを折りたためば最大1709リットルのスペースが生まれる さらに2列目シートまで折りたためば最大2181リットルの大容量でフラットな荷室となる

シトロエン グランドC4 スペースツアラー SHINE BlueHDi 
ボディサイズ4605×1825×1670mm
ホイールベース2840mm
最小回転半径5.5m
乗車定員7名
排気量1997cc、直列4気筒ディーゼルターボ
最高出力120[163]/3750(kW[PS]/rpm)
最大トルク400[40.8]/2000(N・m[kgf・m]/rpm)
8速AT
WLTCモード16.3km/L
販売価格420万円

BMW 2シリーズ グランツアラー

 2015年に登場した、BMW2シリーズのグランツアラー。BMWがFFのミニバンを出すなんて、10年前なら考えられないことだが、お馴染みのキドニーグリルによって、このミニバンもBMWだということが、いやでも伝わる。

大きくない分、機動力にすぐれる そして何といってもBMWだ

 エンジンは、排気量2.0リットルの直列4気筒ディーゼルターボの218dと、1.5リットル直列3気筒の218i。燃費は前者が15.6km/L(WLTC)、後者は15.4km/L(JC08)。

 全高1640mmと、他の欧州車メーカー製ミニバンと比べても低く抑えられている。全長も、今回とりあげたミニバンの中では、コンパクトな部類で機動力も高い。そこまで大きくなくていいけど、ラグジュアリーブランドのミニバンがいい、という方には適した一台だ。

2列目シートは分割可倒式40:20:40の3分割可倒式、3列目は50:50の2分割可倒式 完全に折りたためばほぼフラットな荷室になる

BMW 218d xDrive グランツアラー
ボディサイズ4585×1800×1640mm
ホイールベース2780mm
最小回転半径5.7m
乗車定員7名
排気量1995cc、直列4気筒ディーゼルターボ
最高出力110[150]/4000(kW[PS]/rpm)
最大トルク330[33.7]/1750-2750(N・m[kgf・m]/rpm)
8速AT
WLTCモード15.6km/L
販売価格474万円

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  • 『高級車』って一般人ではなかなか乗れないから『高級車』なのよ。

    街にあふれてる車は『大衆車』
  • 車なんて自分が欲しいと思う車を買えばいいだけ。ただ、他人に迷惑をかけないようにしなければならない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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