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高級車になったアルヴェル!! SUVまで作っちゃったクラウンも!! トヨタを象徴する「絶対的エースモデル」5選

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高級車になったアルヴェル!! SUVまで作っちゃったクラウンも!! トヨタを象徴する「絶対的エースモデル」5選

 大衆車から超がつく高級車まで、デパート並みと称されるトヨタのラインナップだが、そのなかでも特筆してトヨタをけん引するモデルは何なのか!? 5モデルを選出する!!

※本稿は2024年2月のものです
文/片岡英明、写真/ベストカー編集部、トヨタ
初出:『ベストカー』2024年3月26日号

高級車になったアルヴェル!! SUVまで作っちゃったクラウンも!! トヨタを象徴する「絶対的エースモデル」5選

■カーオブザイヤーも獲得したプリウス

前衛的デザインが不評だった4代目に代わって投入された5代目(現行型)プリウス。スポーティな印象を強めると同時に先代よりも高級路線にシフト。THSも進化し、走りの面でも高評価を受けている

 5代目のプリウスはデザインを劇的に変え、メカニズムも進化させた。先代は前衛的だと思って採用したエクステリアが不評で、販売の失速を招いたが、同じ失敗を繰り返さないのがトヨタの強みだ。クーペのような先鋭的なデザインでリベンジを果たし、新たなファン層獲得にも成功。

 スポーティな走りを手に入れたのも魅力のひとつ。主役に抜擢された2Lモデルは、力強い加速感とモーターならではの洗練された走りを見せ、身のこなしも軽やかだ。4WDのE-FourとEV走行距離を大きく延ばしたPHEVも大幅な魅力アップを実現。

■SUVまで登場したクラウンシリーズ

伝統的なセダンを守ってきたが販売が低迷していたクラウンに大転換をはかったのが現行型の4つのクラウン。2022年夏のクラウンクロスオーバーを皮切りに、スポーツ、セダン、エステートが登場

 日本専用モデルだったクラウンは、モデルチェンジを機に世界へ飛び出し、ボディタイプも正式発表前に4車種を公表している。まずクラウン初のクロスオーバーが発売され、これに続いてクラウンスポーツ、そして3弾目として正統派のセダンを送り出した。間もなくワゴンボディのエステートも発表予定だ。

 FFベースに生まれ変わり、パワーユニットは自慢の進化型ハイブリッドとBEVに限りなく近い性格のPHEVを設定する。4WDモデルも存在感を増し、主役になりそうな勢いだ。国内ではライバル不在だし、走りの質感も高いから海外でも人気が出るだろう。

■ベストセラーも多様化するカローラ一族

2018年に登場したスポーツ、ツーリング、セダンで一気に若返りを図ったカローラ。全モデルにハイブリッドが設定されたことで販売台数も増加。カローラクロスも人気で、方向性の正しさを証明した

 VWゴルフとともにファミリーカーの代表に挙げられるカローラは、モデルチェンジを機に小型車枠からの脱皮を図った。が、ワイドバリエーション体制を敷いて新旧のファンの期待に応えている。先陣を切って登場したカローラスポーツは、欧州テイストの気持ちいい走りが自慢だ。

 2023年には痛快な走りのGRカローラを仲間に加え、新しいカローラの魅力を提案した。日本の道路事情に合わせて全幅をスポーツより狭めたセダンとワゴンのツーリングは、従来のユーザー層をつなぎ止めることに成功している。クロスオーバーSUVのカローラクロスも新しい魅力を発散。

■今や高級車となったアルファード/ヴェルファイア

2023年6月のフルモデルチェンジで、販売低迷のヴェルファイアは消滅するかと思われたが、2.4Lターボ搭載のスポーティなモデルとして存続。デザインも走りも洗練され、ミニバン王者の座は堅持。2024年夏にはPHEVも投入

 名実ともに日本を代表するフラッグシップミニバンだ。モデルチェンジでヴェルファイアはアルファードに統合されるはずだった。が、嘆願が出され、存続が決まっている。これもトヨタだからなせる技だ。両車とも違う個性を放ち、豪華に生まれ変わっただけでなく走りの質感も高めた。

 最新作はプラットフォームを一新し、パワーユニットも多彩だ。主役のハイブリッドは良好な燃費に加え、力強い走りも手に入れている。ヴェルファイアはパンチの効いたDOHCターボを設定し、乗り味も上手に作り分けた。トヨタの強い意欲と余裕を感じさせるミニバンに成長している。

■250の発売が待ち遠しいランドクルーザー

海外でも人気のランドクルーザー。ランクル300に加えて、2023年にランクル70を投入、2024年はランクル250が登場する。抜群の信頼性と高品質が評価されており、課題と言えば納期の長さくらいか

 トヨタというより日本を代表する本格派のクロスカントリーSUVだ。フラッグシップの300系は、2種類のV型6気筒ターボを設定するが、発売と同時にファンが殺到し、今もオーダーストップの状態が続いている。世界中にランクル教の信者がいて、中古車になっても価値が落ちない。

 弟分のプラドはデビューから15年を迎えたが、こちらも愛されている。後継と目されるランクル250がベールを脱ぎ、ロングセラーのランクル70も復活再販された。タフな走りはもちろん、群を抜く高い信頼性と品質のよさも高く評価されている。ライバルの追随を許さない名作だ。

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