現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダの新型「フィットRS」なぜMTが無い? 歴代モデルにはあったのに… 将来的に「MT設定」ありえる? リアルな「期待度」とは

ここから本文です

ホンダの新型「フィットRS」なぜMTが無い? 歴代モデルにはあったのに… 将来的に「MT設定」ありえる? リアルな「期待度」とは

掲載 25
ホンダの新型「フィットRS」なぜMTが無い? 歴代モデルにはあったのに… 将来的に「MT設定」ありえる? リアルな「期待度」とは

■MT専用の新型「シビックRS」設定! 「フィットRS」はどうなる?

 ホンダ「シビック」が2024年9月13日にマイナーチェンジを実施し、新たなグレードとして「RS」が追加されました。
 
 新たに設定されたRSは、1.5リッターVTECターボエンジンを搭載するガソリンモデルに6速MTのみの組み合わせとし、軽快かつ意のままに操る喜びを味わえるグレードとして投入されます。

【画像】カッコいい! これがめちゃ速そうな「ホンダRS」です! 画像を見る

 そんなシビックには、ホッテストモデルとして「タイプR」が存在しています。タイプRは“本籍がサーキット”と言われるほどハードなモデルに仕上がっており、公道でその実力を全て解き放つのは不可能といってもいいほどのスペックを誇ります。

 その辺りはホンダとしても心得ていたようで、また、従来モデルのシビックのMT比率は58%へとかなり高く、日常使いとスポーティな走りを両立する“ちょうどいいグレード”として、MT専用の新型シビックRSを開発したというわけです。

 そして、新型シビックRSは専用の内外装や足回りの採用など特別な装備が盛り込まれているのですが、その一方で、419万8700円(消費税込)という気軽には買いづらい価格となっているのも事実。

 従来モデルでは、MT車も選べたエントリーグレード(LX)は319万円というプライスタグが付けられていたのですが、今回のマイナーチェンジでMT車はRSのみとなったため、安価に購入できるシビックのMTはなくなってしまったといえるでしょう。

 ホンダのMT車といえば、ほかにも「N-ONE RS」があり、こちらは216万400円と新型シビックRSの半額近くという価格ですが、軽自動車という点がネックという声も聞かれます。

 そこで待望論があるのが、「フィットRS」へのMTモデルの追加です。

 2020年2月に販売が開始された現行型の4代目フィットは、2022年10月にマイナーチェンジを実施し、ハイブリッドモデルのe:HEVではモーター出力の向上が、ガソリンモデルでは1.3リッターから1.5リッターへエンジンを置き換えることで走行性能を底上げし、新グレードとしてRSが追加されました。

 フィットは初代からMTが設定されており、2代目からはRSが登場し、3ペダルMTも搭載されてきたことから4代目で追加設定された現行のRSでもMTの追加が期待されましたが、現在までMTは設定されていないのが現状です。

 2024年9月5日には一部改良した新しいフィットが発売され、全グレードにオートリトラミラー、全席オートパワーウィンドウ、助手席シートバックポケット、ラゲッジルームランプなどを標準装備。

 RSには運転席シートバックポケットのほか、ガソリンモデルにシートバックスマートフォンポケット、e:HEVモデルにリアセンターアームレストを追加するなど各部がアップデートされたものの、MT車の追加は実現していません。

 実は市販車をベースに戦うスーパー耐久では現行型のフィットに旧型フィットの6速MTを移植した車両が特認制度によって出場しており、華麗な走りを披露しています。

 過酷なモータースポーツの舞台でも活躍できるほどのポテンシャルを備えているのであれば、市販車にMTが搭載されても何らおかしくないと思われるかもしれません。

 しかし、市販車では義務化が進んでいる先進安全装備とのマッチングも図らなければならず、単にトランスミッションを載せ替えるだけでOKとはいかないのが、フィットRSにMT車が追加されない大きな理由と言えるでしょう。

 現行フィットは日本だけでなく、世界各国へ輸出されていますが、海外仕様にも3ペダルMTの設定がないため、もし設定しようとすれば開発費用だけでも相当なものがかかることが想像できます。

 残念ながら現行フィットは当初の予定よりも販売台数が少なめに推移しており、コアなファンはいるものの爆発的な販売増に繋がるとは考えにくいMTの追加設定は現在のところ望み薄というのが現状となっているのです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

まだ装着してないの? 「雪降り始めたよ?」 覚えておきたい「冬タイヤ」の違い! イマ「履くべきタイヤ」とは
まだ装着してないの? 「雪降り始めたよ?」 覚えておきたい「冬タイヤ」の違い! イマ「履くべきタイヤ」とは
くるまのニュース
新型バッテリー電気コンパクトSUV! トヨタが新型アーバンクルーザーを世界初公開
新型バッテリー電気コンパクトSUV! トヨタが新型アーバンクルーザーを世界初公開
バイクのニュース
マジで「その要求」は無理っす……レンタカー店スタッフが実際に遭遇した迷惑客3選
マジで「その要求」は無理っす……レンタカー店スタッフが実際に遭遇した迷惑客3選
ベストカーWeb
われわれが楽しくモノづくりをすることで良い製品ができ、使う人の生活に楽しみと豊かさを提供できると思っています【株式会社 昭和トラスト 取締役 副社長 飯岡智恵子氏:TOP interview】
われわれが楽しくモノづくりをすることで良い製品ができ、使う人の生活に楽しみと豊かさを提供できると思っています【株式会社 昭和トラスト 取締役 副社長 飯岡智恵子氏:TOP interview】
Auto Messe Web
2025最新版《アルファード&ヴェルファイア》ズバリ! “買い”のポイント
2025最新版《アルファード&ヴェルファイア》ズバリ! “買い”のポイント
グーネット
ヴィンテージ・デニムの風合いで個性をアピール!日産の人気6モデルに特別仕様「ビームスエディション」が誕生
ヴィンテージ・デニムの風合いで個性をアピール!日産の人気6モデルに特別仕様「ビームスエディション」が誕生
Webモーターマガジン
ホンダ『プレリュード』、米国でも25年ぶりに復活へ…次世代ハイブリッド車として2025年投入
ホンダ『プレリュード』、米国でも25年ぶりに復活へ…次世代ハイブリッド車として2025年投入
レスポンス
「えっ…!」この道「ウインカー」出す? 出さない? 真っ直ぐも行ける「道なりカーブ」どうする!? 「正解」の曲がり方とは
「えっ…!」この道「ウインカー」出す? 出さない? 真っ直ぐも行ける「道なりカーブ」どうする!? 「正解」の曲がり方とは
くるまのニュース
ベン・キーティングがWEC復帰、小泉洋史は外れる。コルベットZ06 GT3.Rのラインアップ確定
ベン・キーティングがWEC復帰、小泉洋史は外れる。コルベットZ06 GT3.Rのラインアップ確定
AUTOSPORT web
パイセンに続け!! 将来はトヨタで[WRC]のシートを掴むかもしれないラリードライバーの卵 
パイセンに続け!! 将来はトヨタで[WRC]のシートを掴むかもしれないラリードライバーの卵 
ベストカーWeb
ヒョンデの新型EV『インスター』、東京オートサロン2025で日本初公開へ
ヒョンデの新型EV『インスター』、東京オートサロン2025で日本初公開へ
レスポンス
クルマのホーンボタンには「ラッパのマーク」がないと違反! なんと「有名薬のラッパのマーク」を切り貼りしても「手書き」でもOKってマジか!!
クルマのホーンボタンには「ラッパのマーク」がないと違反! なんと「有名薬のラッパのマーク」を切り貼りしても「手書き」でもOKってマジか!!
WEB CARTOP
ブランドイメージ構築に課題? レクサスLBX 長期テスト(5) モデルの強みはNXと共通
ブランドイメージ構築に課題? レクサスLBX 長期テスト(5) モデルの強みはNXと共通
AUTOCAR JAPAN
[15秒でわかる]ブガッティの特別なガレージと展示台
[15秒でわかる]ブガッティの特別なガレージと展示台
レスポンス
実質約445万円で買える ホンダの燃料電池車[新型CR-V e:FCEV]は本気で買いたくなるほどのデキだったのか? 
実質約445万円で買える ホンダの燃料電池車[新型CR-V e:FCEV]は本気で買いたくなるほどのデキだったのか? 
ベストカーWeb
6速MTあり! ミツオカ最新「ビュートストーリー」がスゴい! 全長4m「ちょうどいいボディ」に超レトロデザイン×「豪華インテリア」採用! 「小さな高級車」どんなクルマ?
6速MTあり! ミツオカ最新「ビュートストーリー」がスゴい! 全長4m「ちょうどいいボディ」に超レトロデザイン×「豪華インテリア」採用! 「小さな高級車」どんなクルマ?
くるまのニュース
レッドブルのジュニアチームで5年目を迎える角田裕毅。ホーナー代表、2025年末で手放す可能性を示唆も、昇格も否定せず
レッドブルのジュニアチームで5年目を迎える角田裕毅。ホーナー代表、2025年末で手放す可能性を示唆も、昇格も否定せず
AUTOSPORT web
軽自動車サイズの布製タイヤチェーン「モビルシュシュ」が一般販売開始
軽自動車サイズの布製タイヤチェーン「モビルシュシュ」が一般販売開始
レスポンス

みんなのコメント

25件
  • 1808episode
    そう考えたらスイフトスポーツの6MTを216万円で現在販売しているスズキは良心的
  • 一角太郎
    せっかくMTで駆るなら、カッコも大切ですよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

172.0250.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5.8290.0万円

中古車を検索
フィットの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

172.0250.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5.8290.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村