現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > マクラーレン ファミリー初、真のグランドツアラー「マクラーレン GT」が新登場

ここから本文です

マクラーレン ファミリー初、真のグランドツアラー「マクラーレン GT」が新登場

掲載 更新
マクラーレン ファミリー初、真のグランドツアラー「マクラーレン GT」が新登場

マクラーレン・オートモーティブは、今までにないニューモデル「マクラーレン GT」を発表した。日本での価格は未定だが現在注文を受け付け中で、デリバリーは2019年末からの予定だ。

新たな顧客層のための新たなシリーズ、マクラーレン GT
マクラーレンにはスポーツシリーズ、スーパーシリーズ、およびアルティメットシリーズというファミリーがあるが、このマクラーレン GTは新たな顧客層のためのグランドツアラーだ。

1970年代のスーパーカー図鑑その10「ロータス ヨーロッパ」

ヨーロッパ大陸を横断できる伝統的なグランドツアラーの特性を持ちながらも、さらなる軽量化とスピード、そしてドライバーとクルマの一体感の向上と利便性を実現している。



すべてのマクラーレン車同様、カーボンファイバー構造が核となっている。車両重量は1530kg。エクステリアデザインの特徴としては、ノーズを水平にスライスして、車両の側面も見てみたいと思わせる、特徴的なフロントの「ハンマーヘッド・ライン」だ。リアにはボディと一体化した固定式のリアウイング、大きなディフューザー、存在感のあるエグゾーストパイプが備わる。

モノコックにはカーボンファイバー製のリアアッパー構造が組み込まれ、これにより重量は増えているがガラス張りのテールゲートの下に420Lのラゲッジスペースを生み出すことができた。

テールゲートは電動開閉式で、ゴルフバッグか185cmのスキー板2セットとブーツ、そして手荷物を楽々と積載可能だ。さらにフロントにも150Lのラゲッジスペースを備えている。

パワーユニットは、新開発の4.0L V8ツインターボで、最高出力620psと最大トルク630Nmを発生。3000~7250rpmで最大トルクの95%を得ることができる。0-100km/h加速は3.2秒、0-200km/h加速は9.0秒、最高速は326km/hという、そのパフォーマンスはスーパーカーそのものだ。

アルミニウム製のダブルウイッシュボーン式サスペンションは、油圧式ダンパーとの組み合わせで、新しいプロアクティブ・ダンピング・コントロール・サスペンションが驚くべきレベルの快適さをもたらす。

さらに油圧式ステアリングシステムとの組み合わせが、高い評価を得ているマクラーレンならではのドライビングダイナミクスを実現している。

低速でのブレーキングおよびステアリングは、日常での利用性を考慮して最適化されている。全長は約4.7mとマクラーレン車のどのモデルよりも長いが、街中の公道での使いやすさを考慮して、フロントのアプローチアングルは10度、ロードクリアランスは110mmに設定された。さらに、車両リフトシステムを作動すれば13度と130mmにアップし、大半のセダン並みとなる。

10クワッドコア・チップを採用したインフォテインメントシステムも新開発された。コクピット中央の7インチ タッチスクリーンで、GPSナビ、ブルートゥースでの電話通話、メディア ストリーミング、音声操作などが可能だ。

ドライバー前方のメーターパネルは12.3インチのTFTスクリーンで、ディスプレイは航空機で使用されているもののように簡潔明瞭で読み取りやすい。

グランドツアラーの名にふさわしく、洗練された快適さがマクラーレン GTの優先事項だ。エンジンマウントは、サーキット走行専用の600LTの半分の剛性で、カーボンファイバー構造内のノイズが最小化され、構造そのものから発せられる低周波音も抑制され、マクラーレン史上もっとも洗練度の高いマシンとなっている。

超軽量グランドツアラー、マクラーレン GTは全世界のマクラーレン正規販売店を通じて現在注文を受け付け中で、カスタマーへのデリバリーは2019年末からの予定だ。なお、日本仕様の車両価格は現時点では未定だ。

マクラーレン GT 主要諸元
●全長×全幅×全高:4683×2045×1213mm(ミラー収納時、展開時の全幅は2095mm)
●ホイールベース:2675mm
●重量:1530kg(DIN、オイル類+ガソリン90%)
●エンジン種類:V8 DOHCツインターボ
●排気量:3994cc
●最高出力:456kW(620ps)/7500rpm
●最大トルク:630Nm/5500-6500rpm
●トランスミッション:7速DCT
●タイヤ:前225/35R20、後295/30R21
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●価格(税別):未定

[ アルバム : マクラーレンGT はオリジナルサイトでご覧ください ]

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

小さな「万能SUV」がマイチェン 熟成のフォルクスワーゲンTクロスへ試乗 95psでも魅力的
小さな「万能SUV」がマイチェン 熟成のフォルクスワーゲンTクロスへ試乗 95psでも魅力的
AUTOCAR JAPAN
なぜホンダ「N-BOX」が日本一売れているクルマなのか? Z世代が試乗してわかった軽の枠を超えた快適性と便利さとは
なぜホンダ「N-BOX」が日本一売れているクルマなのか? Z世代が試乗してわかった軽の枠を超えた快適性と便利さとは
Auto Messe Web
アロンソのペナルティに関する再審査請求をスチュワードが却下。アストンマーティンF1の新証拠には重要性が認められず
アロンソのペナルティに関する再審査請求をスチュワードが却下。アストンマーティンF1の新証拠には重要性が認められず
AUTOSPORT web
6.5リッターV12搭載のフェラーリ新型モデル『12チリンドリ』登場。スパイダーも同時デビュー
6.5リッターV12搭載のフェラーリ新型モデル『12チリンドリ』登場。スパイダーも同時デビュー
AUTOSPORT web
ベースは極上2002 クーペ BMWガルミッシュ(2) 現代のカロッツエリアが見事に再現
ベースは極上2002 クーペ BMWガルミッシュ(2) 現代のカロッツエリアが見事に再現
AUTOCAR JAPAN
BMWガルミッシュ(1) 巨匠ガンディーニによる先取り3シリーズ 同意を得ず「密かに」製作!
BMWガルミッシュ(1) 巨匠ガンディーニによる先取り3シリーズ 同意を得ず「密かに」製作!
AUTOCAR JAPAN
充電環境もプレミアムブランドにふさわしく
充電環境もプレミアムブランドにふさわしく
グーネット
ルクレール予選2番手「マシンは良い状態で、大きな修正は必要なかった。明日は優勝を狙う」フェラーリ/F1第6戦
ルクレール予選2番手「マシンは良い状態で、大きな修正は必要なかった。明日は優勝を狙う」フェラーリ/F1第6戦
AUTOSPORT web
GW明けだけど渋滞あり! 中央道の東京区間で交通規制 NEXCO中日本が迂回呼び掛け
GW明けだけど渋滞あり! 中央道の東京区間で交通規制 NEXCO中日本が迂回呼び掛け
乗りものニュース
「信号待ち」はフットブレーキを踏む? それともギアを「Pレンジ」に入れる? どっちがクルマに優しく安全なのか
「信号待ち」はフットブレーキを踏む? それともギアを「Pレンジ」に入れる? どっちがクルマに優しく安全なのか
くるまのニュース
プラモ作りにデコチャリからデコトラ運転手という王道コース! 一時落ち着くもSNSを通じてデコトラ熱が再燃したアラフィフの日常
プラモ作りにデコチャリからデコトラ運転手という王道コース! 一時落ち着くもSNSを通じてデコトラ熱が再燃したアラフィフの日常
WEB CARTOP
“63”だからこそ得られる快感──新型メルセデスAMG GLE63 S 4MATIC+クーペ試乗記
“63”だからこそ得られる快感──新型メルセデスAMG GLE63 S 4MATIC+クーペ試乗記
GQ JAPAN
MotoGPの新レギュレーションが発表。2027年からエンジンが850cc化、エアロダイナミクスも規制強化
MotoGPの新レギュレーションが発表。2027年からエンジンが850cc化、エアロダイナミクスも規制強化
motorsport.com 日本版
[VW ゴルフ 50周年]第6世代は安全性とハイテクが売りだった
[VW ゴルフ 50周年]第6世代は安全性とハイテクが売りだった
レスポンス
レッドブル&HRC密着:タイヤや路面に苦戦しつつもポール獲得記録を伸ばしたフェルスタッペン。スプリント後の変更も奏功
レッドブル&HRC密着:タイヤや路面に苦戦しつつもポール獲得記録を伸ばしたフェルスタッペン。スプリント後の変更も奏功
AUTOSPORT web
右折待ちで「お先にどうぞ」 大型が譲ってくれるワケ 単なる優しさだけにあらず
右折待ちで「お先にどうぞ」 大型が譲ってくれるワケ 単なる優しさだけにあらず
乗りものニュース
ドライブすると「ついケンカ」になる人は要注意! 無自覚なままドライバーを不快に!? 「イラっ!」とさせる「助手席の言動」とは
ドライブすると「ついケンカ」になる人は要注意! 無自覚なままドライバーを不快に!? 「イラっ!」とさせる「助手席の言動」とは
くるまのニュース
ノリスのF1初優勝、大先輩アロンソも賞賛「良い子だし才能がある。彼のことはよく知っているんだ」2018年デイトナでは共闘
ノリスのF1初優勝、大先輩アロンソも賞賛「良い子だし才能がある。彼のことはよく知っているんだ」2018年デイトナでは共闘
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

565.0860.0万円

中古車を検索
ヨーロッパの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

565.0860.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村