9月23日、2023年F1第17戦日本GPの予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季10回目のポールポジションを獲得した。2番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にランド・ノリス(マクラーレン)が続いた。アルファタウリの角田裕毅はQ3進出を果たし9番手、リアム・ローソンは11番手で予選を終えている。
眩しい太陽が照りつけるなか、三重県の鈴鹿サーキットを舞台に、気温28度、路面温度39度、湿度46%というドライコンディションのもと予選は開始された。
■Q1:3セット目投入のローソンが4番手
全20台が出走する18分間のQ1。今季スーパーフォーミュラを主戦場としていたリアム・ローソン(アルファタウリ)は早めにコース入り。まずは1分31秒729をマークしてこれがターゲットタイムとなる。
残り12分30秒というところでフェルスタッペンがアタック入りし、早々に1分29秒878を叩き出し悠々とトップに立つ。ランド・ノリス(マクラーレン)はセクター1全体ベスト更新もフェルスタッペンには0.185秒届かず2番手に。一方、角田は最初のアタックで1分31秒211をマークし暫定9番手につける。
角田の最初のアタック終了直後、ここから最初のアタック入りかというローガン・サージェント(ウイリアムズ)が最終コーナーでクラッシュ。これでセッションは残り9分5秒というところで赤旗中断となる。かなり激しいクラッシュとなったが、サージェントは自らマシンを降りている。
Q1は15時22分に再開、この時点でタイムを計測できていなかったフェラーリ勢の2台が先頭でコースイン。シャルル・ルクレール(フェラーリ)は1分30秒393をマークし暫定3番手、カルロス・サインツ(フェラーリ)が1分30秒651で暫定5番手となる。そんななか、ローソンが2度目のアタックで1分30秒972をマークし、6番手セルジオ・ペレス(レッドブル)に続く7番手に。
Q1終盤、角田は2度目のアタックでセクター3で自己ベスト更新ならずも1分30秒733とペレスに次ぐ8番手タイムを叩き出した。その直後、3セット目のソフトタイヤを投入したローソンが1分30秒425を叩き出し4番手に浮上、アルファタウリの2台がFP2の不調からFP3を経て、パフォーマンスを示したところでQ1終了を告げるチェッカーフラッグが振られた。
Q1トップはフェルスタッペン、2番手ノリス、3番手ルクレール、4番手ローソン、5番手ピアストリ、6番手サインツ、7番手ペレス、8番手角田、9番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)、10番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)、11番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、12番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、13番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、14番手フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、15番手ケビン・マグヌッセン(ハース)までがQ2へ進出。
16番手バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、17番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、18番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、19番手周冠宇(アルファロメオ)、20番手はクラッシュしたサージェントとなった。
■Q2:角田裕毅、自身の語った目標をクリア
15分間のQ2では真っ先にフェルスタッペンがアタックに入った。ユーズドのソフトで1分29秒964と、ニュータイヤで臨んだ自身のQ1のタイムを上回るタイムをマークし他を圧倒。フェラーリ勢をはじめ、ユーズドタイヤでQ2最初のアタックを試みたドライバーはいたが、フェルスタッペンの再現とはならず。レッドブルは鈴鹿で完全復調を果たしたと言えるだろう。
なお、ペレスは新品のソフトを投入するがフェルスタッペンには0.370秒届かず、暫定2番手ピアストリ、暫定3番手ノリスに続く暫定4番手に。同じく新品ソフトの角田は1分30秒353をマークし暫定5番手に続き、ユーズドでアタックしたフェラーリ勢、メルセデス勢を上回る。なお、ローソンはユーズドで最初のアタックを終え、角田とは0.897秒差の10番手となる。
フェルスタッペン、ピアストリ、ノリスの3台を除きセッション残り2分を切り、各車Q2でのラストアタックへ。ルクレールが1分29秒940でフェルスタッペンを0.024秒上回りトップに浮上。角田はセクター1で自己ベスト更新ならずも、セクター2、3で挽回し7番手となる1分30秒204をマークしチェッカー。角田は木曜日に語っていた予選Q3進出という目標をひとつクリアしたかたちだ。
Q2はルクレール、フェルスタッペン、ペレス、ハミルトン、サインツ、ピアストリ、角田、ラッセル、ノリス、アロンソまでがQ3進出。ローソンは新品ソフト1セットでのアタックとなるなか、0.043秒届かず11番手、以下12番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、13番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、14番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、15番手ケビン・マグヌッセン(ハース)がQ2敗退となった。
■Q3:フェルスタッペンが唯一の28秒台。角田は9番手
ポールポジションを決める最終Q3は12分間。まずはフェルスタッペンが新品ソフトタイヤで1分29秒012を叩き出す。続いてペレスがユーズドでアタックするもフェルスタッペンからは1.411秒差。
そんななか、新品ソフトのピアストリが0.446秒差で2番手、新品ソフトのノリスが0.481秒差で3番手と、早々に新品タイヤを履いた3台が続いた。角田はユーズドでの最初のアタックで1分31秒113をマークし、最終アタックに備える。
セッション終盤、2セット目の新品に履き替えたフェルスタッペンが1分28秒877と、自身の記録した最速タイムを更新してQ3は終了を迎えた。
フェルスタッペンがライバル勢を圧倒する唯一の28秒台で今季10回目のポールポジションを獲得し、2番手ピアストリ、3番手ノリスとマクラーレンが2-3で続いた。角田は1分30秒303をマークし、アロンソを上回る9番手で予選を終えている。4番手以下はルクレール、ペレス、サインツ、ハミルトン、ラッセル、角田、アロンソというトップ10になっている。
2023年F1第17戦日本GPの決勝は、9月23日(日)の14時に53周レースのスタートを迎える予定だ。
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みんなのコメント
ギリギリタイムアップして、ギリギリの戦略で予選を戦い、ギリギリ残ったタイヤをギリギリまで使い切り、最後は下位に沈む。 せつない。
マクラーレンは今とても伸びて来ていますし、
この勢いで、トヨタエンジン参戦とかならないかな♪