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【2月デビューのフィットの納車はすでに4月以降!!】2020~2021年のホンダのニューカー戦略を暴く

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【2月デビューのフィットの納車はすでに4月以降!!】2020~2021年のホンダのニューカー戦略を暴く

 ホンダは2019年10月に開催された東京モーターショー2019で2月から販売を開始する新型フィットのプロトタイプを公開し、ホンダのホームページでは積極的にティザー展開している。

 ホンダはN-BOXをはじめとする軽自動車の販売比率が高くなっていて、登録車の奮起に期待がかかるが、2020年のニューカー戦略が気になるところ。

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 2020~2021年のホンダのニューカー戦略はフィットを筆頭にアコード、N-ONE、ヴェゼル、ステップワゴン、シャトル、グレイスのフルモデルチェンジ、新規では「ホンダe」、マイナーチェンジではシビック、S660、N-BOX、オデッセイなどが活発に展開される図式になっている。

 以下各ラインアップのアウトラインを追ってみる。

文:遠藤徹/写真:HONDA、ベストカー編集部

【画像ギャラリー】東京オートサロンで公開されたシビックセダン&ハッチバック

マイチェン版シビックタイプRは春から夏にかけて登場

 まず2020年は1月シビック、2月S660の各マイナーチェンジ、2月フィット&アコードのフルモデルチェンジ、9月N-BOX、10月オデッセイの各マイナーチェンジ、10月ホンダe発売、12月N-ONEのフルモデルチェンジなどとなっている。

 1月10日に発表したシビックは23日から発売開始。

 今回はフロントバンパー&アルミホイールのデザイン変更をはじめラインアップの見直し、ハッチバックにメーカーオプションでトップロードサンルーフの仕様追加など。

2017年7月にデビューした現行シビックセダン&ハッチバックはマイナーチェンジで内外装をリフレッシュして巻き返しを図る

 具体的にはホンダセンシングレス仕様廃止及び機能の歩行者事故低減ステアリング、先行車発進お知らせを追加。インテリア&マップランプをLED化されETCは2.0となる。

 性能はハッチバックの6MTのシフトフィールを向上。車体防音仕様強化によって静粛性を向上させている。

 ボディカラーのラインアップはハッチバックがグローバルで好評のソニックシルバーを投入、セダンは高彩度ブルーを追加する。

 車両本体価格はハッチバックが294万8000~262万8000円、セダン261万~296万3500円。タイプRは夏にマイナーチェンジして発売する。

クルマ好きな最も気になる1台であるシビックタイプRは東京オートサロン2020で初公開され、夏にマイチェン版を発売開始すると発表された

事前予約が好調な新型フィット

 新型フィットは2月13日に発表、14日に発売する。キープコンセプトで進化。エクステリアはシンプルで飽きのこないデザインを採用。

 エンジンは1.3L、NAガソリン&1.5Lハイブリッドを搭載し、HVは従来の1モーター2クラッチから2モーター方式に切り替え、高性能&低燃費を高次元で両立。

フィットは5タイプをラインナップする新販売戦略を展開。すでに事前予約が開始されていて、注文も殺到し、幸先のいいスタートを切っている

 ユーザーの価値観に合わせてライフステージで選ぶリュクス、ホーム、ベーシック、ライフスタイルで選ぶクロスター、ネスを設定する。

 車両本体価格は1.3Lが148万8100~201万8000円、1.5LHVは197万8100~259万1800円。すでに先行予約を開始しており、1月上旬現在の納期は4月以降となっている。

新型アコードはタイ生産に切り替え

 新型アコードは2月中旬にも発表、発売する。従来モデルは国内での組み立てだったが、次期型はタイ工場で生産、日本の狭山製作所で完成検査をした後販売店に出荷する。北米仕様モデルをベースに仕立てる。

 パワーユニットは2Lハイブリッドで従来モデルと同じだが、小型化し、新開発のプラットフォーム&サスペンションの採用で573Lと大容量のトランクを実現している。

新型アコードは日本生産からタイ生産に切り替わる。シャープなヘッドライトのホンダ顔が特徴のハイブリッド専用セダンだ

 グレード構成は従来3タイプだったが、新型ではEXの1タイプに集約。車両本体価格は465万円。

 カラーバリエーションはエクステリア5色、インテリア2色。

 エクステリアはプラチナホワイトパール(有料)、クリスタルブラックパール、ルナシルバーメタリック、ブリリアントスポーティブルーメタリック、パッションレッドパール。

 インテリアカラーはブラック、アイボリーでいずれも本革シート仕様となっている。

10月にホンダe、12月に新型N-ONEがデビュー!!

新型N-ONEのエクステリアは、好評な現行モデルのキープコンセプト。N-WGNに先行搭載された安全技術などが搭載されて質感を大幅に高めての登場となる

 次期型N-ONEは8年ぶりのフルモデルチェンジ。キープコンセプトで現行モデルとあまり変わらないデザインで仕立てているという。

 ただ中身は現行N-BOX、N-WGN同様に新開発のプラットフォーム&基本コンポーネントの採用で大幅にクオリティアップ、走行性能の向上を図っている。安全パッケージの「ホンダセンシング」も最新の進化デバイスを標準装備する。

 ホンダeはホンダ初の電気自動車でコンパクトハッチのレイアウトを採用。3900mmを切る全長に3ナンバーの全幅、ホイールベースは2500mmで新型フィットよりもショート&ワイドのレアウト。

 後輪駆動で前後の重量配分を50:50としている。モーターはスタンダードとハイパワーの2タイプを設定。一充電航続可能距離は短めの200kmに設定している。

ホンダ初の量産EVのホンダeは2020年の注目株。航続距離は200kmと短いが、シティコミューターとしての需要を狙っている!?


ビッグマイチェン組にも注目

ホンダはフリードでSUVテイストのクロスターを登場させ、第2弾としてフィットにも設定する。オデッセイにもSUVテイストのモデルが追加される可能性が高い

 2020年後半登場のN-BOXとオデッセイはどちらもビッグマイナーチェンジを実施する。内外装のデザイン変更、新グレード&ボディカラーの設定、安全パッケージ「ホンダセンシング」の最新デバイスの標準装備などが主な内容となる。

 N-BOXは派生モデルの「スラッシュ」をどうするか。SUV仕立てにコンセプト変更をすることで、ライバルのダイハツタントとの戦いを優位に展開しようとする可能性もある。

 オデッセイもSUVテイストの派生モデルを設定することで商品ラインアップを強化することになりそうだ。

N-BOXのビッグマイチェンを機に刷新予定の個性派軽自動車のN-BOXスラッシュ。消滅か、それともSUVテイストでリベンジか?

2021年は4車種のフルモデルチェンジを予定

 2021年にフルモデルチェンジするヴェゼル、シャトル、グレイスはファミリーモデルであるから、中身は同じようなトレンドで仕立てるはず。いずれもキープコンセプトで世代交代する。もう1台はステップワゴンがある。

すでにタイで発表されている新型シティ。グレイスはシティの日本版だ。全幅が1748mmの3ナンバーサイズに大型化されている

 パワーユニットは1.5L、NAガソリン&同ハイブリッドを搭載する。ハイブリッドは新型フィット同様に従来の1モーター2クラッチ方式から2モーター方式に切り替えることで高性能&低燃費を高次元で両立させるはずである。

 ステップワゴンは新型アコード同様に2Lのハイブリッドを小型化しさらなる高効率化を図るのが売りとなる。キープコンセプトで使い勝手の向上や最新の「ホンダセンシング」デバイスを標準装備する。

■2020~2021年 ホンダ新車カレンダー(遠藤徹氏調べ)
※FMC:フルモデルチェンジ、MC:マイナーチェンジ、N:新規


■2020年
【1月】
・シビックセダン&ハッチバック(MC)


【2月】
・S660(MC)
・アコード(FMC)
・フィット(FMC)


【夏】
・シビックタイプR(MC)


【9月】
・N-BOX(MC)


【10月】
・ホンダe(N)
・オデッセイ(MC)


【12月】
・N-ONE(FMC)

■2021年
・ヴェゼル
・シャトル
・グレイス
・ステップワゴン

※本稿の新車発売予想スケジュールは、著者である遠藤徹氏が新車ディーラーを回って得た取材結果をもとに作成した予想であり、実際の発表スケジュールとは前後する可能性があります(当サイトでは、登場予定新型車に関しては引き続き鋭意取材し、最新の情報が入り次第、情報をアップデートしてまいります)

【画像ギャラリー】東京オートサロンで公開されたシビックセダン&ハッチバック

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みんなのコメント

4件
  • 新型フィットのコンセプトでシャトルも開発中と思います。広々車内で気持ち良いシャトルを2021年と言わず少しでも早く出して欲しい。 
    (追伸 ホンダさんフィットやシャトルに限らず コーナリングランプを全車標準設定にして下さい。夜間の右左折時の視認性が格段に良いので)
  • FIT4にするか走りと燃費のヤリスにするか?
    広さならFIT4よりN-WGNカスタムターボか。
    今はどちらも試乗車が無いので何とも判断できない。そして令和車検が迫るし免許返納も迫る。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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