新型スーパーカー 来年初頭にも計画発表か
アルファ・ロメオは新型スーパーカーの量産化を検討しており、今後数か月以内にゴーサインが出る可能性がある。同社のジャン・フィリップ・インパラートCEOによると、早ければ2023年3月に計画を発表する可能性があるという。
【画像】電動化とスポーツカーに注力するアルファ・ロメオ【今世紀唯一のスポーツモデル、8Cと4Cを写真でじっくり見る】 全57枚
ガソリン車かEVか、どのような形態になるかはまだわからないが、インパラートCEOは、ステランティス傘下の他のブランドと共有するのではなく、アルファ・ロメオ独自のモデルになることをほのめかしている。彼は「アルファ・ロメオの名が最後にシャシーに刻印されたのは1969年(スパイダー)です」とし、それを再現するのは「素晴らしいこと」であると語った。
また、新型スーパーカーは単なるサーキット専用車ではなく、日常的に運転できるようなものになるという。「一目でアルファ・ロメオとわかるような、象徴的で、とてもセクシーなものにしたい」としている。
インパラートCEOは、「(プロジェクトは)まだ完成していませんが、進行中です。多くのファンが特別なものを求めているのです」と述べ、来年3月にはその答えを出せるようにしたいと付け加えた。
彼の説明によると、価格は数千万円クラスになる可能性もあるという。
主力モデル電動化 モータースポーツは?
アルファ・ロメオはモデルラインナップの更新を進めており、2024年に新たな小型SUVを、そして2025年にジュリアの後継モデルを、2026年にはステルヴィオの後継モデルを発売する予定だ。いずれもEVとなる見通しで、小型SUVはジープ・アベンジャーと構造を共有すると考えられている。
ジュリアの後継モデルは、ブランドの中核をなすスポーツモデルになるとインパラートCEOは言う。電動化により、パワーとパフォーマンスのさらなる向上を目指しているようだ。また、高性能グレードにのみ与えられる名称「クアドリフォリオ」も引き継がれていくという。
2026年のステルヴィオ後継モデル以降は、ロードスター、セダン、ハッチバックなど、複数の新型車が検討されているようだ。「EVへの移行により、デザイン面での可能性が広がりました」とインパラートCEO。
2025年以降、ブランドの主力モデルはすべて電動化され、2027年までに販売するモデルも電動化される予定だ。そのため、トナーレが従来の内燃機関で発売される最後のモデルになるだろう。
「アルファは、(電動モデル)ゼロからゼロ(・エミッション)へと素早く切り替わるでしょう。法律や地球温暖化、地球規模の生態系に関する問題には、代替案はありません」
また、アルファ・ロメオは来年6月末までに今後のモータースポーツ・プロジェクトを明らかにする予定だという。ザウバーとの提携によるF1参戦は2023年末に終了し、ザウバーは2026年からアウディとの提携を計画している。
「ザウバーとはとても良好な関係を築いており、F1における最高の盟友です。わたし達は2022年と2023年に焦点を当てています。次のステップは、世界的な経済状況を鑑みて決定することになります。わたし達は、モータースポーツを継続するつもりです」
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