ゼネラルモーターズ(GM)は、アンドレッティ・キャデラックのF1参入申請がF1によって却下されたにもかかわらず、断固としてこのプロジェクトの支援を続けている。
アンドレッティ・キャデラックの物語は、昨年10月にFIAがアンドレッティのF1参戦への申請を承認したことから始まった。これにより、F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリと彼のチームによる追加審査への道が開かれた。しかし1月31日に、F1が申請を却下する声明を発表したことから事態は急変した。チームがF1にもたらす付加価値と、特にルノーのパワーユニットを初期に使用する計画があったことから競争力に対する懸念が高まったのだ。
2025/26年のF1参戦を却下したFOMに対し、アンドレッティ側は「エントリーの年に関する制限はなかった」と主張
しかし、GMとアンドレッティは諦めることを拒否している。金曜日、週末のデイトナ500に先立ち、GMのパフォーマンス&モータースポーツ担当副社長であるジム・キャンベルは、巨大自動車企業のGMの自信と、アンドレッティとの継続的な努力が進められていることを断言。またキャンベルは、12月にF1がアンドレッティに送った以前の招待状をめぐる明らかな誤解について話し合うため、F1との会談を要請したことを明らかにした。
F1の声明は、かすかな希望の光も残していた。F1は現在の提案を拒否しながらも、2028年にキャデラック独自のパワーユニットが使用可能になり、チームが本格的なワークスチームになれば、異なる結果が生じる可能性を認めたのだ。
「アンドレッティとの申請に関して、我々は申請書に非常に満足している」とキャンベルは語った。
「FIAは他の申請者と比較してそれを検討し、その後我々の申請に信任と承認の投票を行った」
「もちろんFOMは声明を発表しているが、我々はFOMとのフォローアップミーティングを要請している。そのミーティングで対処する予定だ。我々は、アンドレッティとキャデラックの間に、競争力のあるエントリーを実現する能力があると信じている。それが簡単だと言っているわけではない。しかし我々のふたつの組織の間では、他のモータースポーツカテゴリーで成功した例がある。それはキャデラックとアンドレッティにも当てはまる」
「そうは言っても、我々の共同チームは引き続きマシン開発を迅速に進めている。それが我々の状況だ」
キャンベルは、F1が声明で述べた競争力の要素を認め、将来のアンドレッティのF1参戦に向けてGMがF1との建設的な対話に引き続き尽力すると保証した。
「先ほども言ったように、我々は自分たちが提出した申請書を信じている。そしてその申請書では、レースチームとしてのアンドレッティと、製造およびエンジニアリング事業体としてのキャデラックの両方の能力を明確にした」
「そのため、我々はこの申請に自信を持っており、FOMとのミーティングを求めている」
キャデラックの自社製パワーユニットが2028年より前に準備できるかという質問に対し、キャンベルは2028年のデビューを規定する既存のFIA規則に言及した。
「パワーユニットメーカーとして登録するには期限があり、2028年に向けた期限が昨年の6月だった。もっと早くエンジンを開発したければ、前年に登録する必要があった。したがって、これは単にレギュレーションによるものだ」
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