新型コロナウイルスでレースが開催されない期間を利用して行なわれたスーパーGTのオンライン・バーチャルレース「GTS×GTS スペシャルレース」。その初代ウィナーとなった佐々木大樹(#12 NISSAN GT-R)は、タイヤマネジメントをうまくできたことが勝因だったと語った。
今回のバーチャルレースは富士スピードウェイを舞台に30周で争われ、ソフトタイヤとミディアムタイヤの2種類をそれぞれ最低1周以上は使用しなければならないというルールが課せられた。ただ、スタートタイヤについては自由に選択できたため、上位陣は戦略が分かれることとなった。
■大白熱となったSGT×GTS スペシャルレースは佐々木大樹が優勝
フロントロウにつけた平川亮(#37 GR Supra)と牧野任祐(#100 Honda NSX)、そして4番手の大津弘樹(#64 Honda NSX)はミディアムタイヤを選択しレース序盤にソフトタイヤへ交換。複数回のピットストップを行なう作戦だったのに対し、3番手の井口卓人(#61 SUBAR WRX)以降、5番手の中山友貴(#31 GR Supra)、6番手の千代勝正(#3 NISSAN GT-R)、7番手の吉本大樹(#60 LEXUS RC F)はソフトタイヤでスタートし、中盤にミディアムタイヤへ交換する1ストップ作戦を採った。
これに対し8番手スタートだった佐々木はミディアムタイヤでスタートする1ストップ作戦を選んでいた。レース後、公式映像のインタビューに答えた佐々木はミディアムで走る第1スティントのペースが勝敗を分ける鍵だったと話した。
「戦略としては、今回はけっこうスリップ(ストリーム)が効くので、ミディアムタイヤでどれくらいタイムを稼げるかが勝負でした。前半はみんなが(ソフトタイヤを履いていて)速く走れるところでスリップを使いながらミディアムをうまく使いこなして、後半にソフトでバシッと行く作戦でした」
実際に彼の前半スティントを見ると、あまりバトルを仕掛けずにソフトタイヤを履く上位集団に淡々とついていく走りに徹していた。この結果、上位陣の中では一番長い17周目まで第1スティントを引っ張ってソフトタイヤに交換。ここで周りのライバルはほとんどがミディアムタイヤだったため、残りの13周で一気に勝負をかけたのだ。
「(レース中は)あまりバトルはなかったんですけど、タイヤマネジメントには自信がありました。実際のレースはピックアップも絡んでくるので、(バーチャルと比べる)要素が違うんですけど、タイヤ(の性能)をキープさせる能力にはすごく自信があるので、それが活きたかなと思います」
そう語った佐々木。22周目に千代を抜いて3番手に浮上すると、牧野の電気系(回線関係)トラブルによるリタイアや平川が3回目のピットストップを行なったことでトップに浮上。そこからは周回を重ねるごとに後続との差を広げていき、最後は7.6秒もの差をつけてトップチェッカーを受けた。実際のレースと同様に“レース戦略”で明暗が分かれたような彼の逆転劇だった。
実は佐々木にとってはTEAM IMPULに移籍して初の優勝となり、7月に開幕を迎える2020シーズンの実際のレースに向けて、幸先の良いスタートを切った。
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