IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のシリーズ内耐久カップ“ミシュラン・エンデュランス・カップ”に参戦しているフォルテ・レーシングは、来月デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されるロア・ビフォア・ザ・ロレックス24(公式プレシーズンテスト)とロレックス24・アット・デイトナ(開幕戦デイトナ24時間レース)で、チームにサンディ・ミッチェルが参加することを明らかにした。
ランボルギーニのファクトリードライバーであるミッチェルは北米耐久シリーズの開幕戦で、GTDクラスにエントリーしているフォルテ・レーシングのランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2に乗り込み、ミーシャ・ゴイクベルグ、デブリン・デフランチェスコ、同じくランボルギーニワークスドライバーであるロリス・スピネッリの3名と78号車のステアリングをシェアする予定だ。
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ミッチェルは23歳と若いが、スパ24時間レースでは2度のクラス優勝を飾るなど耐久レースで成功を収めてきた。また、2020年にはブリティッシュGT選手権でシリーズタイトルを獲得。翌年はシリーズ3位、2022年は同2位と3年連続でトップ3を記録した。そんななかスコットランド出身の彼は、2021年にランボルギーニ・ファクトリードライバーに就任している。
彼にとってデイトナ24時間レースへの参戦は2024年大会が2度目。フォルテ・レーシングからの出場は今回が最初のチャレンジとなる。
「デイトナのためにフォルテ・レーシングに加わることになり、とても興奮している」と語ったミッチェル。
「この素晴らしいレースには過去に一度出場したことがあるが、レースウイークエンドの雰囲気とオントラックのアクションが同じくらい印象的なので、グリッドに戻ってこられることに興奮している」
「素晴らしいドライバーラインアップが揃っていると感じているし、昨シーズンのチームの進歩から目を離すことなく、総合的なパッケージは非常に強力なものになると思う。チームメイトやクルーに会うのが待ちきれないし、レース当日に力強いリザルトを出すために努力したい」
ミッチェルの起用を発表したフォルテ・レーシングはこれと同時に、2024年シーズンに向け、特徴的なマシンカラーリングも披露した。
ウラカンGT3エボ2に施される主にグリーンとパープル、そしてブラックで構成されたアシンメトリーのリバリーは、IMSAシリーズのスポッターガイド製作も手掛けるグラフィック・デザイン・アーティストのアンディ・ブラックモアとチームオーナーのシェーン・セネビラトネによってデザインされたもので、配色こそ似ているものの日本の某有名アニメ作品とは直接の関係はないようだ。
いずれにしてもグリッドで注目を集めそうな新しいマシンカラーリングについて、チームマネージャーのマイケル・ハービーは次のように語った。
「デイトナを皮切りに私たちの“スプリット・パーソナリティ(二重人格)”のカラーリングを生かすことに興奮している。晴れた日中から暗い夜にナビゲートするには、完璧なイベントのように思う」
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