2021年のハースF1チームのドライバーとなることが発表されたニキータ・マゼピンが、不適切な動画をSNSに投稿し、問題となっている。ハースも声明を発表し、彼の行動を”容認できない”と非難している。
今季のF2をランキング5位で終え、来季はF1ドライバーとなる予定のマゼピン。彼は12月8日(火)の夜、自身のインスタグラムにある動画を投稿した。
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それは彼が車の助手席から手を伸ばし、後部座席に座る女性の胸を触るという短い動画だった。触られた女性が左手でマゼピンの腕を抑え、カメラに向けて中指を立てたあと、カメラのレンズを抑えたところで動画が終わっている。この投稿はすぐに削除されたが、キャプチャーされた動画はSNSに拡散されてしまっている。
度々物議を醸すドライビングを見せているマゼピンは、F2最終ラウンドのレース1でも角田裕毅の進路を妨害するなど、2件のペナルティで10秒のタイム加算を受けている。そうした背景もあってか、ハースF1チームやマゼピンのSNSアカウントにはマゼピンに対する批判が多く寄せられる事態となっている。
こうした事態に対しハースは9日(水)に声明を発表。マゼピンの行動を非難し、チーム内部で対処することを認めた。
「ハースF1チームは、最近ニキータ・マゼピンのソーシャルメディアに投稿された動画の中の彼の行動を容認していない」
「さらに、その動画がソーシャルメディアに投稿されたという事実は、ハースF1チームにとっても忌まわしい事態だ」
「この問題は内部で処理されており、現時点ではこれ以上のコメントはしないものとする」
マゼピンはハースの声明に続き、自身の行動を謝罪するメッセージをツイッターに投稿した。
「僕自身の不適切なふるまいとそれがソーシャルメディアに投稿されたという事実の両方の観点から、最近の自分の行動について謝罪したいと思う」
「僕が引き起こした不快感と、ハースF1チームに恥をかかせてしまったことを謝罪する」
「僕はF1ドライバーとしてより高い基準に自分自身を保たなければならないし、自分自身と多くの人々を失望させてしまったことを認めている。このことから学ぶことを約束する」
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