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可愛さよりも王道をゆく実用車の鑑!? ダイハツ ミラ トコット発売!!

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可愛さよりも王道をゆく実用車の鑑!? ダイハツ ミラ トコット発売!!

 ダイハツから待望の新型軽自動車が登場だ! 2018年6月25日、ダイハツは「ミラ トコット」を発表・発売。実質的にミラココアの後継モデルとなる同車は、ダイハツにとって2017年5月に発売されたミライース以来、約1年1ヶ月ぶりの新型車となる。デザインを見てもわかるとおり、「可愛さ」を全面に押し出したミラココアとは異なり、一見素っ気ないほどのシンプルさが印象的。そのデザインにこそ、ミラトコットの“らしさ”が詰まっている!

文:ベストカーWeb編集部/写真:DAIHATSU

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「安くて安全」はダイハツの良心

ミラココアから一転、シンプルなデザインを採用した新型ミラトコット

 「(可愛すぎて)もう私は乗れないという声もあった。そこで社内の女性社員を集めて『とにかく(若い女性のニーズを)調べてくれ』と」

 とは開発責任者のコメント。ダイハツに従来あったミラココアやライバルのスズキ ラパンは、女性ユーザーをターゲットに“可愛さ”を全面に押し出したデザインを採用。しかし、先述のような声もあり、“よりシンプルで誰もが扱いやすい素のクルマ”をコンセプトに生まれたのがミラトコットだ。

 誰もが扱いやすいクルマを目指すだけあって、安全性も抜かりない。なかでもトピックは、軽自動車初となるサイド&カーテンエアバッグを全車標準装備したこと。このほか歩行者対応も可能な衝突被害軽減ブレーキ「スマートアシストIII」も搭載されている。

1.デュアルSRSエアバッグ、2.SRSサイドエアバッグとあわせて、軽自動車初となる3.SRSカーテンシールドエアバッグも搭載

 それでいて、価格帯は107万4600~142万5600円と、N-BOXなど売れ筋の軽自動車が諸費用込みで200万円に迫るなかで、わかりやすく「安い」。

 初めて車を買うユーザーの多くは安価な中古車が「第一候補」。その中古車と大差ない価格で、より安全な新車を買ってほしい。それが「良品廉価」にこだわる、ダイハツの狙いだ。

 そして、デザインも「シンプルで愛着のわく」がキーワードで、従来のミラココアにあった“可愛さ盛り盛り路線”は、すっかり影を潜めている。デザインの良し悪しはさておき、このデザインを採用した「理由」が実にアッパレなのだった!

デザイン性より「視界の良さ」

斜め後方の視界は写真のとおり。この部分の視界が悪い車が増えた現代において特筆すべきポイントだ

 新型ミラトコットは良好な視界の確保や、つかみやすい車両感覚を実現するため、角度の立ったフロントピラー、水平なベルトライン、スクエアなボディ形状などを採用したことがデザイン上のポイント。

 考えてみれば昨今、車の大型化とともに、特に斜め後方の見切りが悪く、車両感覚がつかみにくい車も増えた。そうしたなかで“デザイン性より視界”を優先した車がどれほどあるだろうか。

 ミラトコットのターゲットは女性のエントリーユーザーというが、このコンセプトは、必ずしも女性だけでなく、様々な自動車ユーザーにメリットがあるもの。

 そう考えると、ミラトコットのデザインは、実に理に適っている。一方で、視界を優先することで失ったものもあるはず。そう思い、開発責任者に話を向けた。

名より実を取ったミラトコット

 「やはり一番は燃費ですね。数字を見ればそれほど凄い数値は出ていません。燃費よりも実用性を優先して開発しています」

 この一言に、ミラトコットという車の方向性が凝縮されているように思う。ミラトコットのJC08モード燃費は29.8km/L(FF車)。一方、基本プラットフォームやエンジンを同一とするミライースは同35.2km/Lという圧倒的な数値をマークしている。

 聞けば、「エンジンそのものも(カタログ上の)燃費より、実用域の扱いやすさを優先した」という。

 燃費よりも視界の良さを優先したデザイン、扱いやすさを優先したエンジン、そして安価な値段設定……“名”より“実”をとったミラトコットは、現代では稀有な存在となった実用車の鑑といえるかもしれない。

徹底して“盛った”部分を削ぎ落したというミラトコット。月販目標台数は3000台

◆ミラトコット 主要諸元
・全長×全幅×全高:3395×1475×1530mm
・ホイールベース:2455mm
・エンジン:直3DOHC、658cc
・最高出力:52ps/6800rpm
・最大トルク:6.1kgm/5200rpm
・JC08モード燃費:29.8km/L(4WD車は27.0km/L)
・最小回転半径:4.4m
・価格帯:107万4600~142万5600円

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