「1円でも安く！」 ガソリンを求め長蛇の列も！ 家から何キロまで探しにいくのか

■少しでも安く！ 「どこまで探しにいきますか？」

　ガソリン価格の高騰が続いているなかで、消費者のなかには「1円でも安いガソリンスタンドを探す」という人も少なくありません。
　
　では、実際に家からどのくらいの距離まで「1円の安さ」を求めて移動するのでしょうか。

　ガソリン価格は、世界情勢などにより日々変動しています。最近では、世界的に新型コロナウイルスのワクチン接種が開始されたことで、経済回復の目処が経ったことから、ガソリン需要が増えると予想された結果、ガソリン価格が上昇しています。

　そうしたなかで、「地域最安値」を掲げるガソリンスタンドが存在します。

　ガソリン価格には全国的な平均が存在していますが、最終的にはガソリンスタンド毎の状況（コストや近隣店舗）をふまえて決定しています。

　そのため、同じ地域でも1円、2円の違いは多く、場所によっては約10円の価格差が存在するケースもあるようです。

　今回、くるまのニュースではガソリン価格に関するアンケートを実施。

　そのなかで、「1円でも安いガソリンスタンドを探しますか？（探す場合に目安距離を教えて下さい）」という設問に対して、次のように回答がありました。

　・家から半径1km：18.2％
　・家から半径3km：30.3％
　・家から半径5km：35.4％
　・家から半径10km：14.1％
　・家から半径15km以上：2％

　このなかでもっとも多かったのが家から半径5km、続いて3kmとなりました。

　ユーザーの消費動向について、都内のガソリンスタンドのスタッフは次のように説明しています。

「ガソリン価格を気にされるお客さまは多い印象を受けます。かつては、消費税が10％になる前日に長蛇の列が出来ていました。

　また日頃から1円でも安い場所を探している人もいるようで、以前には『近隣ではココとココが安い』という情報をお客さまから伺ったこともあります。

　しかし、その都度1円でも安い場所を探すのは手間と時間が勿体ないという意見もあります。

　それであれば各石油元売り会社が展開している会員割引やクレジットカードの割引などを利用するのもお得に給油するポイントだといえます」

■1円を気にするユーザーは「燃費運転」を心掛けている？

　また、1円でも安いガソリンスタンドを求めるユーザーに対して、「普段の運転で燃費を良くする運転を心掛けていますか？」という質問では、次のように声が寄せられています。

　・アクセル調整派
「ふんわりアクセル」、「アクセルをあまり踏み込まない」、「アクセルは丁寧に、アクセルOFFの空走を上手く使う」

　・「急」のつく動きを控える派
「急発進などは控えている」、「急発進、急加速を控える」、「アクセルを急にあけない。飛ばさない」

　・機能を使う派
「高速などではなるべくオートクルーズで走る」「アイドリング機能を活用」「バッテリーで走れる範疇で、できるだけエンジンがかからないようなアクセル・コントロールを心がける」

　といったさまざまな工夫を試みているようです。

　また、以下のようなドライバー自身の技が光るものもありました。

「エンジンの効率を考えながら運転する。エンジンブレーキで燃料カットを心がける」、「なるべく高いギアで走る(MT)」、「下道では早めのアクセルオフ。高速では早めに巡航速度に乗せて、アクセル開度を抑える。スロコンでアクセル開度を抑える」

　最近のクルマでは走行モードに「ECO（エコ）」を設定するモデルも多く、単純にアクセル開度を抑えた動きをするものや、エアコンなどの消費を抑えるものなど、幅広い設定があるようです。

Comments

1～2円の違いなら近所のガソリンスタンドで給油する。
遠くのガソリンスタンドまで行くガソリン代と手間を考えたら近所で十分。

おれ、いつものスタンドで給油。
一般的な車なら、タンクは40～60L、給油量だと30～40Lくらいかな。
仮に40Lとして、1円安いところ探せば、一回の給油で40円、概ね0.4L分。
燃費を15kmとすれば、6km（片道3km）ですよ。
時間と労力を考えたらナンセンスだと思うけど。