アメリカ北東部に位置するデラウェア州の1マイルトラック、ドーバー・モータースピードウェイで開催された2024年NASCARカップシリーズ第11戦『ウルト400』は、残り62周の最終リスタートからレースをコントロールし、最後までカイル・ラーソン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)を抑え切ったデニー・ハムリン(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)が今季3勝目をマーク。同地通算2勝目とともに、ウイリアム・バイロン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)と並ぶ今季最多勝としている。
最後のチェッカーを目前に“ビッグワン”フィニッシュとなった混沌のタラデガを経て、この第11戦に向けてはその中盤でのクラッシュにより地元の救急病院に搬送されていたエリック・ジョーンズ(レガシー・モーター・クラブ/トヨタ・カムリXSE)の欠場が決定。代役としてコーリー・ハイムが新型カムリXSEのシートを託された。
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そんなレースウイーク走り出しのプラクティスこそ、王者ライアン・ブレイニー(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)が最速タイムを刻んだものの、予選ではカイル・ブッシュ(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)が快走を披露。今季初のポールポジションを獲得し、昨季は雨の影響により「ルールブック上の最前列」だったドーバーで2年連続先頭発進の権利を得た。
「開幕1カ月は好調だったが、ここ最近は間違いなくスピードとの戦いだった。タラデガはとにかくクソだったね(笑)」と続けたブッシュ。
「でも、これはかなり面白いことになった。予選後は俺たちが昨年もここでポールに座ったことについて話していたんだ。雨のために先頭スタートを手にしたのに、最初にピットロードを降りた際に速度超過でレースをフイにした。だから、今年は同じ失敗をしたくないんだよ」
■「勝つのが好きなんだよ!」ハムリンが54勝目
そのまま快晴の日曜決勝でもスタートから34周をリードしたブッシュだったが、最初のコーションによる変動でブレイニーに首位を譲ると、そこからリードラップを刻むことなく終盤へと突入。ステージ1はアンダーコーションのままポイントランキング2位のマーティン・トゥルーエクスJr.(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)が、続くステージ2はラーソンが獲得していく。
このブレイクにてピット作業でポジションを上げたハムリンがファイナルステージで優位に立つと、リッキー・ステンハウスJr.(JTGドアティ・レーシング/シボレー・カマロ)のアクシデントによる残り72周のリスタートで、ダレル“バッバ”ウォレスJr.(23XIレーシング/トヨタ・カムリXSE)、タイラー・レディック(23XIレーシング/トヨタ・カムリXSE)、そしてバイロンの3台がターン2で沈むことに。
この最終コーションから残り62周の一騎打ちが幕を開けると、2番手争いのトゥルーエクスJr.がラーソンを引き付けながら牽制し、ハムリンの逃げをアシスト。その後は徐々にマージンを削って11号車カムリXSEの背後まで詰め寄った5号車カマロZL1だったが、ホワイトフラッグでの逆転はならず。落ち着いて終盤のレースを支配したハムリンが、通算勝利数54勝でリー・ペティと並ぶこととなった。
「本当に素晴らしいチームだ。チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれて、ウォールにいる全員がこの勝利を実現させてくれたんだ。(クルーチーフの)クリス・ゲイブハート、クリス・ランバート、そして素晴らしいクルマを提供してくれたチーム全員に感謝している」と喜びを語ったハムリン。
「ああ、俺は勝つのが好きなんだよ!」
併催されたNASCARエクスフィニティ・シリーズ第10戦『ベットリバーズ200』は、ニュージャージー出身のライアン・トゥルーエクス(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタGRスープラ)がスリリングな2回の延長戦で勝利。最後の2周のみをリードして前年に続く連覇を成し遂げた。
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