現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「ランエボ9にさらなるエボリューションを」4G63改2.2Lに純正タービンを組み合わせた超レスポンス仕様!

ここから本文です

「ランエボ9にさらなるエボリューションを」4G63改2.2Lに純正タービンを組み合わせた超レスポンス仕様!

掲載 更新 14
「ランエボ9にさらなるエボリューションを」4G63改2.2Lに純正タービンを組み合わせた超レスポンス仕様!

2500rpmでフルブーストに達する4G63改2.2L仕様!

純正タービンを活かしきるストリート最強スペック

「ランエボ9にさらなるエボリューションを」4G63改2.2Lに純正タービンを組み合わせた超レスポンス仕様!


今回紹介するマシンは、ランエボチューンのエキスパートショップ“アンリミテッドワークス”の佐藤代表が仕上げたCT9A型ランエボIXだ。ランエボシリーズはナンバリングが進むほどに熟成を重ねてきたモデルで、IXはもはや完成の域に達していると言っても過言ではないが、佐藤代表は「進化の余地はまだある」と、独自のエボリューションチューニングを敢行したのだ。


まずエンジンは「高回転の伸びと低回転のトルクを両立する出力特性」をコンセプトに、あえてランエボIXの純正タービンを活用する方向でパワーチューニングを進めているのがポイントだ。このタービンは2500rpmでフルブーストに達する上に、ブースト圧を1.5キロかければオーバー400psを狙うこともできる。さらにトルク特性に関しても下から立ち上がるという高性能っぷりなのだ。

そんな純正タービンを活かしつつ、さらに低回転から高回転まで綺麗にフケ上がるよう、腰下にブライアンクロワーの86φ鍛造ピストン、コンロッド、94mmストロークのクランクを組み、ヘッドには東名パワードのハイカム(IN270度10.7mmリフト EX270度10.2mmリフト)をセット。耐久性重視の2.2Lスペックを創出し、純正タービンの性能を100パーセント引き出す作戦だ。

足回りはオーリンズDFVをベースにオリジナルの減衰力にセット。スプリングはやや固めのレート(F16kg/mm R14k/mm)としているが、ロールの少ないシャープなハンドリングに仕上がっている。

さらに、サスペンションに入力される負荷に対してリニアに足を動かすことを目的に、ロワアームやトーコンアームのブッシュは強化。ストリート仕様ならフルピロではなく強化ブッシュで、ある程度の逃げを持たせた方がコントロールしやすくなるとのこと。

ミッションは純正の5速MTから6速MTへとスイッチ。重くて強度が低いという理由から、わざわざ6速MTを5速MTに載せ換えるユーザーもいるそうだが、このレベルのスペックならば問題ない上、6速のギヤ比は使い勝手が非常に良い。各ギヤは5速ハイクロス+高速巡航用の6速といった役割になるため、ストリートでも高速道路でもストレスなくターボパワーを楽しめるというわけだ。

一方、走りをアシストするのに重要なACDもCPチューン時にプログラムを変更し、クスコのフロントLSDとバランスさせながらトラクション性能を向上させている点も注目だ。

コクピット周りはシンプルメイク。コーナリングG対策でレカロのフルバケットシート“RS-G”をドライバーズシートに与え、デフィの追加メーターを3連で装備。ボディ剛性アップや軽量化は一切行われていない。

ホイールは、ボルクレーシングTE37SLを履くことでバネ下重量を軽減。サイズは前後共18インチの9.5Jでオフセットはプラス22の通しだ。タイヤにはコストパフォーマンスに優れるディレッツァZIIスタースペック(265/35-18)をセットする。

このチューンドは、絶対的なパワーアップやサーキットでのタイムを狙っているわけではない。あくまでも「乗りやすく気持ち良い」を目指したストリートスペックだ。しかし、このメイキングこそ、多くのランエボユーザーが求めている理想像なのではないだろうか。

●取材協力:アンリミテッドワークス 神奈川県横浜市瀬谷区北町44-8 TEL:045-719-2116

関連タグ

こんな記事も読まれています

ホンダ新型「“クーペ風“SUV」初公開! 未来的&光り輝く「新生ホンダマーク」採用!? 流麗ボディの「Ye P7」北京に登場
ホンダ新型「“クーペ風“SUV」初公開! 未来的&光り輝く「新生ホンダマーク」採用!? 流麗ボディの「Ye P7」北京に登場
くるまのニュース
不動車のホンダ「ベンリイC92」をエンジンのプロがレストア!いよいよ外装のモディファイを開始します【vol.11】
不動車のホンダ「ベンリイC92」をエンジンのプロがレストア!いよいよ外装のモディファイを開始します【vol.11】
バイクのニュース
【MotoGP】バニャイヤ、スペインGP初日にラップレコード更新も”テスト”な1日「色々試せて、とてもハッピー」
【MotoGP】バニャイヤ、スペインGP初日にラップレコード更新も”テスト”な1日「色々試せて、とてもハッピー」
motorsport.com 日本版
ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
レスポンス
今年のレクサスSUVに注目!!  ランクル250ベースの[レクサスGX]登場!! 今年買えるレクサスSUV7選
今年のレクサスSUVに注目!!  ランクル250ベースの[レクサスGX]登場!! 今年買えるレクサスSUV7選
ベストカーWeb
6速MTあり! 全長5.4m超のトヨタ新型「タフすぎ車」発表! パワフルなハイブリッド搭載した「新型タコマ」約610万円から米で発売
6速MTあり! 全長5.4m超のトヨタ新型「タフすぎ車」発表! パワフルなハイブリッド搭載した「新型タコマ」約610万円から米で発売
くるまのニュース
JR中央本線の上空 一夜にして橋が出現! 名古屋‐中津川の国道19号バイパス「瑞浪恵那道路」
JR中央本線の上空 一夜にして橋が出現! 名古屋‐中津川の国道19号バイパス「瑞浪恵那道路」
乗りものニュース
ニューウェイがレッドブルを離れても、ライバルの獲得は2027年までお預け? 契約に不履行条項が存在か
ニューウェイがレッドブルを離れても、ライバルの獲得は2027年までお預け? 契約に不履行条項が存在か
motorsport.com 日本版
歩行者でも道交法違反になる! マラソンや駅伝の規制中に警察の指示に従わず「コースを横断」は罰則の可能性アリ!!
歩行者でも道交法違反になる! マラソンや駅伝の規制中に警察の指示に従わず「コースを横断」は罰則の可能性アリ!!
WEB CARTOP
電動車ブランドになったヒョンデが、あえて高性能モデル「N」を日本に投入する理由とは?
電動車ブランドになったヒョンデが、あえて高性能モデル「N」を日本に投入する理由とは?
レスポンス
プリウス顔のSUV!!  しかもEVってマジか!!  トヨタ本気のEV攻勢
プリウス顔のSUV!!  しかもEVってマジか!!  トヨタ本気のEV攻勢
ベストカーWeb
日産が新型「エヴォ・コンセプト」世界初公開! めちゃカッコいい「流麗セダン」中国で登場! どんなモデル?
日産が新型「エヴォ・コンセプト」世界初公開! めちゃカッコいい「流麗セダン」中国で登場! どんなモデル?
くるまのニュース
エイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1離脱を決断との報道。ホーナー騒動が一因か。チームは2025年末までの契約を強調
エイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1離脱を決断との報道。ホーナー騒動が一因か。チームは2025年末までの契約を強調
AUTOSPORT web
ホンダの赤い「新型プレリュード」初公開! “2ドアクーペ”実車展示で反響スゴい!? 25年登場!? 車名復活で米国でも注目
ホンダの赤い「新型プレリュード」初公開! “2ドアクーペ”実車展示で反響スゴい!? 25年登場!? 車名復活で米国でも注目
くるまのニュース
スズキ「GSX-8R」の仕立ては想像超え!! 親しみやすく扱いやすいマルチなポーツバイクだった
スズキ「GSX-8R」の仕立ては想像超え!! 親しみやすく扱いやすいマルチなポーツバイクだった
バイクのニュース
ランドローバー ディスカバリースポーツ、エントリーグレードを追加…2025年モデルの受注開始
ランドローバー ディスカバリースポーツ、エントリーグレードを追加…2025年モデルの受注開始
レスポンス
デカすぎ……レクサスLMは48インチのディスプレイ採用!! もう「高級車=セダン」は時代遅れ? 高額なミニバンやSUVが登場するワケ
デカすぎ……レクサスLMは48インチのディスプレイ採用!! もう「高級車=セダン」は時代遅れ? 高額なミニバンやSUVが登場するワケ
ベストカーWeb
トヨタ「GRヤリス」のマイナーチェンジはフルモデルチェンジに等しい! 初期型ユーザーは買い替えのご準備を
トヨタ「GRヤリス」のマイナーチェンジはフルモデルチェンジに等しい! 初期型ユーザーは買い替えのご準備を
Auto Messe Web

みんなのコメント

14件
  • チューニングはビジョンありき。明確な考えでチューンされていて良いですね。資金不足でタービン変えてない、とか言ってる人、、脳みそチューニングしたらどうかな。
  • 今後のステップアップの余地を残してるんでしょうね。飽きずに乗るには大切な事です。
    私もエンジンフルチューンでノーマルカムです。ハイカム入れる楽しみを残してます。

    14年CTに乗ってます。気持ち、わかります。パワー至上主義の人は6速入れずにタービン入れちゃうだろうな〜。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

95.2105.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.088.0万円

中古車を検索
ストリートの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

95.2105.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.088.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村