■クラウンスポーツのPHEVが登場! どんな人が購入する?
トヨタは2023年12月19日に新型「クラウンスポーツ」のPHEV(プラグインハイブリッド)を発売しました。
販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
【画像】「えっ…!」超かっこいい! 斬新デザインのSUVを画像で見る!(60枚)
2022年7月に世界初公開された16代目となる新型クラウンシリーズは、合計4つのボディタイプがラインナップされます。
最初に登場した「クラウンクロスオーバー」から順にその他のモデルも発売され、クラウンスポーツは2023年10月に正式発表。
11月には先にHEV(ハイブリッド)が発売され、今回PHEVが発売されました。
元々、2022年7月の世界初公開時点からその斬新なデザインを採用したSUVスタイルに対して多くの注目を集めていました。
ボディサイズは新型クラウンシリーズのなかでも最も小柄な全長4720mm×全幅1880mm×全高1565mm。ホイールベースは2770mmと、4モデルのなかで最も取り回しがしやすいモデルとも言えるかもしれません。
また、その名の通りスポーツ走行とまではいかないものの、走りの楽しさを追求したモデルともトヨタは説明しており「エモーショナルで創造的な雰囲気を持ち、乗り降りや運転のしやすいパッケージと共に、俊敏でスポーティな走りが楽しめる、新しいカタチのスポーツSUV」と言います。
PHEVに搭載するのは2.5リッターガソリンエンジンに前後モーターを組み合わせ、システム最高出力は306馬力を発揮。駆動方式は4WDと安定した走りにもつながります。
クラウンスポーツの設計にも走りへのこだわりが見られ、リチウムイオンバッテリーは車体中央の床下に配置され、低重心を実現。
EV走行距離90km(WLTCモード)を実現しているだけでなく、ハイブリッド燃費はリッター20.3kmを達成していることから、燃費の向上も図られています。
PHEVモデル専用の部分がいくつか存在し、サスペンションやブレーキなども強化されていることから、トヨタの走りへのこだわりの強さがうかがえます。
また、PHEVモデル専用装備として、21インチのマットブラックアルミホイールを装着するなど、さまざまな特別なポイントが含まれているモデルです。
そのほかにも、PHEVならではとも言える外部電源の電力を利用したエアコンやオーディオの使用が可能となっており、外部給電機能、そしてクルマから自宅に電気を供給するシステムなども搭載されています。
そんなクラウンスポーツのPHEVについて、どのような反響が寄せられているのでしょうか。
関東圏のトヨタ販売店担当者は、次のように話します。
「クラウンスポーツのPHEVモデルについては、ありがたいことに多くの反響をいただいております。
特に走行性能に興味を持ってくださるお客様が多くいらっしゃる印象で『早く乗ってみたい』というお声を多くいただいております。
また、国の助成金に加えて、東京都ではさらに多くの助成金が出ますので、合計100万円ほどが最終的に手元に返ってくるという仕組みになっています。
さらに、4年間保有しないといけないという基準がある一方で、その期間は自動車税がかからないなどの魅力もあります。
通常モデルと比較しても160万円ほどの差額を半額以上減らせるというメリットがあることから、充電設備などが整っているお客様は『都民にはぴったりなクルマだね』と言っていただけています」
また、関西圏のトヨタ販売店担当者は、次のように話します。
「クラウンスポーツは通常モデルも人気が高く、PHEVについても多くのお問い合わせをいただいております。
PHEVに関しては、納車時期についてのご質問をいただくことが比較的多くあり『実際に早く乗ってみたい』という人が多い印象です。
これは走行性能に力が入っているモデルであるということが大きな理由と考えられます。
パワー面で見るとPHEVのほうが機能性があるので、そこに注目が集まっているのではないでしょうか」
※ ※ ※
このように、走行性能の高さに興味を持っているユーザーが多いようです。
なおPHEVは「SPORT RZ」のワングレードのみとなっており、価格は765万円となっています。
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