メルセデス・ベンツなど9ブランドの自動車正規ディーラーを運営するマツシマホールディングス(以下「マツシマ」)は、メルセデス・ベンツのクラシックカーの特別企画展『マツシマクラシックデイズ』を、2024年7月1日から京都岡崎のsmart center 京都 the gardenにて開始すると発表した。
マツシマは、『京都の未来像を創る』をテーマに、2023年4月からクラシックカーに特化した事業を展開しており、現在まで約1年間にわたり「生活の中で走れるクラシックカー」を世に送り出してきた。しかしながら、京都の街でクラシックカーを目に触れたり、接したりする機会が増えたと実感できるレベルには至っていない。
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祇園祭が開催される7月の京都では、山鉾町にある旧家・老舗がそれぞれの所蔵する美術品・調度品などを飾り公開する。今回開催される『マツシマクラシックデイズ』はそんな京都の7月に合わせて、ガレージで大切に保管されてきた貴重なクラシックカーを、京都を代表する文化地区岡崎で披露する特別企画展だ。
イベントでは来場者にできるだけ近くでクラシックカーの歴史に触れていただくとともに、当時にタイムスリップしたような設えに配置されたディスプレイは、「レトロエモい」、「おしゃれ」、「懐かしい」と世代を超えて誰もが「京都の新たな映えスポット」として楽しんでもらえることを目指している。
『マツシマクラシックデイズ』で展示されるクラシックカーは、メルセデス・ベンツの歴史に名を刻んだ名車ばかり。1951年の220カブリオレAを皮切りに、60年代の280SLなど時代ごとの代表作を展示する予定だ。さらに、展示される車両は購入も可能で、マツシマが運営する正規ディーラーで将来的にメンテナンスを受けることが可能になっている。
注目の1台、は美術品としてオーナーが密かに所蔵していた1951年製の「メルセデス・ベンツ 220カブリオレA」。ただの220カブリオレAではなく、世界に1台のアートカーという点だ。
現代アート作家ヒロ・ヤマガタが、24台のメルセデス・ベンツ220カブリオレAにアクリル絵の具で彩色した連作「アースリーパラダイス・シリーズ」の1台で、絵画へのダメージを考え、エンジンがかかる状態までレストアされたが、登録をせずに倉庫で大切に保管されていたというヒストリーを持つ。
今回「このような価値あるクルマを独り占めしていてはいけない、文化の行きつく街京都で再び日の目を浴び、たくさんの方に見てもらいたい」と、『マツシマクラシックデイズ』記念すべき第1回目の展示として一般公開することとなった。
「大切な娘が嫁入りするような気持ち」そう語る現オーナーの大切な宝物を借りての展示となる。
伝統を守りつつも、いまの時代に合うよう新しいことも受容し、古いものと新しいものが見事に調和しているのが京都の本当の姿だ。
マツシマが9ブランドのディーラーで販売しているのは、最新の技術を搭載したクルマで、これからは電気自動車が主流となっていく。
クルマはある意味インフラであり、街づくりでもある。昔ながらの風情ある街並みと近代の街並みが見事に調和している京都に、最新の電気自動車と、歴史のあるクラシックカーが走る。マツシマはそんな京都の未来を創造していく。
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