現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > レクサス並みの620万円!? トヨタ「ハリアー」史上最高額のPHEVが「高すぎる!」ともいえない訳

ここから本文です

レクサス並みの620万円!? トヨタ「ハリアー」史上最高額のPHEVが「高すぎる!」ともいえない訳

掲載 20
レクサス並みの620万円!? トヨタ「ハリアー」史上最高額のPHEVが「高すぎる!」ともいえない訳

■620万円のハリアー PHEVの魅力は?

 高級クロスオーバーSUVの先駆者として、1997年に登場したトヨタ初代「ハリアー」は、現在に至るまで高い人気をキープし続けています。

【画像】メッシュグリルが最上級の証! 新型ハリアーPHEVの“ギラ顔”カスタム早くも登場!(18枚)

 現行モデルは2020年6月にフルモデルチェンジした4代目。当初のコンセプト通り、高級感を感じさせる内外装のデザインを持ちながらも、デビュー時は300万円を切ったリーズナブルな価格設定も人気を維持している理由のひとつであることは間違いないところでしょう(現在、エントリーグレードは312万8000円に変更)。

 その一方、2022年10月に実施された一部改良のタイミングで新たにラインナップに加わったプラグインハイブリッド仕様(以下、ハリアー PHEV)の価格はなんと620万円と、歴代ハリアーのなかでも群を抜いて高額なモデルとして登場しました。

 これはレクサス「RX(3代目)」も射程圏内になるほどの高価格となっており、ハリアーハイブリッドの最上級グレード「Z “Leather Package”」のE-Four(4WD)モデルよりも100万円以上高くなっているのです。

 とはいえ、共通するプラットフォームを持つプラグインハイブリッド車であるレクサス「NX450h+」が714万円から、トヨタ「RAV4 PHV」が563万3000円というプライスタグとなっていることを考えれば、ハリアー PHEVが極端に割高であるともいえません。

 首都圏のトヨタディーラーの販売スタッフによると、ハリアーを購入するユーザーは価格以上に高級に見えるという点に惹かれて購入するユーザーも多いそうです。

 一方で、上級グレードをチョイスし、そこにさらにディーラーオプションで用意されているエアロパーツなどを盛りだくさんでチョイスするユーザーも珍しくないとのこと。

 そうなるとエアロパーツだけでプラス30万円から40万円、アルミホイールとタイヤセットでさらに40万円、さらに内装のオプションなども追加していくとあっという間にハリアー PHEVの価格に近い総額となってしまいます。

 なかにはディーラーオプションのものだけでなく、アフターメーカーのパーツをチョイスする人もいるようですが、そういったユーザーに共通するのは、「他人と同じはイヤ」、「自分らしさを演出したい」という意向で、人気の高いハリアーだけにその気持ちがより強く出るということのようです。

 そう考えると、ハリアー PHEVはそういった志向のユーザーにはまさに打ってつけ。

 さらに18.1kWhという大容量の駆動用バッテリーを搭載し、EV走行距離は満充電で93km(WLTCモード)と、日常使いであれば一度もエンジンを始動させることなくこなせてしまうほどの航続距離を誇っている点も、通常のハリアーとは異なる点だといえるでしょう。

 またスペック的にもシステム出力163kWのハリアー ハイブリッドに対し、ハリアー PHEVは225kWと大きく上回っており、ハイブリッド仕様では味わうことができない豪快な加速感を楽しめるのも魅力といえそうです。

 ハリアー PHEVは残念ながら急速充電には対応していませんが、現在ではディーラーやショッピングモールなどの施設などにも200Vの普通充電設備が備わっていることも多く、プラグイン“ハイブリッド”モデルであるため、ガソリンさえ入っていれば問題なく走行可能。

 専用の内外装デザインやパワフルな動力性能のために、あえてプラグインハイブリッドを選ぶというユーザーも少なくないのではないでしょうか。

こんな記事も読まれています

一般車両侵入でSS12中止のラリージャパン、主催者に約800万円の罰金! 執行猶予付き1600万円の追加罰金も
一般車両侵入でSS12中止のラリージャパン、主催者に約800万円の罰金! 執行猶予付き1600万円の追加罰金も
motorsport.com 日本版
日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
くるまのニュース
新型3列シート電動SUV『アイオニック9』正式発表、充電中は4人が広々休憩も…ロサンゼルスモーターショー2024
新型3列シート電動SUV『アイオニック9』正式発表、充電中は4人が広々休憩も…ロサンゼルスモーターショー2024
レスポンス
全国に「警察軽トラ」配備へ なぜ? 警察庁初の取り組み、理由は? ダイハツ製61台を24年度中に導入! 各都道府県警察で運用
全国に「警察軽トラ」配備へ なぜ? 警察庁初の取り組み、理由は? ダイハツ製61台を24年度中に導入! 各都道府県警察で運用
くるまのニュース
転倒時にバイクを守る! エンジンガードは装着した方がいいのか?
転倒時にバイクを守る! エンジンガードは装着した方がいいのか?
バイクのニュース
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
レスポンス
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
motorsport.com 日本版
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
くるまのニュース
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
バイクのニュース
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
ベストカーWeb
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
WEB CARTOP
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
日刊自動車新聞
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
AutoBild Japan
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
くるまのニュース
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
VAGUE
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
motorsport.com 日本版
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
くるまのニュース
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース

みんなのコメント

20件
  • 高い。
  •  PHVは、短距離ではEVのような使い方もできるがHVの延長線上という考えの人には高いと感じるだろう。
     ただ、バッテリーの容量が大きくなり、モーターも高出力に対応できる場合、その車はある意味普通車に対する「ターボ仕様」のようにも考えられる。従来のガソリン車であれば燃費は悪化したが、PHVの場合はむしろ良くなってしまう。また、ターボでなくともエンジンの排気量を増大させる場合もやはり燃費は悪化する。
     そう考えると、PHV化は「燃費の良いターボ仕様」と言える。「ターボ仕様」を志向する人は、多少値段が高くても買うわけで、もちろん燃費などは寛容な人達。いくらEVの電費が良いからといっても、テスラなどは車両価格でペイできない場合がほとんど。「異様に燃費の良いターボ仕様」というのがPHVなのではないか?

     それにしても、GRヤリスからこのPHV、はては水素車のミライまで作っているトヨタ。怖いくらい全方位。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

312.8453.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8674.8万円

中古車を検索
ハリアーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

312.8453.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8674.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村