2.0ℓ直4/3.0ℓ直6 8段ATも有力
次世代Z4が、テスト走行の距離を重ねている。2019年3月の発売が見込まれるそれのテストカーは、カモフラージュパターンに身を包んでいるが、ボディはほぼ市販スペックと思われるもの。また、以前に遭遇した個体よりホイール径が小さいことから、ロースペックなモデルだと思われる。
以前、サーキットでキャッチしたテストカーには、フロントにカナードが装着されており、BMWが高負荷走行時のパフォーマンスを評価中だったことを示唆していた。
現在はそこからデザインが進歩しており、外付けのパーツはないものの、空力性能を高めていると推測される。
エンジンは、最新ラインナップに用いられているターボユニットからチョイスされることになるだろう。
sDrive 30iには251psの2.0ℓ直4、また、よりパワフルなグレードにはM240iと共通する340psの3.0ℓ直6が搭載される見込みだ。いずれもZFの8段ATが組み合わされ、後輪駆動が標準仕様となる。
スープラと共用HVも採用か 発売時期は?
このモデルは、トヨタの新型スープラと主要コンポーネンツをシェアするとみられている。そのため、トヨタお得意のハイブリッドが採用されるとみられており、さらに4WDが導入されることも見込まれる。
リアアクスルは、M3やM4と同じものが採用されるが、これはその他のコンポーネンツにも互換性があることを暗示する。
つまり、431psのツインターボ仕様や、M2のシングルターボ370ps仕様の3.0ℓ直6や、7段DCTなどが採用される可能性も否定できないということだ。
そうしたドライブトレインを積むモデルにはMのバッジが与えられ、専用のボディワークやシャシーセッティングも用意されるとみられる。
Z4のプロトタイプによるテストは、ほぼ1年にわたり続けられている。開発がアナウンスされたのは2015年で、コンセプトモデルは昨年公開された。市販版は2ドアのソフトトップで、発表は今年後半、発売は2019年と予想される。
対して、共同開発されるトヨタ版は、固定ルーフとなる見込みだ。そちらのデザインは、2014年のデトロイトモーターショーで披露されたFT-1コンセプトに準じたものになる模様だ。
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