■3リッターターボに匹敵する走行性能を備えた「スープラ2.0」
欧州トヨタは、スポーツクーペ「スープラ」のラインナップを拡大し、2リッター直列4気筒ターボモデルとして「スープラ2.0」を追加すると発表しました。
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2019年に復活した新型スープラは、コンパクトな2人乗りの後輪駆動車で、最適なハンドリング性能を実現するボディサイズを備えた純粋なスポーツカーとして誕生。歴代スープラと「2000GT」というトヨタの伝統を継承しています。
今回新たに追加されたスープラ2.0の2リッターエンジンは、3リッターに比べて100kgの軽量化を図り、これにより動力性能が強化されました。
6気筒に比べて4気筒エンジンはコンパクトな設計となるため、エンジンを車両の中心により近くなるように配置することが可能で、理想的な50:50の前後バランスを確保しやすくなります。これにより応答性や俊敏性など、高いハンドリング性能を実現しました。
ツインスクロールターボチャージャーを備えた2リッターエンジンは、最高出力258hp、最大トルク400Nmを発揮。ローンチコントロールシステムを起動させるとわずか5.2秒で100km/hに到達し、最高速度は3リッターターボエンジンに匹敵する250km/hとなります。
また、標準のオープンディファレンシャルにかわり、スポーツパック(オプション)の一部として、旋回性能と安定性を高めるアクティブディファレンシャルが用意されています。
サスペンションは、フロントにダブルジョイントタイプのマクファーソンストラット、リアにマルチリンクシステムを備えました。
さらに、スポーツパックの一部にはアダプティブバリアブルサスペンションシステムを設定。選択中の走行モードや路面状況に応じて4輪のショックアブソーバーの減衰力を連続的に最適に制御し、走りと乗り心地を高い次元で両立します。
スープラ2.0には、18インチ鍛造アルミホイールが標準装備され、前後のグリップバランスを最適化するため、後輪に大径ホイールとタイヤが装着されています。タイヤはミシュランパイロットスポーツを採用し、サイズはフロントが255/40ZR18、リアが275/40ZR18となります。
標準で装備されるブレーキシステムは、安定した停止性能と優れた制御性を提供する軽量のアルミニウムシステムです。スポーツバックではスポーツブレーキが装着され、スープラのロゴが施された赤いアルミ製のブレンボキャリパーが装備されます。
スープラ2.0の開発に携わったトヨタのマスタードライバー、HERWIG DAENENS氏はユーザーがスープラ2.0で味わえる運転感覚について、「スポーツパックを追加しない仕様でも、『弟」のパフォーマンスにあらゆる面で喜びと驚きを感じることを保証できます』とコメントしています。
さらに、欧州でのスープラ2.0発売を機に、特別モデルとして「富士スピードウェイバージョン」が設定され、200台限定で販売されます。
富士スピードウェイバージョンは、メタリックホワイトのボディカラーに赤いドアミラーを装着。19インチのアルミホイールはマットブラック仕上げとなります。内装は、カーボンファイバー製のダッシュボードと赤・黒のアルカンターラ内装があり、カラーはTOYOTA GAZOO Racingをイメージしました。
また、通常モデルではオプションとなる、アダプティブバリアブルサスペンションやアクティブディファレンシャル、スポーツブレーキシステムを含むスポーツパックと、ナビゲーションシステムとオンラインサービスがリンクしたコネクトパックのすべての機能が標準装備されるのも富士スピードウェイバージョンの特徴です。
※ ※ ※
スープラ2.0の生産は2020年1月から開始されており、3月に欧州の顧客に納車されています。
日本では2019年4月の発売時に、3リッターターボとともに2リッターターボも設定されていますが、海外市場では当初は3リッターターボのみでした。
欧州市場にも2リッターターボモデルを設定することで、さらなる拡販を目指しています。
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みんなのコメント
86サイズの小型スポーツカーに258馬力の直4エンジン積んでMT仕様ならそっちの方が売れるだろうね
割れた顎みたいで