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【そろそろ登場か】日産ノート新型 元オーナー、新型に何を期待? 新世代としての利便性/eパワーの熟成

掲載 更新 41
【そろそろ登場か】日産ノート新型 元オーナー、新型に何を期待? 新世代としての利便性/eパワーの熟成

日産ノート新型、そろそろ登場の噂

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)

【画像】沈黙から一転!? 最近発表された日産の新モデル【4選】 全149枚

2020年末にも登場すると噂されている日産の新型ノート。

現行型となる2代目モデルは2012年に登場したので、すでに8年が経過したロングセラーモデルとなっている。

登場した当初は、同クラスのコンパクトカーと比較すると広い室内空間と比較的安価な価格設定が魅力の実用車、というイメージが強かった。

特に後席の足元はワンランク上の車種に匹敵するほどで、その点は現在でもライバルに引けを取らない部分と言えるだろう。

2014年にはスポーツコンバージョンモデルの「ニスモ」が追加され、マーチ・ニスモと共に絶滅危惧種であるホットハッチとして一定の支持を集めているのはご存知の通りだ。

そんなノートに転換期が訪れたのが2016年11月におこなわれたビッグマイナーチェンジだ。

他の日産車と同じくVモーショングリルを備えるなど、エクステリアにも大きく手が加えられていたが、なによりも新たなパワートレインである「eパワー」の追加が最大のトピック。

このeパワーは、電気自動車のリーフで培った電動化技術を発電用のガソリンエンジンと組み合わせたもので、エンジンは発電のためだけに動作し、駆動は全て電動モーターでおこなうというものだった。

EVの走行フィールを面倒な充電なしで味わえるという点が受け、ノートは2016年11月度の販売台数ランキングトップとなるなど、一躍大人気車種となったのである。

ちなみに日産車が月間販売台数ランキングトップに輝いたのは86年9月度のサニー以来、30年2か月ぶりだった。

元オーナーが考える現行モデルの欠点

ビッグマイナーチェンジ後に快進撃を続けたノートは2017年度の販売台数ランキングトップを飾るなど、日産車としては久々の大ヒット車種となった。

実際、筆者も2017年にノートeパワーを購入しており、充電要らずでモーター駆動のレスポンシブな走りが楽しめる点や、他のハイブリッド車に負けない燃費性能などは非常に満足する部分が多かった。

しかしいくら新しいパワートレインを搭載しているとはいえ、ベースとなったのは2012年に登場したものであり、細かな部分で古さを感じてしまう点も多々あったのもまた事実。

例えばオーディオスペースは2DINサイズで、最近流行りの大型モニターは装着できず(のちに社外品で対応品も登場したが)、小物入れも他社の最新モデルに比べると心もとなかった。

特に大画面となったスマートフォンなどはなかなかしっくり置ける場所がなかったのだ。

もちろん非接触充電はもちろんUSBソケットも備わらず、シガーソケットもeパワーモデルは助手席側の足元に追いやられてしまっており、スマホを充電するのも一苦労といったところ。

先進安全装備は衝突被害軽減ブレーキこそ備わっていたものの、デビュー当初はただのクルーズコントロールすら備わらず(その後の改良でインテリジェントクルーズコントロールは装着された)、せっかくの走行性能と燃費性能にもかかわらず、遠出がやや面倒という状態だった。

元オーナーが新型ノートに望むもの

新型となる次期ノートは新型プラットフォームとなるということなので、恐らく大きな不満となっていた先進安全装備の類は大きく進化していることだろう。

コンパクトカーという車格からすると難しいかもしれないが、プロパイロット2.0が選択できるようになっているとありがたいが、最低でもプロパイロットは標準となることだろう。

ナビ・オーディオに関しては、近年では社外品への交換が難しいインパネ一体式やディスプレイオーディオが主流となっている。

標準装備となって悩むことがなくなる点は利点だが、今まで使い慣れた社外メーカーのものを使い続けたいというユーザーのためにも、交換可能であると嬉しい。

どちらかというと日産車は交換可能な車種が多いイメージではあるが、新型となってどうなるかが興味深いところだ。

走行性能的には未だにeパワー自体、高い水準にあると思っているが、高速道路を延々走ったり、長い上り坂を走ったりというシチュエーションでは、消費する電力を賄うためにエンジンが急に高回転で回り続けるというシーンがあった。

この点が改善されていればより素晴らしいが、果たして新型ノートに搭載されるeパワーは、現行型の改良型なのか、はたまた新世代のものなのかによって大きく変わっていくことだろう。

とかくヒットしたモデルの次期型は難しいと言われることが多いが、ノートはどうなるだろうか?

日産の屋台骨を支えるコンパクトカーがヒットしてこそ、フェアレディZやGT-Rにも予算を割けるということになるから、個人的には是非とも現行型を超える大ヒットとなってもらいたいところであるが……。

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みんなのコメント

41件
  • トヨタのハイブリッドは
    モーターだけが違うのではなくエンジンも違うが、
    e-POWERのエンジンは
    うるさいマーチのエンジンがそのまんま。

    だから充電のためにエンジンがまわると
    スゲーうるさい。
  • シリーズハイブリッドは、駆動系にメカニカルな部分が少ないから、シンプルな良い機構だと思います。
    但し、発電のためのエンジン含めてしっかり作り込むことが大切では?
    その辺はしっかり改善されていることを望みます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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