■人気衰えない「アルファード」販売店にはどんな問い合わせがある?
高級ミニバンの代名詞的存在として君臨しているトヨタ「アルファード」。
まもなく新型が登場すると言われているアルファードですが、販売の現場ではどのような状況となっているのでしょうか。
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2015年に現行モデルが登場したアルファードは、2023年現在で発売から7年以上が経過したにもかかわらず、2022年の新車販売台数ランキングでは乗用車全体の10位にランクインするなど好調を維持しています。
一方、2023年4月現在では、すでに新車のアルファードを購入することは困難な状態となっているようです。首都圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。
「現行のアルファードは、2022年夏頃より新規の受注をストップしています。
すくなくとも近隣店舗では在庫車もほぼ存在しないため、新車で購入することは事実上不可能かと思います」
一方、新型アルファードに対するユーザーからの問い合わせは少なくないようです。
前出のトヨタ販売店担当者も「アルファードというクルマの人気の高さを感じる」としたうえで、次のように続けます。
「アルファードについてのお問い合わせのなかで最も多いのは、夏頃にフルモデルチェンジするという噂によって、次期モデルの発売時期についてです。
やはり、いち早く手に入れるために発売と同時に注文をしたいというお客様が多いようです。
反対に、グレードや機能の詳細についてのお問い合わせはそれほど多くはありません。
お問い合わせをいただくお客様のなかには、すでに現行アルファードをお乗りの人も多いため、アルファードに対する信頼感が強いのだと思います。
また、価格についてもそれほど多くのお問い合わせはいただいていない印象です。
この点についても、『アルファードなら多少高くなってもかまわない』というお客様が多いのかもしれません」
次期モデルとなる新型アルファードについて、現時点ではトヨタからの公式なアナウンスはありませんが、ユーザーの間ではすでに「いち早く手に入れたい」という希望が出ているようです。
■レクサス新型「LM」と比較検討する声はナシ…そのワケは?
2023年4月にはレクサスの新型「LM」が世界初公開され、さらには2023年秋の日本導入が発表されています。
新型LMが登場すれば、高級ミニバンとしての絶対的な立ち位置が変化する可能性が高いアルファードですが、販売の現場でも新型LMの影響は見られるのでしょうか。
前出のトヨタ販売店担当者は次のように話します。
「ここまで、新型アルファードと新型LMを比較検討されているというお客様はまだ見えていません。
新型LMが世界初公開されてからまだ日が浅いということもあるとは思いますが、そもそも両車が競合することはほとんどないのではないかと考えています。
両車の価格はまだ明らかになっていませんが、『ランドクルーザー』と『LX』の関係から推測すると、価格差はおよそ2倍になると予想します。
これほどまでに価格差があると、比較検討の対象から外れることは間違いありません。
実際、ランドクルーザーとLXで迷われているお客様はほとんどいらっしゃいません。
また、メーカー側も、新型アルファードと新型LMの競合を避けるために明確にターゲットを分けると思われるため、実際にはまったく異なるユーザー層になるのではないでしょうか」
※ ※ ※
現行アルファードは、圧倒的なリセールバリューの高さが人気を支えています。
現行アルファードの中古車相場が高止まりしている背景には、多くの個体が東南アジアやオーストラリアなどへと輸出されていることがあると言われています。
一方、新型アルファードは、これまで以上に海外へと積極展開されるというウワサがあります。
もし新型アルファードが東南アジアやオーストラリアなどでも正規販売されることなれば、日本の中古車市場から輸出する必然性がなくなるため、中古車価格も低下していくと見られます。
実際、新型アルファードの登場が秒読み段階になるにつれて、現行アルファードの中古車価格も落ち着きを見せています。
新車以上の価格で販売されることも珍しくなかった現行アルファードですが、噂通りに次期モデルが登場した場合に中古車価格がどのように変化するのかにも注目が集まっています。
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みんなのコメント
使い勝手も良いし、ミニバンとしては最高なんだよなぁ。
他にこれと言った車も見つからない位に良い車だった。
人気が出る理由は分かる。