アロンソ、”信じられない”シーズン前半戦に大満足。まだまだ引退は先の話？「重要なのは速いかどうか」

　フェルナンド・アロンソ（アストンマーチン）はシーズン前半戦を振り返り、夢のようだったと語った。

　アストンマーチンはレッドブルに次ぐ2番手チームとして開幕を迎え、アロンソはモナコやカナダでの2位表彰台を含む6度の表彰台を獲得した。

　しかし各チームがアップデートを導入するにつれてアストンマーチンは競争力を落とし、メルセデスやマクラーレンに追い抜かれたような印象がある。

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　にもかかわらず、今シーズンの前半戦を振り返ってどう思うかと訊かれたアロンソは、次のように答えた。

「信じられないよ」

「夢のようなシーズン前半戦だった。コンストラクターズ選手権ではフェラーリを抑えて3番手、ドライバーズ選手権ではルイス（ハミルトン／メルセデス）とともに3番手につけている」

「バーレーンではこんなふうになるなんて考えられなかった」

　アロンソのアストンマーチン移籍が発表された際、当時の所属先であったアルピーヌとはトラック上でのパフォーマンスに歴然とした差があったことから、その決断は疑問視されていた。

　アロンソは、アルピーヌの現在の混乱ぶりを踏まえて冬の移籍の成功を評価し、次のように付け加えた。

「結局のところ、僕は今いるところに満足しているし、ここには将来へのプロジェクトがあるんだ」

　ドライバーは年齢とともに衰えるというのが一般的な見方だが、42歳のアロンソはその傾向に逆らい続けている。

　最近アルファタウリで34歳のダニエル・リカルドがF1に復帰したことを指して、アロンソは現代のF1では若さがすべてではないと述べた。

「それ（自分の年齢）は1年を通してのテーマだったよ！」とアロンソはジョークを飛ばした。

「でも、41歳でも25歳でも大きな変化はないことは、すでにみんな知っていると思う」

「それよりも、頭の中やモチベーション、週末への取り組み方が重要なんだ。今のレースやスターたち、あるいは他のチームの例でもいいんだけど、より経験を重視しているんだ。アルファタウリのダニエルとかね。だから若さではなく、ただ速いかどうかが重要なんだ」