1995年にル・マン24時間レースを制したマクラーレンが、耐久レースへの復帰を検討している。
世界耐久選手権(WEC)はLM-GTE Amクラスに代わり、来季からGT3規格車両を使用するLMGT3クラスが新設され、マクラーレンはこのカテゴリーに参加する意向を示した。
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“マクラーレン代表”となるチームは、マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンCEOが共同オーナーを務めるユナイテッド・オートスポーツだ。
ユナイテッド・オートスポーツは2020年にル・マンでLMP2クラスを制し、2019-20年シーズンのクラスタイトルを獲得した有力チーム。来季に向けて、マクラーレン720S EVOの2台でLMGT3クラスに参戦する意向をWEC主催者のFIAとACOに伝えたという。
LMGT3クラスでは各メーカーが投入できる台数が2台までに制限され、代表チームを指名することが義務付けられている。つまり、ユナイテッド・オートスポーツがマクラーレンの代表ということだ。
エントリーは11月に締め切られ、その後FIAとACOによる選考が行なわれることとなる。
これまでユナイテッド・オートスポーツが参戦してきたLMP2クラスは、WECではル・マン24時間レースを除いてエントリー枠が用意されなくなってしまう。彼らがWECでの旅路を終える可能性も高かったが、LMGT3クラスへのエントリーが認められれば、WECでの存在感を維持することができる。
同チームは過去にもマクラーレンを走らせた経験があり、2012年から2014年にかけてはブランパン耐久やイギリスGTなど数多くの選手権にMP4-12C GT3を投入し、2021年には570SでヨーロピアンGT4シリーズを制した。
マクラーレンとしては1995年にF1 GTRショートテール/ロングテールを投入し、その年のル・マン24時間レースではJ.J.レート、ヤニック・ダルマス、関谷正徳組が初の総合優勝を達成。1998年までグリッドの一角を占めた。
マクラーレン・オートモティブのマイケル・ライター代表は、WEC参戦、そしてル・マンへの復帰に向けて次のように語った。
「モータースポーツは、マクラーレンの将来的なパフォーマンス戦略の根幹を成すモノであり、WECは我々のマシンパフォーマンス能力を実証するのに最適な場であると、以前から考えていた」
「その中には、モータースポーツにおける我々の不朽の成功であるル・マンへの復帰も含まれている」
「ユナイテッド・オートスポーツを選んだのは、マクラーレンのブランドと同様に、耐久GTレースへの情熱を持ち、成功の歴史を持っていると感じているからだ」
「ユナイテッドのエントリーが受け入れられることを期待しており、2024年からWECでライバルと競い合うことを楽しみにしている」
またユナイテッド・オートスポーツのリチャード・ディーン代表は、次のように語った。
「マクラーレンにとって、ル・マンへの復帰は非常に重要なプロジェクトだ。LMGT3でマクラーレンを代表するチームに選ばれたことを非常に誇りに思う」
「ユナイテッドのル・マンやWECでの経験は非常に有益なモノになるだろう。ただ、このプロジェクトが非常に激しい戦いになることは認識しており、挑戦の準備はできている」
LMGT3クラスのエントリー争いは熾烈を極めており、WECはハイパーカークラスに参戦するメーカーを優先する意向だ。
つまり、フェラーリやポルシェ、BMW、ランボルギーニ、トヨタとその姉妹ブランドであるレクサス、キャデラックや姉妹ブランドであるシボレーに関しては、メーカー側の要請があればグリッド枠を確保できることになると見られている。
WECのGTEクラスに長年参戦し、2025年からはハイパーカークラスにも挑戦するアストンマーチンも、6月に新型マスタングGT3をル・マンで発表したフォードと同様に、LMGT3クラスへ参加が認められる可能性が高いだろう。
ただハイパーカークラスのエントリー増加に伴い、LMGT3クラスにどれだけの枠が用意されるのかは不明だ。
ACOのピエール・フィヨン会長は先月、WECがフルシーズンのエントリー台数を40台にまで増やす方法を検討していると語った。
なお、マクラーレンはLMDhマシンでハイパーカークラスに参戦する意向を示している。ここ最近はこの件に関する言及はないが、その計画は現在も続いていると見られている。
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