初代(NA)ロードスターの特別仕様、限定モデル、追加モデルなどを紹介するこの連載企画の第8弾は、1995年2月に限定車1000台で発売された「Rリミテッド」だ。
赤いインテリアに魅了されたファンの声に後押しされて再登場
【特別なロードスターNA編07】で紹介したロードスター初の紺色ボディカラー「サテライトブルーマイカ」を採用し、ソフトトップも同色とした「Gリミテッド(1995年1月)」は、200万円を切る魅力的な価格もあって高い注目を集めた。それから遅れることわずか1カ月後、ボディカラーは同じ「サテライトブルーマイカ」だが、インテリアを赤で統一した「Rリミテッド」が限定1000台で登場した。
【くるま問答】トヨタ2000GTのサイドにある四角い部分には、いったい何が入っているのか?
強烈なインパクトを放つまっ赤なインテリアは、1993年1月にブラックボディで登場した限定車「Sリミテッド」が最初になる。ロードスターファンをはじめとするクルマ好きの間で話題となり、当時購入できなかった人たちから再販を要望する声が多く聞かれた。それに応えるように「まっ赤なインテリアの限定車第2弾」として「Rリミテッド」が登場したのだ。
しかし、ボディカラーは前回のブラックではなく、濃紺の「サテライトブルーマイカ」を採用した。この色は一見すると黒系色に見えるが、深みのある紺色が黒とは違ったエレガントな見た目を演出したことで人気となった。これに合わせてソフトトップも紺色を採用した。このコーディネートにまっ赤なインテリアを組み合わせたことで、オープンスタイルでの注目度はスーパーカーに引けを取らないほど輝いていた。
さらにウッドタイプのステアリングとシフトノブ、サイドブレーキを組み合わせたことで、これまでにないほどの高級感をロードスターに持たせ、新たな魅力を引き出した。
BBS製15インチアルミホイールがワンランク上の風格を演出
これまで登場した限定モデルの傾向として「Jリミテッド(1991年8月、800台)」や「Gリミテッド(1995年1月、1500台)」のように、ドレスアップ効果をねらったものと、「Sリミテッド(1993年1月、1000台)」や「RSリミテッド(1994年9月、500台)」のように走行性能を追求した2種類に分けられる。そして今回紹介する「Rリミテッド」は、これらをミックスさせた「いいとこ取り」のモデルなのだ。
まずRリミテッドは、以前紹介したRSリミテッドと同様に、軽量フライホイールと4.300の最終減速比を搭載することで、加速性能を一段と向上させている。実はこれらは、これからこの連載企画で登場する予定のロードスターの「シリーズ2」へと続く商品改良を一部先取りしたメニューだったのだ。
そして特別装備のBBS製15インチアルミホイールは、バネ下荷重の軽減に貢献し、タイヤはブリヂストン「ポテンザRE010」を装着したことで、高いグリップ力と操縦安定性を手に入れスポーツカーらしいレベルの高い走りを実現した。さらにトランスミッションは5速MTのみとするなど、スポーツカーファンを虜にした。
まっ赤なインテリアとブラックボディが、いま蘇る
見た目のインパクトとキビキビとした走りのどちらも楽しめるぜいたくな限定モデル「Rリミテッド」は、バブル崩壊後の経済情勢を考慮して217万5000円という魅力的なプライスが設定され、初代ロードスターの限定仕様を代表するモデルになった。それを表すように2020年4月頃に、フランスマツダから「ユーノスエディション」と称した限定110台のまっ赤なインテリアとブラックボディのNDロードスターが登場する。残念ながら日本では発売されない。
新車価格(当時)
●217万5000円:5速MT
Rリミテッド装備リスト
●専用色サテライトブルーマイカ
●紺色系ソフトトップ
●赤の本革シート、ドアトリム、インパネの一部、フロアマット
●ナルディ製ウッドステアリングホイール、シフトノブ
●ウッドパーキングブレーキ
●最終減速比の変更(4.100→4.300)
●BBS社製15インチホイール
●ブリヂストン ポテンザRE010(195/50R15)
マツダ ユーノスロードスター(NA型) 主要諸元
●全長×全幅×全高:3970×1675×1235mm
●ホイールベース:2265mm
●重量:990kg
●エンジン型式・種類:BP-ZE・直4 DOHC
●排気量:1839cc
●最高出力:130ps/6500rpm
●最大トルク:16.0kgm/4500rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:195/50R15
[ アルバム : ロードスター Rリミテッド はオリジナルサイトでご覧ください ]
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