「みんカラ」発のオフ会イベント
スズキ・アルトのミーティングに参加したいと思っていたのに、待てど暮らせど、どこでも開催されない……。そんな思いで1ユーザーがスタートさせた「みんカラ」発のオフ会イベント「アルト・ワークスミーティング in 京都 2021」が、今年も10月17日、京都の嵐山高雄パークウェイで開催された。
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初代デビューから42年目を迎えるアルト
アルトといえば、軽自動車を代表するモデルだ。その歴史は長く初代が登場したのは1979年。スズキの主力車種としての座を長く支えてきたモデルで、スズキ初の国内累計販売台数500万台超の記録も持っている。派生車種もあり、この会場にはアルト以外にも、スズキ系車両や他社バッヂの兄弟車も集まった。
このアルトミーティング、もともとは10月の体育の日の開催していたが、昨年に引き続いて今年も日程を変更しての開催となった。天気予報的には怪しく、会場となった菖蒲谷池台駐車場は残念ながら前夜の雨により泥が出てしまい、足元が悪い状態だったものの、無事に開催することができた。カウントはされていないが、200台以上は集まった様子。
今回は2代目から現行8代目のHA36型までのアルトが集結。集まった車両もオリジナル状態から、最新モデルの多様なカスタムまで、じつにさまざまであった。
このオフ会は、以前なら「寸止め選手権」といったイベントも開催していたが、コロナ禍ということもあり、今回は前回同様「アルト、アルトワークスをただ並べるだけ」のイベントとなった。しかし、協賛各社からの商品提供もあってチャリティオークションやじゃんけん大会は開催された。
ちなみに主催者が会場を周って集めた募金(4万9214円)と、チャリティーオークション(7万5314円)ので集められた 合計12万4528円は全額交通遺児育英会へ寄付された。
本誌注目のアルトをピックアップ
スライドドアならぬ「スライドスリム」
スズキの旧車好きというオーナーのRomiさん。バブル絶頂の時期、軽自動車のイメージキャラクターに当時のアイドルが起用されることも多く、こういったCMを見て憧れたのが、この軽自動車好きにつながった。
軽自動車のなかでも、とくに変わったクルマを出しているスズキが気になるということで、幼少時に衝撃を受けたモデルを探して乗ってきたという。これまで大西結花さんをイメージキャラクターに起用した「横丁小町セルボ(3代目セルボ)」、アルトの車両後部の荷室容積を拡大したフルゴネットスタイルの3ドア車「アルトハッスル」と続き、今回この場に持ち込んだのが、回転式運転席とスライドドアを組み合わせた「スライドスリム」。
きれいな個体だが、CN系エポ(3速AT)からエンジン&ミッション載せ替え(5速MT)、さらにダッシュボードも交換。加えてヘッドライトのHID化、そしてボディのオールペンしてきれいに仕上げている。ちなみに回転ドライバーズシートは純正そのままだ。
自作マフラーテールに注目
ただのオフ会と言いつつも、毎回京都の「ナビック」、大阪の「ハーテリー」といった関西圏のショップによるブース出展やデモカーでの参加もある。LEDパーツ販売の「ごんた屋」に足繁く通う粟津侑麻さんの36は、ごんた屋のレースカーとともにブース展示。
ごんた屋店長から指導を受け、ルームランプから始まって、ウインカーやハイマウントストップランプ、そして流れるテールランプと自作のLED照明を次々と作っては自車に搭載を重ねてきた。挙句の果てには自作マフラーテールまで手を出してしまっている。
今回参加の最古参モデル
この日最古モデルとなったCA72V型(1987年式)を持ち込んだのは梶山博章さん。この個体を入手する前も同型の4WDモデルに乗っており、「このカクカクしているデザインが好き」と2代目アルトをこよなく愛している。この車両はド・ノーマルで、一部当時のオプションで設定のあったスズキスポーツのアイテム、そして80年代を彷彿とさせるリヤ2スピーカーやシビエのフォグランプなどでまとめられている。
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良い車だ。